新ネットワーク思考 の商品レビュー

アルバート=ラズロバラバシ(著者),青木薫(訳者)

2009/10/04

ネットワーク研究の歴史から、最新の研究（2002年）までをカバーした、ネットワークの科学に関する概説書です。

インターネットや人間関係、ウィルスの流行、送電線網など、様々なネットワークを題材として、ネットワークの基本性質やモデルについて解説されています。

要素に分解することを目指す還元主義では説明し切れない複雑な現象を、ネットワークという視点から捉えることで、うまく説明できるんじゃないかという気にさせてくれます。

巻末に引用文献リストが付いているのが素晴らしい。

2009/10/07

衝撃的な知的興奮をあじわえる。なぜインターネット上に、グーグルのような巨大なサイトが誕生するのか？なぜ空港にもハブと呼ばれる集積地が発生するのか？なぜ六次の隔たりで世界中の人と知り合えるのか？を数学的に検証。
世界的に見ても知識の最前線にいる人がかいてるようなので、よくあるweb2.0本とはまったく違う異次元の洞察の深さです。哲学的ですらある。

2009/10/04

　どんな人とでも６人介せばつながれるという“６次の隔たり”。本当なのかどうか未だに信じ難いが、理論的にはそうなんだそうだ。ヤンキースの松井選手に会うために、まず知り合いの中から石川県出身者でも探してみるか。
　全体を通して私にはやや難解だった本だが、『親友は職探しには役立たない』という意外な話や『リンクを呼び込むのはそのサイトの人気』という当たり前な話など、現代の“ネットワーク”について極めて学術的に論じている。

2009/10/04

200503 普段うっすら思っていることが理論的に語られる「Research」の好例。翻訳書にしては読みやすい。

2009/10/04

＜読了＞
物理学者によるネットワーク本。
この世のあらゆるものは個々の性質だけでなく、それらがどのように“ネットワーク”されているかが重要であることをさまざまな分野の実例を挙げつつ考察されている。著者本人はインターネットを題材に“ネットワーク”の本質を探ることを現在の研究テーマにしている。ネットワーク本としては、最初に読んでほしい一冊。

2009/10/04

面白いと言う前評判で購入。本屋でも山積みでした。自分のネットワーク、テロやウィルス等様々なものがネットワーク化されていたりするのを解説されると、なるほどぉお…と。…あ。レビュー書けるほど覚えていなかったりして。とにかく読んだときは興奮しましたよね。面白かったです。