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冬の標 の商品レビュー

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2013/08/24
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幕末の尊王派、佐幕派に分かれて抗争する藩の内部の人間模様も描きながら理想に生きる人生の素晴らしさ、そして死んでいくときに後悔をしないことの大切さを教えられた爽やかな1冊です。少女時代から絵に情熱を燃やしたヒロイン・明代が20年を経て、画家・清秋として再出発。幼い日から共に絵を学んだ2人の対照的な男である修理と平吉、そして人間的な魅力を湛えた絵の恩師葦秋・寧夫妻、尊王の理想に燃えるヒロインの武士の息子・林一と没落した過去の家柄に拘り、明代を束縛するこうるさい姑そで、名門・本家の弟・帰一と母。絵が好きな人にはヒロインと友人、恩師の絵をめぐる談義はきっと楽しいのではないでしょうか。

Posted byブクログ