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フレームアウト の商品レビュー

2.4

13件のお客様レビュー

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メフィスト賞受賞作品…

メフィスト賞受賞作品。映画の世界を舞台にした、独特の雰囲気を持つミステリです。

文庫OFF

2022/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2003年。第27回。 舞台はニューヨーク。映画に魅せられた人の話かなぁ。撮ることとかね。よくわからんかった。

Posted byブクログ

2017/01/08

『ある人間にとっての〈謎〉は、別な人間にとっては当たり前のことでしかない。個人が知覚出来る世界には限りがある。 その世界(フレーム)の外にある景色、彼には見えない景色を、他人が日常の風景として眺めていたとしても何ら不思議はないのだ。』 最後、混乱する。 何が本当の世界で、何が...

『ある人間にとっての〈謎〉は、別な人間にとっては当たり前のことでしかない。個人が知覚出来る世界には限りがある。 その世界(フレーム)の外にある景色、彼には見えない景色を、他人が日常の風景として眺めていたとしても何ら不思議はないのだ。』 最後、混乱する。 何が本当の世界で、何がフレームの中の世界なのか、よく読まないと分かりにくい作品。 メフィストの中ではいまいちな方でした。

Posted byブクログ

2012/07/30

メフィスト賞。 1979年アメリカ。映画編集者の主人公が自室の作業スペースで見つけたフィルムは、スナッフムービーではないかと思われた。そのフィルムに完璧な美を感じながらも邪悪なものだという思いを抱いた彼は、出演女優やスタッフについて調べ始める… 魅力的な設定であるが、舞台がアメリ...

メフィスト賞。 1979年アメリカ。映画編集者の主人公が自室の作業スペースで見つけたフィルムは、スナッフムービーではないかと思われた。そのフィルムに完璧な美を感じながらも邪悪なものだという思いを抱いた彼は、出演女優やスタッフについて調べ始める… 魅力的な設定であるが、舞台がアメリカなのと映画に関して知識がなかったせいか、いまいちとっつきにくく、入り込めないまま終わってしまった。幻想小説風な雰囲気はなかなかよかった。

Posted byブクログ

2012/03/20

高水準の本格ミステリという評判に期待して読んだ。 のわりにはいまいち。 「規格外」の真相ではなかった。 新人とは思えない文章のうまさではある。

Posted byブクログ

2011/12/09

映画編集者デイヴィッドが自室で見つけた見覚えのないフィルム、そこに映っていたのは実際の殺人を撮影したスナッフだった。スクリーンの中で殺されていたのはかつて多くのB級ホラー映画で活躍した女優だった。なぜ彼女は殺されたのか、なぜデイヴィッドのもとにスナッフのフィルムがあったのか? か...

映画編集者デイヴィッドが自室で見つけた見覚えのないフィルム、そこに映っていたのは実際の殺人を撮影したスナッフだった。スクリーンの中で殺されていたのはかつて多くのB級ホラー映画で活躍した女優だった。なぜ彼女は殺されたのか、なぜデイヴィッドのもとにスナッフのフィルムがあったのか? かなりよかった。たびたび出てくる「フレーム」という単語は映画人の著者ならではの解釈がいくつも散りばめられていて、ミステリとしての物語を追いながら、様々な映画制作の知識を得ることができるという構造。狙ってやったのかはしらないけど。翻訳文体のようにシステマチックな話運びも秀逸。 残念なのはラスト。暗にほのめかすのが英米人のマナーだとしてもトリックはトリックで鮮やかに開示してもらいたかった。予想もつかないどんでん返しなのに、驚きが少なかった。 あとメフィスト史上最高レベルでは。たぶん、ない。主観だけど

Posted byブクログ

2011/09/16

「映画の恐怖」 映画はおもしろいし、楽しい。 でも、作成する側の苦労をわかる、 視聴者は少ないのではないか。 本物のスナッフを見つけてしまう主人公に、 おそいかかる危機とは何か。 映画って本当にフィクションですか。

Posted byブクログ

2011/09/09

読んで半分くらいでまさかこの話の結末は…と思ったら、その通りだったのでちょっとガッカリしました…。 推理力のない私でも展開が読めてしまったわ…

Posted byブクログ

2009/12/29

けっこう癖はあるかもしれないけれど、視覚的なものをイメージして雰囲気にはまれれば楽しめる作品。少しとっかかりにくい印象もあったけれど、ラストのあたりはかなり好き。ただ、帯の賛辞は大げさに思えて仕方がないなあ。

Posted byブクログ

2009/10/07

第27回メフィスト賞受賞作。 1979年のニューヨークを舞台に、1本のフィルムの謎を解き明かす・・・ ただ、ひたすら謎に迫っていくだけで、特に大きな盛り上がりもなく、物語は展開する。 日本人作家が書いているが、登場人物は全て外国人。 この手の作品は違和感を感じるのだけれど、作者自...

第27回メフィスト賞受賞作。 1979年のニューヨークを舞台に、1本のフィルムの謎を解き明かす・・・ ただ、ひたすら謎に迫っていくだけで、特に大きな盛り上がりもなく、物語は展開する。 日本人作家が書いているが、登場人物は全て外国人。 この手の作品は違和感を感じるのだけれど、作者自体がニューヨークに在住しているせいか、本物の海外作品を読んでいるような錯覚に陥るほど、ストーリー構成も日本の小説にはない新しい形。 すべて、一人称で描かれているのが、最大の謎解きのポイントらしいが、あまりにも倒錯が多く、専門的な用語も多いので、ちょっと理解に苦しむ・・・

Posted byブクログ