お言葉ですが…(4) の商品レビュー
「お言葉ですが」シリ…
「お言葉ですが」シリーズの四巻目。 表題は「広辞苑神話って、結局岩波神話だよねぇ。」という結論の章から。 まぁ、威光衰えたりとは言え、まだまだ岩波書店の威力はバカにできないと言うことですかね。 まぁ、あんまり衰えて岩波文庫が滅んでしまうととても悲しいので、潰れないようにバンバン広...
「お言葉ですが」シリーズの四巻目。 表題は「広辞苑神話って、結局岩波神話だよねぇ。」という結論の章から。 まぁ、威光衰えたりとは言え、まだまだ岩波書店の威力はバカにできないと言うことですかね。 まぁ、あんまり衰えて岩波文庫が滅んでしまうととても悲しいので、潰れないようにバンバン広辞苑を売って儲けて欲しいんですけどね。
文庫OFF
漢字、和語など言葉についての蘊蓄満載のエッセイ集。一貫して、著者が主張しているのは、漢字とやまと言葉は別物で、漢字をそのまま当てはめて考えるのは違っているということ。漢字から考えていると、ことばの語源は分からないことが多い。1998年の著作なので、出てくる世間の話題は古いなあと思...
漢字、和語など言葉についての蘊蓄満載のエッセイ集。一貫して、著者が主張しているのは、漢字とやまと言葉は別物で、漢字をそのまま当てはめて考えるのは違っているということ。漢字から考えていると、ことばの語源は分からないことが多い。1998年の著作なので、出てくる世間の話題は古いなあと思うこともあるが、書かれている内容は刺激的だ。広辞苑は、別に大した出来ではないようで、権威のように扱われるのは、岩波書店に対する信仰みたいなものが原因らしい。岩波文庫にも、薄田泣菫の随筆選集のように酷いのがあるとか。そうそう、新潮文庫の太宰治「津軽」の注も酷いようです。「しかしながら」はもともと「しか」と「しながら」に分けられて、「そのように全部取りまとめて」という意味だったが、それが逆説の「しかし」になってしまったとは!驚いた。これ以外にも驚くこと満載。
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"十六文キック 猿も休暇 など印象に残ったエッセイの数々。 漢字をじっくり眺める癖がついたのは、本書のおかげ。 正しく、きちんと日本語を使えるよう日々勉強。"
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言葉についての薀蓄を傾けたエッセイを中心に、妹尾河童の『少年H』を批判した本を紹介するなど、現在のものさしで過去をはかることの愚かさを突くエッセイや、三田村鳶魚や薄田泣菫、森銑三といった篤学の士を紹介したエッセイなどもあります。 毎度のことながら、知らないことばかりで勉強になり...
言葉についての薀蓄を傾けたエッセイを中心に、妹尾河童の『少年H』を批判した本を紹介するなど、現在のものさしで過去をはかることの愚かさを突くエッセイや、三田村鳶魚や薄田泣菫、森銑三といった篤学の士を紹介したエッセイなどもあります。 毎度のことながら、知らないことばかりで勉強になります。
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初めて、高橋俊男さんの本を読みました。少し辛口ですが、面白かったです。こんな本がまだ10冊もあると思うと、小躍りしたくなります。 今、映画が公開されている『少年H』のダメなところを知り、見に行くのをやめました。でも、原作のおかしな所はある程度、修正されているそうです。 この...
初めて、高橋俊男さんの本を読みました。少し辛口ですが、面白かったです。こんな本がまだ10冊もあると思うと、小躍りしたくなります。 今、映画が公開されている『少年H』のダメなところを知り、見に行くのをやめました。でも、原作のおかしな所はある程度、修正されているそうです。 このシリーズを読んで、日本語能力を高めたいです。
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