1,800円以上の注文で送料無料

日本国債(上) の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

 赤字大国日本に生き…

 赤字大国日本に生きる私たちには とても笑い飛ばせない テーマで描かれた一冊です。

文庫OFF

国家破産!?さながら…

国家破産!?さながら「妄想だ」と笑い飛ばせない、リアルでスリリングな経済小説。

文庫OFF

真田さんの経済小説は…

真田さんの経済小説は初めて読んだのですが、なかなか面白く読めました。国債の「未達」をテーマに、経済初心者にもわかりやすく書かれています。国債についての理解が深まりました。ディーリングルームでの緊迫した空気感なんかがひしひしと伝わってきます。話の展開も速いので、あっという間にページ...

真田さんの経済小説は初めて読んだのですが、なかなか面白く読めました。国債の「未達」をテーマに、経済初心者にもわかりやすく書かれています。国債についての理解が深まりました。ディーリングルームでの緊迫した空気感なんかがひしひしと伝わってきます。話の展開も速いので、あっという間にページ数を消化してしまいました。下巻も楽しみです。

文庫OFF

読みやすい経済小説

億単位の取引が分刻みで行われている場の、緊迫感。国債売買を担当するトレーダーたちからの問題提起。リアルな描写に一気に引き込まれます。経済小説が苦手な人にもお薦めできる、読みやすい作品。

yoko

2024/06/19

日本国債について学びを得ようという思いと共に、小説ではどんな物語が描けるのか、期待しながら読んだ。国債と金利のメカニズムというより、売り買いのオペレーション実務については、雰囲気が掴める内容だった。 国債引受シンジケート団の存在、というか彼らが主役。通称シ団とは、国債の公募発行...

日本国債について学びを得ようという思いと共に、小説ではどんな物語が描けるのか、期待しながら読んだ。国債と金利のメカニズムというより、売り買いのオペレーション実務については、雰囲気が掴める内容だった。 国債引受シンジケート団の存在、というか彼らが主役。通称シ団とは、国債の公募発行の際にその募集を取り扱い、応募額が発行予定総額に満たない場合にその差額を自らが消化するために結成された金融機関と証券会社の団体。 相場操作を巡り、事件に巻き込まれていくミステリー仕立て。経済小説として楽しめるが、ミステリーや恋愛ドラマの要素は、若干、テンプレ通りという気もする。しかし、普段関わらない世界なので、新鮮な気持ちで読めた。 先ずは上巻、いざ下巻へ。

Posted byブクログ

2021/02/11

債券バブルと言われた時代の日本を題材にしたフィクション。 日本国債の仕組みを浚うのには便利な一冊。 国債=次の世代への借金の持ち越し、という論点はMMTの跋扈する現在では少し古い考え方かもしれない

Posted byブクログ

2016/05/15

国債に頼る日本の財政に疑問を投げかけた2000年の作品。ややストーリーは粗い気もするが、経済の入門書のつもりで読めば楽しめる。それにしてもそれから16年。日本の赤字は増大する一方。。

Posted byブクログ

2016/05/02

「無能な政府の財政ビジョンが、国債乱発という安易な手段に頼りすぎ、しかもその国債の発行がいかに不安定な現状に依存しているか。そして、それをじっと我慢して支えてきたわれわれを、いかにないがしろにしてきたか。ここらで一発思い知らせてやるんです」。国債の取り引きを担当するトレーダーたち...

「無能な政府の財政ビジョンが、国債乱発という安易な手段に頼りすぎ、しかもその国債の発行がいかに不安定な現状に依存しているか。そして、それをじっと我慢して支えてきたわれわれを、いかにないがしろにしてきたか。ここらで一発思い知らせてやるんです」。国債の取り引きを担当するトレーダーたちがこぞって入札をボイコット。この「未達」によって国債市場が暴落し、金利は高騰。株式市場はかつてない値崩れを起こし、日本発の金融恐慌として世界を震撼させる。未達によって命を狙われるトレーダー。未達を起こすことで得をするのはいったい誰か――。 外資系金融企業で日本国債のトレーダーも経験した著者による経済小説が本書。分刻みで億単位の取り引きを行うディーリングルームの描写が克明で、市場の激しい動きに対応するトレーダーたちの緊迫感がリアルに伝わる。小説はサスペンスの味つけが施されているので謎解きに引き込まれながら読み進むうちに、素人にもおぼろげながら公債発行のメカニズムや売買形態、そして魔物のような金融マーケットの輪郭が見えてくるしくみだ。 国債という名の借金の先送り。金利の支払いがますます財政悪化を招き、個人や一般企業ならとっくに破綻に追い詰められる状況にもかかわらず、毎年打ち出の小槌が振られ続ける。このツケを払うのはいったい誰なのか。国債売買当事者であるトレーダーたちの強い懸念は、そのまま読者と日本社会への問題提起になっている。(松浦恭子) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 「破局のシナリオ!」 前代未聞の入札失敗。現実をはるかに先取りした迫真の経済ドラマ! 日本国債の未達に始まる大混乱は世界に拡大した。入札価格の不審な書き換え、事故に遭った上司が出入りしていた謎の団体。疑問を抱いた朝倉多希は、日本経済全体を揺るがす計画の存在を知る。官邸をも巻き込んだ破局のシナリオの行方は。その後、現実に起きた危機を予見し、大きな反響を呼んだ経済ドラマ。

Posted byブクログ

2016/01/01

国債について全く事前知識がなかったが、初心者でも楽しめる小説。 ただ、10年アシスタントを務めたからといって、トレーダーに抜擢されるなんてことはほぼないと思われるので、もっと現実的な設定だったらと思う。

Posted byブクログ

2015/09/03

2015/07/22ブックオフオンラインにて購入 2015/08/29読み始め 2015/09/02読了

Posted byブクログ