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経営パワーの危機 の商品レビュー

4.5

118件のお客様レビュー

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2020/11/22

実際に似たような環境に置かれた時に、先輩から紹介してもらった本。 フィクションながら、実話を元にしている為、生々しさや臨場感がすごい。 この本の主人公の様にはなれなかったし、失敗も沢山してしまったが、 勇気と知恵をもらった一冊。

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2020/09/21

売り上げ数十億円の部門の技術開発グループのリーダーとして、部門の組織課題について今色々考えており、その時に少し歳上の別部門リーダーから勧めて頂きました。 すごく面白いし、とてもためになりました。 完璧とは言えないが、戦略立案能力の優れたミドル社員が、赤字会社の再建という初めての...

売り上げ数十億円の部門の技術開発グループのリーダーとして、部門の組織課題について今色々考えており、その時に少し歳上の別部門リーダーから勧めて頂きました。 すごく面白いし、とてもためになりました。 完璧とは言えないが、戦略立案能力の優れたミドル社員が、赤字会社の再建という初めてのトップとしての経験を積み、試行錯誤しながら黒字化、事業拡大を進めていくストーリー。自分と年齢的にも立場的にも近いミドル社員の奮闘は、大きな成功をおさめた経営者の金言とは異なり、自分の半歩、一歩先を疑似体験しているような感覚で、リアルに頭と心に刺さりました。 腹を割って素直にさらけ出し、ベテランの部下への言い方や言うタイミングを考え、わかりやすく比喩を用い、思考統一化のために図表を効果的に用い、アーリーサクセス、マイルストーン達成による一体感の醸成など、参考になるところがたくさんありました。 優秀なミドルは、部門が手放してくれないなど、実務的な理由で頻繁に異動できない状況にあるかもしれません。そういった多彩な経験を積むことが難しいミドルに、特におすすめです(経営のシミュレーション、モチベーションアップとして)。 30代後半、今の立場というベストなタイミングで、ベストな内容の本を紹介頂いたと思います。別部門のリーダーに感謝したいです。

Posted byブクログ

2020/08/19

発刊から17年経った今でも通用するビジネスの名著。 企業の再生から成長期における戦略的思考法等が惜しみなく学べます。ドラマ形式は一気読みしやすいですね。

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2020/06/28

売上10億程度で潰れそうな企業の再建物語。 まずは赤字を無くすために社内のビジネスフローで徹底的に可視化し、基本的なビジネスフローを再構築する。 その中で、自社の強みである技術力の高さを活かせる製品を活かした営業戦略を構築して、多少の売上減少は許容して利益率重視にする。 要は、...

売上10億程度で潰れそうな企業の再建物語。 まずは赤字を無くすために社内のビジネスフローで徹底的に可視化し、基本的なビジネスフローを再構築する。 その中で、自社の強みである技術力の高さを活かせる製品を活かした営業戦略を構築して、多少の売上減少は許容して利益率重視にする。 要は、収益性改善に着手する所から始める。 その次は成長戦略、すなわちトップラインの向上のために、強みを活かす新商品開発とセグメンテーションから営業戦略までを徹底する。その先には拡大に向けて、提携も視野に入れた時間軸の短縮も視野に入れた戦略立案。 ここに来る過程では、次の経営人材育成も視野に入れて、特に拡大フェーズでは社長から役員への大きな権限委譲も行われる。 ビジネスの基本ではあるけど、どんな順番でどんな事をしていくべきかが、簡潔に書かれていて面白い。

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2020/04/23

ミスミ社長が手掛ける企業人なら全員読むべき名著。これが1994年に日本経済新聞社から発刊されているのが凄い、全く色褪せない内容で大変勉強になるので。30-40代前半で尊敬できる経営者の下で経営的試練に立たされ成長することが重要と説き、ストーリー仕立てで一介のサラリーマンが経営者と...

