倒錯の帰結 の商品レビュー

折原一(著者)

2018/04/03

うーん、倒錯三部作の最終作なんだけど……

薄いなぁ
仕組みは面白いが本の仕掛け（メビウスの輪のように終わらない）に凝りすぎてて肝心のミステリとしての味付けが弱い。

そしてどっちから読むか多分全員が悩むでしょう（笑）。

袋閉じの内容もうーん…
思いついたらやりたくなっちゃうのは分かるけど、作家の家族とか気にしないからなぁ…
内輪ネタ感が否めない
内容で勝負してほしかった

2017/03/25

偶然「首吊り島」から読んだけど、正解で良かった…。
この両側開きで読める、っていう試みがさすが。
折原さんのは最初から叙述ありきで読んでかかってしまう。
新津きよみさんって奥さんなんだ…。

2015/08/02

結局何だったのか分からない話だったんだが、文章が読み難くて読み返す気にもなれなかった。構成も読み難い。普通に書けばいいのに・・・

2011/09/09

2001年番週刊文春ミステリーベスト2位、本格ミステリベスト9位。久々の折原一。表紙から読むのと、反対側から読むのと斬新ではあるけど、結末がすっきりしない。メビウスの輪的に続くってこと？こういう難しいのはダメだ。

2011/08/04

『倒錯』シリーズの完結編。新津きよみが折原一の妻であることを知らないと面白さ半減。知らない人はいないですよね？　『首吊り島』という作中作、けっこうおもしろい密室ものです。前からも後ろからも読めて、ハッピーな読書体験でした。『倒錯』シリーズって、究極の自虐ネタって思うのですが、どんなもんでしょう？

2009/10/07

『首吊り島』の方は、三姉妹、謎の男などなど雰囲気が楽しめる作品。密室トリックも考えられている。ただ『監禁者』の方は……。そもそもこの作品は『倒錯』三部作の完結編であり、前の『ロンド』『死角』の登場人物や事件を引き継いでいるわけで。そちらも読んではいるが、もう何年も前のこと。ほとんど忘れていたので、どうもピンと来ない。読んでいるうちにある程度は思い出したけど。それを差し引いても、何が謎で何が真相なのかすらはっきりしない。とってつけたような感じが否めない。