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バッテリー(5) の商品レビュー

4.2

21件のお客様レビュー

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2018/03/25

中学野球部に入部した、原田巧と永倉豪。一人の天才の登場は、周りに波紋を投げかけた。野球部顧問のオトムライとの対立、先輩たちの陰湿ないじめ。「お前はおれを信じてないのか」巧は豪に投げかけるが…。

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2016/11/12
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★2016年11月1日読了『バッテリー5』あさのあつこ著 評価B 横手二中に叩きのめされた巧と豪バッテリー。二か月経っても、豪は巧のボールを受けようとしない。また、巧の祖父で高校野球の名監督として有名だった洋三は、懸念する。 有り余る才能も強靭な精神にも肉体にも、おそらくは運にも恵まれているであろう孫の巧に、深く欠落しているものがあるとすれば、野球とは生身の人間が絡まり合って初めて野球になるという認識。 人を愛おしいと知って初めて野球ができるのだ。それは、グランドにうずくまる仲間の掛け声や、向かってくる相手の気迫や怒声、歓喜を生身の身体で受け止めることが野球なのだ。生身の身体から出た声や感情や動きを生身の身体で受け止める。人を愛おしいと思わなければできないことなのだ。

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2016/11/10
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おもしろかった。 なんか、野球ものというより、思春期のこころがメインだなあとあらためて。 そして、落ち着いてよんだら、BLじゃあなかった。 まあ少々怪しいセリフを吐いてはいるものの、 真っすぐ読むとそうじゃあないわなあ、っと。 にしても、このこら真面目にいろいろ考えすぎなんとちゃう?と思ったりも。もっと気楽に考えられないもんかしら? それともこの時期ってこんなもんだったかなあ? うーん。 なんか愚直なほどに、自分とも周りとも向き合ってる姿が 清々しいとも痛々しいとも。 野球というものを通しての出会い。 もしそれを介していなかったらもっと違う関係をもつこともできたのかも、と彼らも考えたりしてるけど、 まあ、そうだったらこーゆー話にはならないわけで。 正直、こーゆーチームプレーなスポーツのよさ、というのは 競技者の立場の気持ちってのが全く理解不能なんで(基本個人プレイしかやったことないんで)この野球に対する皆の熱情ってのが、魅力的ではあるんだが、実感はない。 さてさてラストは横手対新田の試合ってことになるんだろうな。 吉貞はバーガーにありつけるのか?(笑) にしても瑞垣のひねくりっぷりはすごいなあ。 中3でこれって・・・。末オソロシイですわ~。

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2016/05/12

タバコ、酒、二日酔い…などなど、生々しかった…バッテリー二人の マウンド、マウンド外での 心の葛藤…なんか、青春って感じです♪

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2011/04/12

≪よぶんな色合いをぎりぎりまで殺ぎ落としたようなこれまでのような冬景色の方が、好みに合っている。≫(p.14) 豪、修行僧と化し困惑する巧。 聞きたくもないのに「なに考えている」と聞きたくなってしまう自分に舌打ちする。 ≪なにがほしくて、ミット構えてんだよ≫(p.71) 巧ク...

≪よぶんな色合いをぎりぎりまで殺ぎ落としたようなこれまでのような冬景色の方が、好みに合っている。≫(p.14) 豪、修行僧と化し困惑する巧。 聞きたくもないのに「なに考えている」と聞きたくなってしまう自分に舌打ちする。 ≪なにがほしくて、ミット構えてんだよ≫(p.71) 巧クンは意外にオムレツを作るのが上手なことが判明する。 球威は増したが球筋をコントロールできなくなったことが与える影響は。 巧の場合球が自身をもあらわすだろうからそれは自分自身をコントロールできなくなっているということかもしれない。 それにしても、球が速いだけでここまで他に影響を与えられる存在というのもすごい。 (2006年02月19日読了)

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2010/07/22

横手中との試合は中途半端な形で終わり、秋から冬へ。 満足しなかった試合のために、今度こそはと春休みに試合を予定。 それまでの期間、ギクシャクしていたバッテリーの調子は戻るのか。 他者を寄せ付けなかった主人公・巧は、このまま野球だけに目を向けていくはずだったのに、人を知るということ...

横手中との試合は中途半端な形で終わり、秋から冬へ。 満足しなかった試合のために、今度こそはと春休みに試合を予定。 それまでの期間、ギクシャクしていたバッテリーの調子は戻るのか。 他者を寄せ付けなかった主人公・巧は、このまま野球だけに目を向けていくはずだったのに、人を知るということについて求められ、そして自らも向き合いつつあり、戸惑いが感じられます。

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2010/06/17

「なにがほしくて、ミットを構えてんだよ」言ってみろよ。本当のことを言ってみろ。先が見えないほどしんどいことをなぜ、やってる。なぜ、もどってきた。なぜ、逃げださない。本当の理由を言ってみろよ。知りたいのだ。豪がつぶやいたように、本当はどういうやつなのか、まるごとの豪を知りたいのだ。...

「なにがほしくて、ミットを構えてんだよ」言ってみろよ。本当のことを言ってみろ。先が見えないほどしんどいことをなぜ、やってる。なぜ、もどってきた。なぜ、逃げださない。本当の理由を言ってみろよ。知りたいのだ。豪がつぶやいたように、本当はどういうやつなのか、まるごとの豪を知りたいのだ。それは、たぶんマウンドにいては、わからない。想いを目の前の相手に伝えたい。どういう言葉を使ってでも伝えたい。

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2009/10/04

小学生のときに読めたのはここまででした。 本当、バッテリーにあえて幸せだったと思って野球したくてたまらなかったです。

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2009/10/04

おお!いよいよ本気でやるのか、女とオレとどっち取るんだよ!?言う間でもねーだろー!!みたいな。て言うか、本当に言う間でもない。それにしても中1男子に加藤あいってピンと来るのだろうか?よく分からん・・・。そして瑞垣くんがキュートになってきた!!ウホッ☆巧が丸くなってきた!?いや、成...

おお!いよいよ本気でやるのか、女とオレとどっち取るんだよ!?言う間でもねーだろー!!みたいな。て言うか、本当に言う間でもない。それにしても中1男子に加藤あいってピンと来るのだろうか?よく分からん・・・。そして瑞垣くんがキュートになってきた!!ウホッ☆巧が丸くなってきた!?いや、成長してきたっちゅーか・・・。

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2009/10/04

1巻から比べて巧の成長を感じた巻。でも今回は瑞垣にもっていかれましたね! 前巻でもあった天才と凡才の違い、その天才である門脇に誰よりも近い場所にいた瑞垣に宿る昏い感情。彼が抱く感情は豪が抱いても不思議じゃないものでもある。瑞垣と豪、抱いた感情は違えど両者はとてもよく似ている。 一...

1巻から比べて巧の成長を感じた巻。でも今回は瑞垣にもっていかれましたね! 前巻でもあった天才と凡才の違い、その天才である門脇に誰よりも近い場所にいた瑞垣に宿る昏い感情。彼が抱く感情は豪が抱いても不思議じゃないものでもある。瑞垣と豪、抱いた感情は違えど両者はとてもよく似ている。 一番好きな巻です!

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