はっぴぃさん の商品レビュー
あわてんぼうの女の子と、のろのろの男の子のお話です。 2人はある日、困ったことや、願い事を聞いてくれるという“はっぴいさん”に会いにいきます。はっぴぃさんは山の上の大きな石の上にときどき来るのだそうです。 あわてんぼうの女のこは「どうしたら、あわてなくなるのか」 のろのろの...
あわてんぼうの女の子と、のろのろの男の子のお話です。 2人はある日、困ったことや、願い事を聞いてくれるという“はっぴいさん”に会いにいきます。はっぴぃさんは山の上の大きな石の上にときどき来るのだそうです。 あわてんぼうの女のこは「どうしたら、あわてなくなるのか」 のろのろの男のこは「どうしたら、のろのろじゃなくなるのか」 と聞きたかったのです…。そんな2人が山へ行くようすは、とってもかわいくて、けなげですが、自分を変えたい2人は必死ですね。 おおきな石を見つけた2人は、はっぴぃさんを探します。はっぴぃさんはなかなか見つかりません。2人は近くにいました。いつしかお互いの願い事を聞きあいます。 女のこは男のこにいいました。「きっと のろのろは なんでも ていねいだからだとおもうわ」 男のこは女のこにいいました。「あわてるのは なんでも いっしょうけんめいだからだと おもうよ」 2人はたちまち笑顔になります。 そのままでいいよ。ありのままでいいよ。と伝わってきて、こっちまで幸せな気持ちになります。 「はっぴぃさん、はっぴぃさん、どうか、どうか、ぼくらの願いをきいてください」と、最後まで無心に願う2人に、いつしか自分を重ねます…。私は思わず「はっぴぃさん、はっぴぃさん、どうか、この絵本がみんなに幸せを運んでくれますように…その幸せがどこまでも広がっていきますように…はっぴぃさん!」と願い事をしてしまいました。 みなさんは『はっぴぃさん』に何を願いたいですか?
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文字数も多く、話の内容も娘にはまだ早いです。 ただ言葉が優しいので眠る前の読み聞かせに利用しています。 この絵本で寝てしまうということはまだありませんが、 じっと耳を傾けてくれているので 音から優しい気持ちが伝わっているといいなぁと思います。
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りんドグレーン賞記念文学受賞 はっぴーさんはなんでも願いをかなえてくれます。お願いをしたい男の子と女の子、はっぴーさんに会いに行きます。
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「のろのろはていねいなんだ。 あわてんぼうはいっしょうけんめいなんだ。」 だから、それでいいんだよ。
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なんでものろのろのぼくと、なんでもあわててしまうわたしは、はっぴぃさんに会いに行きます。 二人の対比がとってもいいリズムですすんでいきます。 はっぴぃさんって、誰なんだろう? と楽しみながら読むことができます。 変化や上昇志向が求められる中で、今の自分のいい所をみつけるのまあ...
なんでものろのろのぼくと、なんでもあわててしまうわたしは、はっぴぃさんに会いに行きます。 二人の対比がとってもいいリズムですすんでいきます。 はっぴぃさんって、誰なんだろう? と楽しみながら読むことができます。 変化や上昇志向が求められる中で、今の自分のいい所をみつけるのまありなんじゃないかな。 そんなことを考えてしまった絵本でした。 荒井良二さんの絵って、子どもの落書きみたいなのにあったかくて、とってもすてきです。
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「のろのろはていねいなんだ。あわてんぼうはいっしょうけんめいなんだ。ふたりはちいさくわらいました。それからおおきくわらいました。おおきなたいようもわらっています。はっぴぃさんはきませんでした。」 大胆な色使いと、やさしい文章、そして、深い深い内容。 リンドグレーン記念文学賞受賞、...
「のろのろはていねいなんだ。あわてんぼうはいっしょうけんめいなんだ。ふたりはちいさくわらいました。それからおおきくわらいました。おおきなたいようもわらっています。はっぴぃさんはきませんでした。」 大胆な色使いと、やさしい文章、そして、深い深い内容。 リンドグレーン記念文学賞受賞、荒井良二さんの不朽の名作です!
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これは、人生を振り返るのにいいかも。 こんな自分でもいいのかなって、思ったときがあったらぜひぜひ読んでみてください。
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願い事を聞いてくれるというはっぴぃさんに会いに行くぼくとわたし。二人ともはっぴぃさんには会えなかったようだけど、でも実は・・・。幸せって何でしょう。そんなことをしみじみ考えるきっかけになる絵本です。幼稚園児の娘は「はっぴぃさんに会えなかったね。でも、ぼくとわたしが会えたし良かった...
願い事を聞いてくれるというはっぴぃさんに会いに行くぼくとわたし。二人ともはっぴぃさんには会えなかったようだけど、でも実は・・・。幸せって何でしょう。そんなことをしみじみ考えるきっかけになる絵本です。幼稚園児の娘は「はっぴぃさんに会えなかったね。でも、ぼくとわたしが会えたし良かったね。」と。小学生の娘は「会えなかったけど、会えたん。」と。どういうことかは説明できない様子だったけど、感じ取れたことがあったのかな。奥の深い絵本です。
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読後の印象や余韻は人それぞれ。読み流すには勿体無い絵本らしくない絵本だと思います。可愛らしい絵柄とお話ではありますが読後に残る気持ちは決してほのぼのの一言では済ますことができないずっしり重たい。そんな本です
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読み終わったあとの、満たされた感じが忘れられなくて、つい何度も読み返してしまう。 荒井良二さんの絵って、生の温もりがあって大好き。
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