1,800円以上の注文で送料無料

恍惚の人 の商品レビュー

4.2

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    76

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/04/04

高校時代に読みました。ずいぶんと先の年代の話ではありましたが、とても参考になり、人生をいろいろと考えさせられました。

Posted byブクログ

2009/10/13

人が○○問題について考えるとき、通常ならば自分自身を蚊帳の外におくものだ。それを「批判」という。自分自身を含める場合は「批評」である。 老人問題について、それを単に客体化された「問題」としてでなく、それを誰もがいつかは直面する自分自身の問題として「批評する」、苦くも暖かい作品。

Posted byブクログ

2009/10/07

ある日突然、舅が呆けてしまった。 その舅と母の物語。  この本が書かれたのが、1972年。 今、2008年。 今の老人介護問題の解決度合いはこの時の問題となんら変わってない、んじゃないかって思いますな。 この家族と舅とのやりとりがリアルに感じられて、妙に現実味があった。 ...

ある日突然、舅が呆けてしまった。 その舅と母の物語。  この本が書かれたのが、1972年。 今、2008年。 今の老人介護問題の解決度合いはこの時の問題となんら変わってない、んじゃないかって思いますな。 この家族と舅とのやりとりがリアルに感じられて、妙に現実味があった。 老い・・・それは、いつか行く路。 読んでおいても良い本。

Posted byブクログ

2009/10/04

これも時折読み返す本。 時代を先取りしたかのような内容。 誰の身近にも起こりうるものであるし 息遣いまで聞こえそうな表現。 有吉佐和子は本当にすごい人です。

Posted byブクログ

2011/09/09

以前に読んだと思うけど、ふと思い出してまた読んでみた。40年くらい前にこの本がベストセラーになってから、制度や考え方などの社会的な変化は多少あったが、ある日突然「老い」と直面するという状況は変わっていないのでは?

Posted byブクログ

2009/10/04

勉強になる話。 ある日厳格なおじいちゃんが突然ぼけちゃう。 おじいちゃんがうんこ便食べちゃうとこはびっくりした・・。

Posted byブクログ

2009/10/07

タイトルが素晴らしいですね。 『恍惚の人』かあ。 しかし。 むむむ…。 実に、気が重くなってしまいました。 誰でもいつかは考えなくてはならない問題なんですけどね。 この主人公昭子の旦那さんの役に立たなさを見て 我が家の同居人を連想しました。 昭子はよくできた人だと思う。 書か...

タイトルが素晴らしいですね。 『恍惚の人』かあ。 しかし。 むむむ…。 実に、気が重くなってしまいました。 誰でもいつかは考えなくてはならない問題なんですけどね。 この主人公昭子の旦那さんの役に立たなさを見て 我が家の同居人を連想しました。 昭子はよくできた人だと思う。 書かれた年代を見ると、 もう37年も前!(1972) なのに今読んでも全然古くない。 もちろん、今であれば携帯電話が使えるシーンなどがあるし、 今の感覚からすると、そんなに何でも背負わなくても! と思うことも確かにあるけど、 そういう些事があまり気にならないところもまた良し、 この本の完成度を物語っているのだと思う。 良書です。 一度は読むべき。

Posted byブクログ

2009/10/07

大学時代に「読め読め」とイヤというほど耳にした作品。 結局、卒業して数年たって、やっと手に取りました。 当時の老人介護の現状が生々しく書かれていて、なかなか読みすすめることができませんでした。 現在と比べてみて、あらためて考えてみても、 果たして日本の福祉は本当に目指すべき方向に...

大学時代に「読め読め」とイヤというほど耳にした作品。 結局、卒業して数年たって、やっと手に取りました。 当時の老人介護の現状が生々しく書かれていて、なかなか読みすすめることができませんでした。 現在と比べてみて、あらためて考えてみても、 果たして日本の福祉は本当に目指すべき方向に向かっているのか、わかりません。 ふぅ、大変な世の中だ。 2008.11〜2009.2.5読了

Posted byブクログ

2009/10/04

まだ幼かった私の心の中に、何か人間の重たい 生き様がズンと入ってきて、自然と涙が出ていた・・・ そんな本でした。 悲しいけれどやさしい気持ちになれる本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

昭和57年5月25日発行の本です。文明の発達と医学の進歩がもたらした人工の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果たして幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?誰もがいつかは直面しなければならない<老い>の問題に光を投げかける。当時...

昭和57年5月25日発行の本です。文明の発達と医学の進歩がもたらした人工の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果たして幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?誰もがいつかは直面しなければならない<老い>の問題に光を投げかける。当時、空前のベストセラーになり、老人福祉政策にも影響を及ぼした作品です。タイトルが絶妙で。内容の感じは、やっぱり超超超高齢化社会の今からすると、ぬるいんですが。でも何十年だっても問題は変わってないんだなって思う。この国のせいなのか、人の業なのか。永生きするっていうのはどういうことなんだろう?自分はどう老いるのか?考えるのもよし、今直面してる老いと比べてみるもよい、さすがベストセラーです。

Posted byブクログ