現代中国雑学王情報館 の商品レビュー

ニイハオ視察団(編者)

2011/02/20

2月19日読了。急激な経済成長とSARS流行に揺れる2003年の中国の新語・流行語を取り上げ解説する本。外来語も多いが、「○○族」といった言葉が多く生まれ「八〇後」などの言葉が一般的になってきているところからは、文革などを体験し党政治との折り合いをつけつつ生きてきた旧世代と、因特網（インターネット）などから世界標準の文化に触れてきた新世代との対立や価値観の違いが大きくなってきていることが伺える。中国では辞書にも乗っていない新しい言葉が新聞や口コミで常に生み出されるので、こうした本を読んでおくと自分で使う機会はなくとも、日常会話やテレビ・新聞の報道に接する際に理解の助けになるな。