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汝ふたたび故郷へ帰れず の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2009/10/04

2009年の35冊目です。FM横浜のアナウンサー北村浩子さんのコーナー「Books A to Z」で紹介されていて、興味を持って読んでみました。表題作を読むと、走りたくなること請け合いです。

Posted byブクログ

2009/10/04

第25回文藝賞受賞作。 飯嶋和一の作品を読んだのは『始祖鳥記』に続き実はこれが2作目。 そんでミクシィの飯嶋コミュに入ってるってどうなんかな、と思うけど。 まいっか。(口癖) 恵まれた体躯と才能を持ちながらも、アルコールに溺れリングを去ったボクサー。生まれ故郷...

第25回文藝賞受賞作。 飯嶋和一の作品を読んだのは『始祖鳥記』に続き実はこれが2作目。 そんでミクシィの飯嶋コミュに入ってるってどうなんかな、と思うけど。 まいっか。(口癖) 恵まれた体躯と才能を持ちながらも、アルコールに溺れリングを去ったボクサー。生まれ故郷の南の島への帰郷、ジムの会長の死、そして彼を影になり日向になり支え続けてきた人々との交流を経てボクサーとして人間として見事に再生する。 まぁありがちなというか"ベタ"ではあるストーリーなのだけど、町の風景、島の風景が主人公のフィルターを通して丁寧に表現されてて、その時々の心情が痛いほど伝わってきてどっぷり引き込まれてしまう。 『始祖鳥記』のレビューでも書いたのだが、主人公を支える人たちの純粋さとか聡明さとか素朴さが実に気持ちいいのだけど、その人物たちの背景までは見えてこないというのが残念な点。あえてそこまでは深く書かずに主人公だけにスポットライトを当てているのかもしれないけど。 でも読後に素晴らしい爽快感を得られる良い作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

始祖鳥記がかなり良かったので読んでみました。 もう、素晴らしい!!電車で泣きそうでした。危ない危ない こういうストイックな男の人にはグッとくるわぁ。ハードボイルドのような斜に構えたのは好みじゃないんだけど、真直ぐで一途な男はいいよねー。 ボクシングは全然興味ないし見るだけで痛くて...

始祖鳥記がかなり良かったので読んでみました。 もう、素晴らしい!!電車で泣きそうでした。危ない危ない こういうストイックな男の人にはグッとくるわぁ。ハードボイルドのような斜に構えたのは好みじゃないんだけど、真直ぐで一途な男はいいよねー。 ボクシングは全然興味ないし見るだけで痛くてダメなんだけど、ボクシング好きな人はもっと楽しめるんだろうな。ちょっと残念。知らなくてもその臨場感は十分伝わってきたけど。

Posted byブクログ