クレーン男 の商品レビュー
絵本? すぐ読めた。 書評でこれ選んだ人凄いな、良くこんなの知ってたなと思う。 図書館に良くあったな… ライナー・チムニクさんの本これしかなかったけど。 紙質が厚く文字数少ない。ケース入り。 鉄は丈夫! バイクが2回伝令ででてきた。バイクの本だね。 何でこの本紹介されてたかもう一...
絵本? すぐ読めた。 書評でこれ選んだ人凄いな、良くこんなの知ってたなと思う。 図書館に良くあったな… ライナー・チムニクさんの本これしかなかったけど。 紙質が厚く文字数少ない。ケース入り。 鉄は丈夫! バイクが2回伝令ででてきた。バイクの本だね。 何でこの本紹介されてたかもう一度「小説という毒を浴びる」を確認しよう。
Posted by
最近映画の中でチムニクの本が出てきたから試しに読んでみたけど、すぐに買い集めることとなった。 たまらなく好きな絵と言葉。 こんなに好きになれてるのは翻訳の矢川さんのおかげでもあると思う。 「熊とにんげん」も縦書きシンプルの装丁で出してほしい。揃えたい でも素敵な装丁のパロル舎って...
最近映画の中でチムニクの本が出てきたから試しに読んでみたけど、すぐに買い集めることとなった。 たまらなく好きな絵と言葉。 こんなに好きになれてるのは翻訳の矢川さんのおかげでもあると思う。 「熊とにんげん」も縦書きシンプルの装丁で出してほしい。揃えたい でも素敵な装丁のパロル舎って出版社なくなってしまってるらしい。残念だ。 チムニクはどうやら昨年の12月になくなったらしい。たまたまだけど明日はチムニクの誕生日だ。 今知った。 チムニク展はないのかなあ。原画を見てみたい…
Posted by
クレーンと共に生きた一人の男のお話。 寓話みたいですがそうではなく、ただ語られるのが良かったです。 クレーンが出来上がりクレーン男が仕事に就くまでのドタバタ、しばらくして戦争が始まり辺り一面海に浸かったことで孤独になり、ワシと友人になり山の向こうの男とボトルメッセージをやり取りし...
クレーンと共に生きた一人の男のお話。 寓話みたいですがそうではなく、ただ語られるのが良かったです。 クレーンが出来上がりクレーン男が仕事に就くまでのドタバタ、しばらくして戦争が始まり辺り一面海に浸かったことで孤独になり、ワシと友人になり山の向こうの男とボトルメッセージをやり取りし、そしてまた周りに街ができる……波瀾万丈のようで、とても淡々としていました。 レクトロの幻を見ても、サメとバトルしてても、淡々。 最後はちょっと寂しくなりました。 装丁も挿絵も本の頁の紙も渋くて素敵な1冊でした。 海の中にぽつんと立ってるクレーン、孤独で壮大で好きです。
Posted by
発展していく町の広場に、大きなクレーンを設置した。 荷物を船から貨車へ、車から船へ詰め替えるために。 そのクレーンに惚れぬいて、クレーンに住み着いたのがクレーン男。 毎日毎日規則正しく仕事をし、休みの日はクレーンのメンテナンス。 誰が見てても見てなくても、毎日コツコツ仕事を続け...
発展していく町の広場に、大きなクレーンを設置した。 荷物を船から貨車へ、車から船へ詰め替えるために。 そのクレーンに惚れぬいて、クレーンに住み着いたのがクレーン男。 毎日毎日規則正しく仕事をし、休みの日はクレーンのメンテナンス。 誰が見てても見てなくても、毎日コツコツ仕事を続けるクレーン男。 友だちのレクトロは、のんびりと、しかしじっくりと、ものごとを考えるたちで、楽しい夢にふけるのが好き。 クレーン男はそんな友達をユーカリのボンボンをしゃぶりながら、クレーンの上から見守っている。 そんな穏やかな日はいつまでも続かなかった。 時は過ぎ、町が、国が、その姿を変え、人々はいなくなり、クレーン男のするべきことも変わっていく。 世の中が変わっても変わらないものがある。 本質が変わらなくても、時の経過で不要になるものもある。 大好きな仕事があって、大好きな友達がいて、毎日を心豊かに暮らせるのなら、それを幸せと言わなくて何だというのだろう。 クレーン男とワシは、そして銀色のライオンが向かう先。 そこにレクトロがいたらいいと思った。
Posted by
実に丁寧に書かれた寓話。 こどもに読みながら大人も楽しめる本です。 人の欲深さや我が儘な姿が描かれているのに、説教じみてなくて、するする読める、絵も味わい深い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
