鳥人計画 の商品レビュー
んー、あまり好きじゃなかった。 早々に犯人が打ち明けられたところから、もっと期待を裏切るようなオチを楽しみにしてたけど、そこまでいかず…。 前半部分があまりにも冗長で、登場人物も多く追うのがしんどかった。結局最後の最後までこいつ誰?みたいな人物は結構いた。
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いろいろな偶然が重なって シンプルな事件のようで各々からの視点だと重大な出来事ばかり、片岡がきつい立場だと思った 楡井のキャラの濃さよ、書評を読んで確かにってなった
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スキージャンプ界で無敵の楡井が殺された。その時に大会に参加していたスキー関係者しかありえないが、なかなか容疑者が特定されない。やがて,スキージャンプで楡井にそっくりな飛び方をする若手選手が現れた。そして,殺人犯は楡井のコーチ峰岸との密告があり,また、新生杉江翔がサイボーグのような...
スキージャンプ界で無敵の楡井が殺された。その時に大会に参加していたスキー関係者しかありえないが、なかなか容疑者が特定されない。やがて,スキージャンプで楡井にそっくりな飛び方をする若手選手が現れた。そして,殺人犯は楡井のコーチ峰岸との密告があり,また、新生杉江翔がサイボーグのような過酷な訓練をしていることがわかる。勝つことのみに囚われたジャンプの監督の狂った計画に巻き込まれた何人もの不幸な人々。
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東野圭吾の作品にはいつも驚かされる。どうなるか想像がつかないし、自分の中で立てた推理も尽く覆さるし、つまりはなんでこんなにおもしろいんだ!
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有望なスキー選手の事故を軸に展開する物語。 登場人物多め。 人は天性の才能に憧れ、その才能に嫉妬する。 現代のスポーツにも既にその傾向はありますが科学的にアプローチしていくことによって、無個性が産まれることに対して少しさみしさを感じました。 その選択は本当に正しかったのかと考えさ...
有望なスキー選手の事故を軸に展開する物語。 登場人物多め。 人は天性の才能に憧れ、その才能に嫉妬する。 現代のスポーツにも既にその傾向はありますが科学的にアプローチしていくことによって、無個性が産まれることに対して少しさみしさを感じました。 その選択は本当に正しかったのかと考えさせられる物語でした。
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スキージャンプにはあまり興味がなかったが、 さすが東野圭吾。わかりやすいし面白い。 犯人が序盤で明かされるのでどういう風に暴かれていくのかを犯人目線でドキドキしながら読めて良かった。 ただあまりにも専門的なところもあったのでその辺はちょっとしんどかった…スポーツに興味がなくて… ...
スキージャンプにはあまり興味がなかったが、 さすが東野圭吾。わかりやすいし面白い。 犯人が序盤で明かされるのでどういう風に暴かれていくのかを犯人目線でドキドキしながら読めて良かった。 ただあまりにも専門的なところもあったのでその辺はちょっとしんどかった…スポーツに興味がなくて… でも へ〜と思える知識もあったので読んでよかったと思う。 スキージャンプ興味なくても書き方や話の展開が上手いので読めます。ぜひ!
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※このレビューにはネタバレを含みます
密告者に関するフーダニットが主題になるのかと思って手に取ったら、それに関する描写があっさりしていて最初の事件に関するフーダニットに主題がすり替わる。面白いんだけど、本を開く前にこういう展開だったら面白そうというのは裏切られた記憶。 読み方としては誰が密告者だったのかに重きを置いてしまい、真犯人とか動機に関してはスラスラと読んでしまった。「こいつの発言が嘘だったとしたら」をそれぞれに当てはめていって、誰だったら自分の犯行に気づいているかという思考の過程は面白かった。
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犯人はかなり序盤に捕まり、そこからの展開があるがそこはある程度面白いくらいだった。そのまま終盤まで大きなものはなくそれで終わると思ったが、残り数ページでどんでん返しとまでは言わないが大きな展開があり結果としては結構面白かった。
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ジャンプ競技というモチーフを選んだ理由は、やはり何かを極めよう、他人より上へ行こう、とする人間の異常さを、読む側に自然に染み込ませる必要があったのかしら?と、小難しいことを思ってみたり。 結局は、誰かの誰かに対する優しさが、少しおかしな方向を向いた結果だったということか。 爽...
ジャンプ競技というモチーフを選んだ理由は、やはり何かを極めよう、他人より上へ行こう、とする人間の異常さを、読む側に自然に染み込ませる必要があったのかしら?と、小難しいことを思ってみたり。 結局は、誰かの誰かに対する優しさが、少しおかしな方向を向いた結果だったということか。 爽快感の類は一切ないが、東野圭吾特有の心地よい負のオーラを味わい方はぜひに。 個人的に嫌いじゃないです、この空気感。
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※このレビューにはネタバレを含みます
東野圭吾さんらしく、理系用語が混じりながらも飽きさせず、グイグイ引き込まれながら最後まで読むことができた。世界の頂に立つために多くの事を犠牲にしょうとする杉江やそれに歪んだ嫉妬心をおぼえ、殺人事件まで起こしてしまう峰岸など多くの登場人物の感情がとても生々しいものに感じた。 人知を超えた領域の科学に手を出したことで多くの犠牲者や悲劇を生んでしまうところが、翼を持ったイカロスが太陽に近づきすぎたことで地上に堕落してしまうというところがとても皮肉だと思った。そして最後には機械に依存した人間よりも苦悩し、努力した人間が報われるラストでとても気持ち良かったなぁ。
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