陰陽ノ京(巻の4) の商品レビュー
4巻目。物語の核とな…
4巻目。物語の核となるのは保胤の後輩の清良と、彼を慕う少女の儚くとても切ない話です。また時継の実家である、謎多き伯家の驚くべき秘密が少しだけ明らかにもなります。笑えるところも沢山ありますが、後半は涙なくして読めませんでした。誰かを想う気持ちは愛おしいです(泣)。巻末には30ページ...
4巻目。物語の核となるのは保胤の後輩の清良と、彼を慕う少女の儚くとても切ない話です。また時継の実家である、謎多き伯家の驚くべき秘密が少しだけ明らかにもなります。笑えるところも沢山ありますが、後半は涙なくして読めませんでした。誰かを想う気持ちは愛おしいです(泣)。巻末には30ページくらいに亘って、訃柚が保胤の識神になるまでの過去の様子が、絵巻風のイラストと共に描かれています。こちらもとても良いお話でした。
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今までの話と違い、け…
今までの話と違い、けっこうせつない話です。清良が頑張ります。いつもは頼りないのですが、この巻ではかっこよくてとても優しいです。でも、私は弟を信じて見守っていた兼良が好きですね。
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伯家の屋敷を修繕する…
伯家の屋敷を修繕する間、時継を家に住まわせることになってしまった慶滋保胤。周囲にからかわれながらも平穏無事に生活していた。だが、住吉家の識神・浄雲が嗅ぎつけた異変は、保胤の友人・住吉清良の身体から漂う死霊の臭いだった。一方、加茂光榮は幼くして死んだ少女の魂を、蓮の花と結んで一夏の...
伯家の屋敷を修繕する間、時継を家に住まわせることになってしまった慶滋保胤。周囲にからかわれながらも平穏無事に生活していた。だが、住吉家の識神・浄雲が嗅ぎつけた異変は、保胤の友人・住吉清良の身体から漂う死霊の臭いだった。一方、加茂光榮は幼くして死んだ少女の魂を、蓮の花と結んで一夏のかりそめの命を授ける…。この巻は外伝的な内容です。巻末に収録されたイラストストーリー「陰陽ノ京絵草子訃柚」も必見。
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タイトルのせいか?地…
タイトルのせいか?地味目な印象のある作品ですが隠れた名作といってもいいと思います。じっくり読んでもらいたいです。
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今回の軸は清良です。…
今回の軸は清良です。このシリーズはどの登場人物も魅力的で、誰が主役になっても十分楽しめますね。蓮が清良を想う気持ちが切ないです。そしてある意味では、相変わらずにぶい時継に笑えます。
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ついにこの間も4巻目…
ついにこの間も4巻目に突入しました結構面白いので文句なし!
文庫OFF
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賀茂光榮(かも・みつよし)が、池でおぼれ死んだ少女・蓮(れん)を発見します。彼女がこの世に未練を残していることを知った光榮は、ひと夏に限り、彼女の魂魄をつなぎとめる呪を施します。 ところが、蓮はかつて住吉邸に仕えており、住吉清良(すみよし・きよら)の妹のような存在だったことが明...
賀茂光榮(かも・みつよし)が、池でおぼれ死んだ少女・蓮(れん)を発見します。彼女がこの世に未練を残していることを知った光榮は、ひと夏に限り、彼女の魂魄をつなぎとめる呪を施します。 ところが、蓮はかつて住吉邸に仕えており、住吉清良(すみよし・きよら)の妹のような存在だったことが明らかになります。少女が死んでしまったことを知らない清良は、不審を覚える識神の浄雲や兄の兼良の目を避けながら彼女のもとに通い続けます。蓮はそんな清良への思慕をますます募らせ、ついに時継の身を則って、清良との間に子をなそうと考えるようになります。 今回は、時継と伯家の謎が明らかになります。なお巻末には、訃柚(ふゆ)が保胤の識神となるまでを描いた絵草子が収録されています。
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女の性と子どものわがままとを織り交ぜたような、また誰も悪くないのに、と思わせる題材。着地点が美し過ぎて驚かされた。住吉清良をメインにした物語だが、それらに関わる賀茂光榮が味を出して来ている。外伝を否定するわけではないが、主人公でないほうが案外輝くのかもしれない。 また本編主人公な...
女の性と子どものわがままとを織り交ぜたような、また誰も悪くないのに、と思わせる題材。着地点が美し過ぎて驚かされた。住吉清良をメインにした物語だが、それらに関わる賀茂光榮が味を出して来ている。外伝を否定するわけではないが、主人公でないほうが案外輝くのかもしれない。 また本編主人公ながら放置していたが、保胤の時継への思いがよくわかる1冊と感じられた。
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シリーズ第四弾。 発作を起こし蓮の沼に沈んだ蓮(れん)。 哀れに思ってひと夏だけの命を与えた光榮。 蓮親子を気にかけて世話をやく清良。 清良に想いをよせる蓮に同情し、思わぬ形で力を貸した時継。 今回は、それぞれが誰かを思いやる気持ちが詰まってました。 それは優しさとか、想いとか、...
シリーズ第四弾。 発作を起こし蓮の沼に沈んだ蓮(れん)。 哀れに思ってひと夏だけの命を与えた光榮。 蓮親子を気にかけて世話をやく清良。 清良に想いをよせる蓮に同情し、思わぬ形で力を貸した時継。 今回は、それぞれが誰かを思いやる気持ちが詰まってました。 それは優しさとか、想いとか、使命とか、信頼とか・・・ 清良の叫びにホロリとし、時継も知らない伯家の隠された役割の一部。 保胤と時継の今後が更に気になります! 巻末の『陰陽ノ京絵草子訃柚』は、訃柚(ふゆ)の話です。 全編を通して、やはり思いやる気持ちと子種の話だな。 シリーズで一番好きかもぉ
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