寓話で綴られた物語には説教臭さも誘導的な問題提起も皆無で、 ユーモアで包み込み、さらりとシンプルに書かれている分中身は濃く、 主人公や主人公を取り巻く人々、降りかかる事柄諸々…について考え出すと深みにはまり、 その結果ついボンヤリとしてしまうのでした。 無欲に真っ当に貫いた男の一生、と言う部分で、 ふと小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」を思い起こしてしまい更に胸がザワつき、 私事ながらまたいつもの愚考に次ぐ愚考のループ~と化してしまったのですけれど、 愚考するだけ意味のある本、という事なのでしょうね。 装丁も素敵です。 手に取った感触も好き。 味のある線画とそれに添えられた文章も楽しく可愛らしく、 そこは児童書ならではの魅力だなと。 こういう出会いがある!からやっぱり児童書漁りはやめられません。
Posted by
見開き右半分が文章、左半分が絵(+コメント) かなり冗長。前半、街でのクレーンの活躍が鼻につきだす。中盤、海が長すぎる。鷲ですら、飽きかけてるじゃないか。 すらすら読めるので、疲れているときに
Posted by
ライナー・チムニクさんの本は、これが初めてです。 矢川澄子さんの訳には幼い頃から親しみがあるので、矢川澄子さん…ということで手に取ってみました。 作者が、優しい目で、そして丁寧に、この物語を作ったのだろうな…と、想像することが出来るお話でした。 挿絵は素敵でした。 小学生の頃...
ライナー・チムニクさんの本は、これが初めてです。 矢川澄子さんの訳には幼い頃から親しみがあるので、矢川澄子さん…ということで手に取ってみました。 作者が、優しい目で、そして丁寧に、この物語を作ったのだろうな…と、想像することが出来るお話でした。 挿絵は素敵でした。 小学生の頃、「寓話」というその響きが好きで、幾冊か読んでみた事もあったのですが、正直あまり好きではありませんでした。 もっと、ストーンと明るい話が好きだったので…。 この「クレーン男」は、言えば「寓話」という囲いに入れる事のできるお話だと思うのですが、私は好きです。 そして、好きだな、と感じると共に、小学生の頃の「寓話」との出会いを思い出し、少し妙な気持ちになりました。 「クレーン男」、また読み返してみたいです。 きっとその度に思うところ、捉え方が変わっているだろう、と思います。
Posted by
主人公が変わり者であるトコが良くて♥ この作品も ■□■□■□■□■□ 貨物を積み替えるために新設された クレーンに惚れ込んでクレーン係りに なり、やがてクレーンの上で暮らし 始める男のお話です。 ■□■□■□■□■□ へんでしょ?? 独特のユーモアがある文体で、権力...
主人公が変わり者であるトコが良くて♥ この作品も ■□■□■□■□■□ 貨物を積み替えるために新設された クレーンに惚れ込んでクレーン係りに なり、やがてクレーンの上で暮らし 始める男のお話です。 ■□■□■□■□■□ へんでしょ?? 独特のユーモアがある文体で、権力者や エバってるひとに対しては、ちょっと いじわるな風刺が効いています。 挿絵も作者自身が描かれていて、東欧の 出身らしく、どこか東欧アニメーション を思わせる味のある絵です。 動物も当たり前のように話すし、 ほのぼのしたユーモア話と思いきや、 おそらく作者の原体験なのでしょう 戦争が暗い影を落とし、物語を陰影のあ るものにしています。 戦死してしまったレクトロ(主人公の親友) や街のひとびとが幻となって現れる場面 は、『紅の豚』の雲の平原のシーンが 思い起こされました。 ところで、レクトロってなんか聞いたこ とのある響きだなと思ったら、 レクトロを主人公にした「レクトロ物語」 も書かれていて、読んだことあったのを 思い出した!!当時持ってた筑摩書房の 単行本版は現在、絶版となってるみたい なので、また一冊本を探す楽しみが増えた 感じです。
Posted by
中盤の、死んだ町が海に沈んでからのファンタジーが、発想のひとつひとつはたのしいが(サメのくだりは却下)、あまく説得力に欠けだらだらと感じられた。ある朝、つぎの日、などの連続はくたびれる。問題はほかにもいろいろとあるが、おなじくらい良いと思えるものがあり、レクトロの存在やラッパの絵...
中盤の、死んだ町が海に沈んでからのファンタジーが、発想のひとつひとつはたのしいが(サメのくだりは却下)、あまく説得力に欠けだらだらと感じられた。ある朝、つぎの日、などの連続はくたびれる。問題はほかにもいろいろとあるが、おなじくらい良いと思えるものがあり、レクトロの存在やラッパの絵を描く場面なんかは好きだった。
Posted by
- 1
- 2