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ガンジス河でバタフライ の商品レビュー

4.1

212件のお客様レビュー

  1. 5つ

    71

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    6

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2020/04/26

『たぶん私は 「自分が今 、生きている 」という実感が欲しかったんだと思う 。まわりに比べて自分だけ 、いつもどこか冷めているような気がしていた 。夢中になれるものを持っている人のことがうらやましく 、かといって行動を起こすこともできない自分に 、私はだんだんイラ立つようになって...

『たぶん私は 「自分が今 、生きている 」という実感が欲しかったんだと思う 。まわりに比べて自分だけ 、いつもどこか冷めているような気がしていた 。夢中になれるものを持っている人のことがうらやましく 、かといって行動を起こすこともできない自分に 、私はだんだんイラ立つようになってきた。』 この言葉がすごくストンと落ちた。 予定通りじゃない出来事に、焦りパニックになることで「生きてる」ことを実感して、生きることの喜びを感じてた。 だから、旅はやめられないなあ。

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2020/04/16

本の表紙からしてすでに笑わせにきている。 家の中で声を出して笑い、 電車の中、マスクの下で笑いを堪えるのが大変だった。 新型コロナウイルスの影響で外出する事もままならない現在、 私も作者と共に海外旅行へと連れ出してもらえた気分。 飛行機苦手、お腹が弱い私にはマネ出来そうもな...

本の表紙からしてすでに笑わせにきている。 家の中で声を出して笑い、 電車の中、マスクの下で笑いを堪えるのが大変だった。 新型コロナウイルスの影響で外出する事もままならない現在、 私も作者と共に海外旅行へと連れ出してもらえた気分。 飛行機苦手、お腹が弱い私にはマネ出来そうもないが、 やはり一人旅は憧れる。 ゲラゲラ笑って最後には少しシンミリ。 良い気分転換になった。

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2020/01/24

ACTION のゲストとして出演されていた回を聴いたのがきっかけで著者に興味を持った。明るい人柄の滲みでる、ユーモアたっぷりな話し方に魅力を感じた。期待以上の面白さ。もうとにかく笑いながら読んだ。ただ面白いだけでなく、日本とのカルチャーギャップに色んな感情を抱くたかのさんに深く考...

ACTION のゲストとして出演されていた回を聴いたのがきっかけで著者に興味を持った。明るい人柄の滲みでる、ユーモアたっぷりな話し方に魅力を感じた。期待以上の面白さ。もうとにかく笑いながら読んだ。ただ面白いだけでなく、日本とのカルチャーギャップに色んな感情を抱くたかのさんに深く考えさせられる場面もあった。たかのさんの本、全部読みたいです!

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2019/12/01

 通勤途上、podcastのバックナンバーを聞いているのですが、その中の番組のひとつでたかのてるこさんが出演され、ご自身の“旅の話”をされていたのがとても面白く、その印象がきっかけで彼女の旅のエッセイの第一作目の本書を読んでみたというわけです。  内容は期待どおりでしたね。go...

 通勤途上、podcastのバックナンバーを聞いているのですが、その中の番組のひとつでたかのてるこさんが出演され、ご自身の“旅の話”をされていたのがとても面白く、その印象がきっかけで彼女の旅のエッセイの第一作目の本書を読んでみたというわけです。  内容は期待どおりでしたね。goodです。文章も素直で読みやすく、着眼も構成も表現も「上手」だと思います。(もちろん大阪人に欠かせない“関西のノリ”も効かせています) これなら、彼女の別の本も読んでみたくなりますね。

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2019/07/02

◯内容 現在作家として活躍されている、主人公のてるこさんが初めて海外へ行くストーリーを描いています。香港への旅とインドへの旅を取り上げており、その中で出会う異国人との交流や、そこでの発見、文化の違いを知る面白さ、また根付いてしまった国や地域特有の階級差別などの実情を知ることで、自...

