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白い巨塔(第5巻) の商品レビュー

4.4

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    77

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

    17

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2014/11/25

ついに読み終わってしまいました。最終巻は特にあっという間でした。面白かった。 現代なら抗ガン剤やインフォームドコンセントの考え方は違うのでしょうが、やはりこの頃と変わらず医療を巡る問題は山積していると思います。色々と考えさせられる内容でした。 裁判の後の展開もすごかった。圧巻です...

ついに読み終わってしまいました。最終巻は特にあっという間でした。面白かった。 現代なら抗ガン剤やインフォームドコンセントの考え方は違うのでしょうが、やはりこの頃と変わらず医療を巡る問題は山積していると思います。色々と考えさせられる内容でした。 裁判の後の展開もすごかった。圧巻です。 面白すぎて、次に何を読めばいいのか悩んでしまうような作品でした。

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2015/07/15

さすが、不朽の名作といったところか。 病院だけではなく、大学内の権力闘争、裁判と。 たくさんの要素が複雑に絡み合う。 このはなしが、文学部を舞台に~などでは大分難しいだろう。 テーマのチョイスも素晴らしい、 このあとで、動画サイトで田宮二郎版をみるとまさしく財前がそこにいた。

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2014/08/25

あまりにも名誉を欲しすぎると道を踏み外す…。それにしても、医者というのは大変な職業だ。尊敬に値する。

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2014/06/27

重たくて重たくて、読み終わるのにえらい時間がかかった。読後感がわけ分からん。すごい。ほんとすごい。 ただ、昼飯食いながら読む本じゃない。胃の全摘…カルジアクレブス…腹部を正中切開…なんて文章を読みながら食べる唐揚げの味ときたらもう。

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2014/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の作風は変わらず、善と悪が鮮明であって決して交わることはない。里見と財前の息詰まる対立の果てに、いくらかでも歩み寄りという結末があってくれたらと願う。

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2014/03/27

里見助教授の失脚で一度は3巻で終わった物語。 後味は良くないが、物語としては余韻の強さが印象的だった。 4、5巻は財前教授が崩れていく。 単純な勧善懲悪ものっぽくなり少し残念。 ある意味、財前氏にも理があるところが考えさせる作品。

Posted byブクログ

2014/03/01

全5巻の完結編。 控訴審に敗れた財前教授は、即刻最高裁へ上告。 だけど、末期進行がんであっさり死んでしまいました。 うん。 一気に読みたくなるお話で、最後まで勢いがあって楽しめたよ。 でも、なんだかスッキリしないようなしたような結末だねぇ…。

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2013/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山崎豊子シリーズひとまず終わり。 読みごたえがあって良かった。特に白い巨塔は私の生まれた年の作品でとても40年近く前とは思えない素晴らしい出来だと思います。

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2017/06/04

232 本書が刊行されたのは1965年。当時は今ほど医事裁判はなかった。なのにこのリアリティー。加えて、著者が医療関係には全く素人であるというのに、綿密に取材され出来あがった本書。凄いとしか言いようがない。 同著者、読了2作目。

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2013/10/29

環境に左右されない確固たる自分自身を持った生き方に勝るものはない、里見医師。 対照的に、毀誉褒貶に振り回され、名誉と欲望を求め続けた財前医師。 環境に適応することを目的に生きるのか、それとも使命に生きるのか。 自分に甘く生きるのか、自分に厳しく生きるのか。 一番大事なものは自分...

環境に左右されない確固たる自分自身を持った生き方に勝るものはない、里見医師。 対照的に、毀誉褒貶に振り回され、名誉と欲望を求め続けた財前医師。 環境に適応することを目的に生きるのか、それとも使命に生きるのか。 自分に甘く生きるのか、自分に厳しく生きるのか。 一番大事なものは自分か、それとも自分以外の何かか。 周囲には利害に群がる人間か、それとも心から信頼し支えてくれる人間か。 花森ケイ子 「あの人はすごい人やわ、もっさりした服装をしてぼさっとしてはるけど、心の厳しさというのか、何か侵しがたいものごあるわ、私みたいにどんな一流会社の社長にも、有名人にも体をはって、操縦しようと思えばできないことのない人間でも、あの人だけはどうにも歯が立たへんわ、だから、あんたも誰に勝っても、最後は里見さんには勝てないのと違うかしらー」 弱い自分に打ち克てる人こそ、最も強き人なのだろう。

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