ミスミ社長が手掛ける企業人なら全員読むべき名著。これが1994年に日本経済新聞社から発刊されているのが凄い、全く色褪せない内容で大変勉強になるので。30-40代前半で尊敬できる経営者の下で経営的試練に立たされ成長することが重要と説き、ストーリー仕立てで一介のサラリーマンが経営者として育つまでを描く。 以下、読書メモ。 課長と社長の違い 目線の高さ、トンビみたいにはるか上空に飛び上がりかなり先の地形まで読むつもりで見渡さないと自分のしていることが当たっているのかどうか心配になる。 我々のビジネス人生で理想的なことは30-40代の前半にかけて尊敬できる経営者の下で一緒になって大きな経営的試練に立たされ鍛えられある程度の経営感覚を身につけることだ。 その第一ラウンドの修練を経て40-50代でもう一回今度は本当にトップに立つ。この第二ラウンドが勝負の場になる 花王→トップからボトムまでデータにこだわり、成功しても失敗しても反省を繰り返す。 会社全体で失敗の擬似体験を蓄積するカルチャーを作ったから 年齢と共に選択肢が減っていく人生は辛い。高値のつく選択肢を持つ人をプロという。 クールな戦略性とホットなリーダーシップを兼ね備えていなければならない。 現代のリーダーは人間劇を演じるだけでは成り立たず、かといって戦略論に頼りすぎれば空欄に堕する。重要なことはクールな戦略がホットな集団を作ること。 つまり戦略が内容的に有効であると同時に社内の人々を熱くするシナリオが提示されていなければならない。 リーダーはあえてリスクを追い続けなければならない。リスクを負うということはその先に必ず死の谷が横たわっており、下手をすれば自分が失敗して谷に落ちることもありうるということだ。 自分はチャレンジをせずに他人の評論ばかりをしている連中が何を言おうが失敗しても前に進み続ける者の方がたとえ失敗してもよっぽど立派じゃないか。私はそんな開き直った心境である。自分の会社の閉塞打開に没頭し、高いリスクをものともせずに次の飛躍に向かって走り続ける人が増えることがこの日本を再生させる抜本対策に

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2020/04/22

内容はストーリーになっているが、長々とわからない単語が書かれていて、自分の勉強不足かもしれないのだが、読むのに大変苦労した。

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2020/02/22

◯得たいもの 主人公と自分を投影し、現実にできることを持ち帰る 三枝シリーズまじでおもろい。 またしても主人公と自分を重ね合わせやすい。 今回一番刺さったのは、経営者として大切なことは 会社の「らしさ」(未来への夢)と目の前の赤字減らしをどう両立させるのかだという言葉。 ど...

◯得たいもの 主人公と自分を投影し、現実にできることを持ち帰る 三枝シリーズまじでおもろい。 またしても主人公と自分を重ね合わせやすい。 今回一番刺さったのは、経営者として大切なことは 会社の「らしさ」(未来への夢)と目の前の赤字減らしをどう両立させるのかだという言葉。 どっしり構えて数年後の夢を描き、会社の強みを伸ばし続けることは自分はまだまだ足りないと感じた。 まだまだ戦略性で精一杯。 一方既存事業を成長曲線に乗せることが自分のミッションだと 勝手に思っているので、タイミング次第かなとも思う。 ただ、局所局所のジャッジで、過去この基準でジャッジできていないことがあったので、それは反省して、次に進みたいと思う。

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2019/12/23

戦略プロフェッショナルに続き、再読。 やはり、学生時代に読んだ1回目とは、吸収力が全然違う。 あの時は、感じれなかったこの本の「すごさ」が今回もひしひし伝わってきます。 というより、まだ消化不良感もあり、おそらくそれは自分の経験値が蓄積され切っていないからだろうと思われる。 ...

戦略プロフェッショナルに続き、再読。 やはり、学生時代に読んだ1回目とは、吸収力が全然違う。 あの時は、感じれなかったこの本の「すごさ」が今回もひしひし伝わってきます。 というより、まだ消化不良感もあり、おそらくそれは自分の経験値が蓄積され切っていないからだろうと思われる。 自分が経営者になって、経緯の現場で七転八倒したとき初めて、 この本の本当の価値が分かるような気がします。 そういった意味で、自分はまだまだこれから。 この本は、もう一度読まないといけないような気がする。 (そのときに、★×5になるはず。)

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2019/11/26

著者書籍の特徴として、自身の経験を架空の登場人物に置き換えて、読者がリアリティー持って理解しやすいよう工夫している点である。

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2019/10/30

前作「戦略プロフェッショナル」ではセグメンテーションのパワーが主に語られていたが、本作では主に ・経営者の器やありがちな失敗、どこが正念場か   といったエモーショナルな面と、 ・事業再生する際の戦略   といった理論面 について語られている。 時間を制約条件と捉え、戦略的にど...

前作「戦略プロフェッショナル」ではセグメンテーションのパワーが主に語られていたが、本作では主に ・経営者の器やありがちな失敗、どこが正念場か   といったエモーショナルな面と、 ・事業再生する際の戦略   といった理論面 について語られている。 時間を制約条件と捉え、戦略的にどのように打ち手を選択するか、誤った場合にどこまで我慢するか、どこまで噂に左右されずに邁進するか、どこまでいくと慢心になるのか。 経営者を経験したことがないと語ることのできないドラマが描かれている。

Posted byブクログ