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ドキュメント 裁判官 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2010/09/03

面白かったです。 おもに世間で話題になった事件について、それを扱った裁判官に取材して書かれているのですが、それぞれの裁判官の苦心や苦悩が伺われます。 それと、あんなに話題になった重大事件なのに、裁判の結果、被告人がどのような刑を科せられたのかについてはよく知らなかったことに気付か...

面白かったです。 おもに世間で話題になった事件について、それを扱った裁判官に取材して書かれているのですが、それぞれの裁判官の苦心や苦悩が伺われます。 それと、あんなに話題になった重大事件なのに、裁判の結果、被告人がどのような刑を科せられたのかについてはよく知らなかったことに気付かされました。ずいぶん前に思える事件の犯人が、いまだ刑務所で服役中だったり、逆にあんなに重大事件を起こした人がもう刑を終えて社会復帰している、もしくはいまだに控訴・上告して係争中とか。。 ちょっと前にやっていたNHKドラマの「ジャッジ」を思い出しましたが、これは実際の裁判官に取材して書かれたものなので、よりリアルに裁判官を身近に感じます。 裁判官とて「神」ではないとは分かっていても、でも絶対的で遠い存在だと思ってしまいます。裁判官の仕事は、ほんとうに厳しく、責任の思いものなのだなあ。。

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2014/11/04

研修所の某教官が最後に紹介してた本です。 新聞の特集連載をまとめたもので、5年ほど前なので若干古いですが、普通に面白く一気に読めました。 裁判官がここまでマスコミに本音しゃべってるってなかなか無いです。 特に前半の刑事裁判のあたりは、かなり率直な意見が述べられてて驚きま...

研修所の某教官が最後に紹介してた本です。 新聞の特集連載をまとめたもので、5年ほど前なので若干古いですが、普通に面白く一気に読めました。 裁判官がここまでマスコミに本音しゃべってるってなかなか無いです。 特に前半の刑事裁判のあたりは、かなり率直な意見が述べられてて驚きました。 裁判員制度の向けて、というなら、ぞろぞろ出版されてる法律用語の揚げ足取り本の3倍くらい参考になるかと。

Posted byブクログ

2010/02/26

私達はメディアから「裁判官は世間知らず」「庶民感覚が無い」等、負のイメージを植えつけられていないか。 本書を読むと、これら広く信じ込まされてきたこととは逆の様子が見えてくる。 中には裁判官には不適格な人物が何かの訴訟で判決を下し、それがトンデモ判決としてマスコミをにぎわすかもしれ...

私達はメディアから「裁判官は世間知らず」「庶民感覚が無い」等、負のイメージを植えつけられていないか。 本書を読むと、これら広く信じ込まされてきたこととは逆の様子が見えてくる。 中には裁判官には不適格な人物が何かの訴訟で判決を下し、それがトンデモ判決としてマスコミをにぎわすかもしれない。 しかし、その仕事に不適格な人はどの職場にもいるのでは。 確かに自分が裁判でこのような裁判官に当たったらと思う怖いが。 おおむね、一人一人の裁判官はそれぞれの訴訟に対して真剣に取り組み、人が人を裁く難しさに悩みながら判決文を書いているように思える。

Posted byブクログ

2009/10/07

人を人が裁く上でもっとも必要なことは人間性なのかもしれない。 その人に発言で人生が決まり、また変わる力を持ったことを考えれば、法の知識があるのはあくまで前提に過ぎないのかもしれない。

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2009/10/04

法律家の中でも一番カッコいい(独断だけど)裁判官。人が人を裁くのは大変なんだなと思った。この本を読み終わった後、裁判官に裁かれることのないような人生を送らなくてはと心に誓った。

Posted byブクログ

2009/10/04

安田弁護士のオウム事件についての本の時は裁判所の刑事訴訟法違反だって言って徹底的に裁判所を叩いていたが、裁判所の視点からするとこういうことを思ってたんだ、と感心したところがあった。法曹を目指すとき法曹三者それぞれの思いを理解して、自分の目指す法曹像って見えてくるものではないか、っ...

安田弁護士のオウム事件についての本の時は裁判所の刑事訴訟法違反だって言って徹底的に裁判所を叩いていたが、裁判所の視点からするとこういうことを思ってたんだ、と感心したところがあった。法曹を目指すとき法曹三者それぞれの思いを理解して、自分の目指す法曹像って見えてくるものではないか、っとこの本から考えた。

Posted byブクログ