仔羊の巣 の商品レビュー
内容(「BOOK」データベースより) 僕、坂木司とひきこもりの友人、鳥井真一との間にも、変化の兆しはゆっくりと、だが確実に訪れていた。やがていつの日か、友が開かれた世界に向かって飛び立っていくのではないか、という予感が、僕の心を悩ませる。そんな僕の同僚、吉成から同期の佐久間恭子の...
内容(「BOOK」データベースより) 僕、坂木司とひきこもりの友人、鳥井真一との間にも、変化の兆しはゆっくりと、だが確実に訪れていた。やがていつの日か、友が開かれた世界に向かって飛び立っていくのではないか、という予感が、僕の心を悩ませる。そんな僕の同僚、吉成から同期の佐久間恭子の様子が最近おかしい、と相談されたり、週に一回、木工教室の講師をするようになったという木村さんからの誘いで、浅草に通うことになった僕たちが、地下鉄の駅で駅員から相談を受けたり、と名探偵・鳥井真一の出番は絶えない。さらには、僕の身辺が俄に騒がしくなり、街で女の子から襲撃されることが相次ぐ。新しく仲間に加わった少年と父親との確執の裏にあるものとともに、鳥井が看破した真実とは…?『青空の卵』で衝撃のデビューを飾った坂木司の第二作品集。
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またまた新キャラが登場。 前作も色々いいキャラがいましたが、今回もまたお友達が増えました! 鳥井や高校生らが変わっていく姿がほほえましい。 そして、坂木が本当にいい人。 彼の優しさが色々な人をむずびつけているんですね。
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引きこもり探偵シリーズの第2弾。 前作同様、鳥井と坂木の“離れられない仲良しコンビ”が活躍。 (この二人のベッタリぶりは、やっぱりちょっと気持ち悪いのだが) 坂木が事件を持ち込んできて、鳥井が解決するというスタイルだ。 引きこもりの鳥井がごくごく少ない情報だけで 見事に...
引きこもり探偵シリーズの第2弾。 前作同様、鳥井と坂木の“離れられない仲良しコンビ”が活躍。 (この二人のベッタリぶりは、やっぱりちょっと気持ち悪いのだが) 坂木が事件を持ち込んできて、鳥井が解決するというスタイルだ。 引きこもりの鳥井がごくごく少ない情報だけで 見事に事件の本質を突いたり、 別々の事柄が、ひとつの事件に発展して行ったり そんな偶然ってありえないだろう!と突っ込みたくなるが ストーリーの優しさや温かさにはホッとできて安心する。 中でも“銀河鉄道を待ちながら”はとても良い話だった。 そして、何より魅了されるのが、鳥井の作る本格的な料理の数々。 ハヤシライスや豚しゃぶ・・本当に美味しそうで、空腹時に読むと堪える(笑)
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>「私ね、そこにたどり着くまでの道のりが大切だ、とか言う人間って信用できないの。だって結果が欲しいからがんばるわけで、たどり着けなきゃ、ふり返る余裕だってないはずだもの。だからどんな手を使ってでも、とにかく結果をわしづかみにしようとする人って好きなの。」 「司は、いい子だ...
>「私ね、そこにたどり着くまでの道のりが大切だ、とか言う人間って信用できないの。だって結果が欲しいからがんばるわけで、たどり着けなきゃ、ふり返る余裕だってないはずだもの。だからどんな手を使ってでも、とにかく結果をわしづかみにしようとする人って好きなの。」 「司は、いい子だねぇ」 「優しくしてあげればいいんだよ。困っている人には、声をかけてあげればいい。なに、簡単なことじゃないか。一番近くにいるひとからはじめて、まだ手が届くようだったら、もう少し先の人に優しく。そういう風にしていけば、いつか遠くにも届くだろう?」 今年の1冊目。 坂木司の本は、やさしい気持ちになれる本。 だけど、甘やかされたふにゃふにゃではなくて、ちゃんと芯の通っている、きびしさもある感じ。 その中の、ふんわりした優しい雰囲気がとてもいいな。 丁寧な人間関係がとてもいい。
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優しい人ばっかりやホンマ…。 とはいえど見え隠れする人の悪意。 然り気無い善意に気付ける人間になりたい。
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ひきこもりの鳥井くんと坂木くんの物語。第2作目。 人間関係について考えさせられる作品です。 続編が楽しみ。
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前作読んでホモホモ言っていたら、今作で主人公たちが全力否定していて笑ってしまいました。 火の無いところに煙は立たず、やっぱり疑惑があるんだね。 段々とこの世界観に慣れてきて、面白いと思い始めてきた自分がちょっと嫌です。 心が汚いから、純粋なものを直視できないのかなぁ。 ...
前作読んでホモホモ言っていたら、今作で主人公たちが全力否定していて笑ってしまいました。 火の無いところに煙は立たず、やっぱり疑惑があるんだね。 段々とこの世界観に慣れてきて、面白いと思い始めてきた自分がちょっと嫌です。 心が汚いから、純粋なものを直視できないのかなぁ。 反省。
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「青空の卵」の続編。前作に引き続き、物語り全体に温かい雰囲気が漂っています。 坂木君おかげで鳥井くんもだんだん外との関わりを持てるようになってきていて、微笑ましいです。 「想像力が足りねぇんだよ。自分のしたいことばっか考えて、他人がどうなるかなんて考えちゃいない。」 鳥井くんの、...
「青空の卵」の続編。前作に引き続き、物語り全体に温かい雰囲気が漂っています。 坂木君おかげで鳥井くんもだんだん外との関わりを持てるようになってきていて、微笑ましいです。 「想像力が足りねぇんだよ。自分のしたいことばっか考えて、他人がどうなるかなんて考えちゃいない。」 鳥井くんの、荒っぽい言葉遣いの中の温かさが伝わってきます。
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面白かったです。食べ物がおいしそうだった・・・。出てくる人みんな好きになりました。こんな人たちばかりだったら何をするにも楽だろうなぁ(笑)とか何とか言いつつ青空の卵を読まずに先に読んでしまったから、今度は青空の卵を読みたいです。
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僕、坂木司とひきこもりの友人、鳥井真一との間にも、変化の兆しはゆっくりと、だが確実に訪れていた。やがていつの日か、友が開かれた世界に向かって飛び立っていくのではないか、という予感が、僕の心を悩ませる。そんな僕の同僚、吉成から同期の佐久間恭子の様子が最近おかしい、と相談されたり、週...
僕、坂木司とひきこもりの友人、鳥井真一との間にも、変化の兆しはゆっくりと、だが確実に訪れていた。やがていつの日か、友が開かれた世界に向かって飛び立っていくのではないか、という予感が、僕の心を悩ませる。そんな僕の同僚、吉成から同期の佐久間恭子の様子が最近おかしい、と相談されたり、週に一回、木工教室の講師をするようになったという木村さんからの誘いで、浅草に通うことになった僕たちが、地下鉄の駅で駅員から相談を受けたり、と名探偵・鳥井真一の出番は絶えない。さらには、僕の身辺が俄に騒がしくなり、街で女の子から襲撃されることが相次ぐ。新しく仲間に加わった少年と父親との確執の裏にあるものとともに、鳥井が看破した真実とは…?
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