海を抱く の商品レビュー
対になっているBAD KIDSを以前読んでいるので、二倍楽しめました。 狂おしいほどの想いが交錯していて、ぐっと胸が苦しくなるような、それでいてどこかほっとするような… みずみずしい年齢を駆け抜ける、切なくて優しい青春小説です。
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恵理と秀光で毎度語り手が交互に変わって進む話。どちらの家族関係も、人格も複雑でしたが、最後には二人が結ばれてというか、恵理ちゃんが素直になれてよかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
BAD KIDSのスピンオフ作品。 私はこちらの方が好き。女の子の性について、すごく細やかに描かれていて、最初読んだときはドギマギした。 でも、「性」についても、「生」についても、真剣に描かれている作品。 セックスのこと、親子関係、家族としての在り方、尊厳死・・・ 中高生にはぜひ読んでもらいたいと思う。
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切なくて、夏みかんのように甘酸っぱい小説。 BAD KIDS同様に、中学か高校の頃に、 世界観に引き込まれて何度も読んだ。 どこにでもいる高校生の感情を、 リアルに表現していると思う。 BAD KIDSとのつながりも、面白かったです。 登場人物みんな人間味があって、好きになって...
切なくて、夏みかんのように甘酸っぱい小説。 BAD KIDS同様に、中学か高校の頃に、 世界観に引き込まれて何度も読んだ。 どこにでもいる高校生の感情を、 リアルに表現していると思う。 BAD KIDSとのつながりも、面白かったです。 登場人物みんな人間味があって、好きになってしまいます。
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今読み終えた。 セックスあり、ドラッグあり、殺人(死体遺棄?)あり、親の最期あり。 ごめん、でもストーリーに想定外を求める僕にとっては,ちょっと物足りない。
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素直に面白かった。deepな内容だったけど、違和感は感じなかった。特に、いつも寒気がする終末期の描写や尊厳死のエピソードは、非常にリアルで良かった。
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夢中になって読んだ一冊。 生と死。残酷だけど自然に身近にあること。 きれい事が入り込む余地なし。
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衝撃的、刺激的であり、どこまでも温かく苦く美しかった。 なんていうか本当に、言葉にしようもない小説だったな。 でも何度も何度も読み返した。 高校生の時にある、迷いや苦しみみたいなものが全て詰まった小説なんじゃないかな。 読んでいて重くて訳わからなくて共感してスッキリする、忙しい感...
衝撃的、刺激的であり、どこまでも温かく苦く美しかった。 なんていうか本当に、言葉にしようもない小説だったな。 でも何度も何度も読み返した。 高校生の時にある、迷いや苦しみみたいなものが全て詰まった小説なんじゃないかな。 読んでいて重くて訳わからなくて共感してスッキリする、忙しい感じがしますねw 村山由佳さんといえば性描写が多いイメージだけど、 この小説は特に嫌らしさがないんだよね。 お互いの純粋なる気持ちのぶつかり合いであり、なんかスポーツみたいな清々しさがあった印象。 村山さんが描くシーンは嫌いじゃないな。
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自分のなかにすごくすんなり入ってきた作品。 人をすきになることを、もういちど考え直す機会をもらった。 性描写がどーのこーのより、BAD KIDSと同じく 今の日本のなかにある 普通はこう、みたいなものがどれだけ不確かか再確認できた気がする
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高校の時に何回も読みました。 村山さんの作品の中で1、2を争う作品だと思います。 優等生を演じてしまうけど実際なんか違うよねっていう恵理の葛藤 都に対する恋愛感情に近い庇護欲 光秀との共犯者のような連帯感 とれもが繊細に描かれていて共感できますが、その上文章に出てくる「音」の...
高校の時に何回も読みました。 村山さんの作品の中で1、2を争う作品だと思います。 優等生を演じてしまうけど実際なんか違うよねっていう恵理の葛藤 都に対する恋愛感情に近い庇護欲 光秀との共犯者のような連帯感 とれもが繊細に描かれていて共感できますが、その上文章に出てくる「音」の表現はまるで自分が横を歩いているような気分になるし、夏蜜柑の香りが味が本から飛び出してくる感じです。
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