◯内容 現在作家として活躍されている、主人公のてるこさんが初めて海外へ行くストーリーを描いています。香港への旅とインドへの旅を取り上げており、その中で出会う異国人との交流や、そこでの発見、文化の違いを知る面白さ、また根付いてしまった国や地域特有の階級差別などの実情を知ることで、自分への無力さを感じるなど、葛藤も描かれています。 ◯感想 私自身、海外へ行ったこともなかったので、自分が海外へ行ったような気分で読むことができました。また、てるこさんの行動や発言には親近感の湧く部分も多く、また奇想天外なところもあり、おおよそノンフィクションなのだと思うのですが、物語として飽きずに読むことができました。海外へ行くことで成長していくてるこさんの様子にも感動しました。たまたま手に取った本ですが、これだけいろんな本を読んでもこの本の存在を忘れることはないだらうと思うくらい印象に残る本でした。

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2019/06/22

たかのさんのパワフルさは絶対にまねできないけど、読み終わったあと旅に出たくなる本 文字からいろんな感情やわくわくが伝わってくる! この本から旅エッセイにはまった

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2019/05/17

二人の「高野さん」には ちょくちょくお世話になってしまう 一人は高野秀行さん そして もう一人は この 高野てるこさん お二人の著作から いつも 受け取らせてもらうことだけれど ーいろんなことあるけれど  まぁ なんとかなるさ の メッセージが伝わってくる もう一つは 本...

二人の「高野さん」には ちょくちょくお世話になってしまう 一人は高野秀行さん そして もう一人は この 高野てるこさん お二人の著作から いつも 受け取らせてもらうことだけれど ーいろんなことあるけれど  まぁ なんとかなるさ の メッセージが伝わってくる もう一つは 本の初めに挿入されている その旅の時のスナップ写真が 読む前に ちらと眺めていたものが 読んだ後には  ふむふむこの人(景色)が と じっくり魅入ってしまうこと 「旅」の過酷さ 「旅」の面白さ に たっぷり浸らせてもらえます

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2019/03/19

とにかく元気になれる一冊 文字を読んでるのに頭の中では著者の関西弁が鳴り響いてくる感じの一冊 笑っ 旅先での出会いと別れを綴りまくっていますが、旅に出る事で人生観が変わるという事を実践した著者 自分も旅に出たくなりました

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2019/01/04

引っ込み思案の著者が意を決して海外旅行に行き、その珍道中をつづった1冊で、なかなかの内容。一人旅ならではの醍醐味がよく伝わってくる、割と深いんじゃないの?と思わせる体験記。読後に宮藤官九郎脚本でドラマ化されたことを知ったが(なんかタイトル聞覚えがあったのはそのせいかも)、文字を追...

引っ込み思案の著者が意を決して海外旅行に行き、その珍道中をつづった1冊で、なかなかの内容。一人旅ならではの醍醐味がよく伝わってくる、割と深いんじゃないの?と思わせる体験記。読後に宮藤官九郎脚本でドラマ化されたことを知ったが(なんかタイトル聞覚えがあったのはそのせいかも)、文字を追いながら自分の頭で映像化する旅もなかなかなんじゃないだろうか。

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2018/09/29

『ガンジス河でバタフライ』というキャッチーなタイトルと発刊当時は珍しかった女性一人旅の旅行記ということで、なかなか有名な本である。長澤まさみさん主演でドラマ化もされた。中は非常に軽快&コミカルでインド人(関西人同士含む)とのやりとりは漫才のようで楽しい。 他方でたかのてるこ氏の...

『ガンジス河でバタフライ』というキャッチーなタイトルと発刊当時は珍しかった女性一人旅の旅行記ということで、なかなか有名な本である。長澤まさみさん主演でドラマ化もされた。中は非常に軽快&コミカルでインド人(関西人同士含む)とのやりとりは漫才のようで楽しい。 他方でたかのてるこ氏の底抜けに明るい性格と恐るべき行動力そして異常なまでの環境適応力が為せる技である。勝てば官軍で、どんなトラブルでも乗り越えて無事帰国できれば武勇伝となる(そういう意味で印度屋主人の「部屋を散らして行け」はなかなかの名言)。一方でトラウマになるほど怖い思いをすると人には語りたがらないわけで、特にインド編前半の「レイプされかかった!」的な話はいまはだいぶ改善されたとはいえ結構聞く話である。 ドタバタ旅行記としては非常に面白いのだがライトなだけに、本書を読んだ女性が果敢にもひとり旅を挑戦し、てるこ氏ほどの資質を持たず不快な思い出帰国したりもする(無事なら何よりだが)。「無計画な旅は楽しいよ!」と煽るだけではなく「深夜特急」のようにそれに伴うリスクや考えさせられる事情なんかにももうちょっと踏み込んで欲しかったかな。

Posted byブクログ