戦略「脳」を鍛える の商品レビュー

御立尚資(著者)

2013/08/17

ユニークな戦略を立てるには、戦略論を学ぶだけではだめで、それを活用した独自の視点が必要。

仮説を構築し、それを磨き上げ、議論を重ねて、勝てる戦略を策定していく。

今の業務にまさに求められているエッセンスが凝縮されていた。

2013/07/09

BCG流戦略立案に必要な　定石+インサイト　のうち、「インサイト」に注目した本。

戦略立案以外にも、インサイトの頭の使い方はビジネスにおいて大変役にたつものだと思った。
ポイントだけは常に手元に置いておき、身に着けたい。

2013/06/13

定石に則るだけの戦略はこの先まったく通用しない。それはただの教科書通りの回答である。
戦略を立てる際には①これまでの定石やパターン＋②他人が思いつかないようなユニークな考え方が必要となる。
①の定石やパターンはこれから覚えていく必要を感じた。これらを覚えておけば、思考のスタートライン前にいく。本書では

コスト系
顧客系
構造系
競争パターン系
組織能力系

が紹介されている。

②は簡単に言うと視点を多く持ち、仮説をたくさん立て、検証することである。
視点のパターンとしてレトリックや第三者の視点、俯瞰などが紹介されている。

コピーやコンセプトメイキングの思考法と通ずるところがたくさんある。
広告クリエイティブとは関係のないように思われるところでも思考方法は共通していることを実感できるしょせきであった。

2013/05/14

使える本。しかし端正すぎて、内容が薄いようにも思える。

火星探査機のユニークな着陸方法。 3分の1のコスト。

信長のユニークさ。長篠の戦い。

3種類のレンズ。
拡散レンズ。市場だと思ってないところを見る。川上から川下まで見る。進化論で考える。
フォーカスレンズ。ユーザーになりきる。テコを効かせる。ツボを押さえる。
ヒネリレンズ。逆張り。特異点。アナロジー。

2012/12/18

過去の定石だけでは必ず勝てるわけではなく，勝つためには定石＋インサイトが必要であると御立さんは主張しています．

インサイトというのは勝てる戦略の構築に必要な頭の使い方，並びにその結果として得られるユニークな視座のことを言います．

このインサイトがあってこそ，勝負に勝てるのであって，インサイトを鍛えないと今の社会でやっていない感じがいたします．

インサイトって他の言葉で言うと考える力や思考力に当たるのでしょうが，基本的にどれも同じだと思います．

2012/10/16

大変参考になる本。
一般的に語られている経営戦略は過去の成功事例を「後講釈で定跡化」したもの。プロ同士の戦いにおいてはそのような定石・定跡をしった上で新しい戦い方を作り上げる「プラスアルファの能力」を身につける必要があるとし、そのプラスアルファの能力を"インサイト"と定義して解説しているのがこの本の要旨。

自分が左脳中心で考える傾向が強くなかなか"インサイト"的な発想が出来ないと気にしているのだが、この本には右脳をと左脳をうまく組み合わせた思考の方法が解説されており、この本を元に発想のトレーニングをしたいと思う。

2012/10/05

戦略コンサルタントの発想法、インサイトの見つけ方を知るために読みました。

インサイトの発見法に関しては、いろんな角度から考え倒すというごくごくふつうのことを、よくわからない言い回しで説明されたチグハグ感が残りました。

コピーライターやクリエイティブディレクターとの発想の違いは、スピードを重視するという点のみだと思います。

2012/09/01

・イメージで考えている、と意識することが大切。

・インサイト＝スピード＋レンズ
→スピード＝パターン認識（ワード）×グラフイメージ×シャドーボクシング
→レンズ＝拡大（ホワイトスペース・バリューチェーン・進化論）＋フォーカス（ユーザーになりきる＋テコを利かせる＋ツボを押さえる）＋ひねり（逆バリ＋特異点から分析＋アナロジー）
・消費者の嫌な気持ち（不○○）を大切にする。

2012/08/07

各戦いにおいても戦略が必要であったように、ビジネスでも戦略が必要である。　戦略とは、インサイト（戦略においての優位性を保つ概念）＝スピード＋レンズ（物事の側面的な見方）である。

2012/08/31

読後備忘録

ありたい姿ー現状=戦略
=ケンカの仕方

ユニークさを作り出すことこそ
勝つための要諦

ユニークな戦略=定石+インサイト

インサイト=スピード+レンズ

スピード=(パターン認識+グラフ発想)
×シャドウボクシング

レンズ=拡散レンズ+フォーカスレンズ
+ヒネリレンズ

拡散
ホワイトスペースを活用
バリューチェーンを広げる
進化論で考える

フォーカス
ユーザになりきる
テコを効かせる
ツボを押さえる

ヒネリ
逆張り
特異点を探す
アナロジーで考える