1,800円以上の注文で送料無料

本についての詩集 の商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/08/11

この目で見てる世界とは せいぜい視界の届く狭い範囲内のほんの一部。 でも それだけで生きては行ける。 例え 水平線の向こう側を知らなくても 地平線の向こう側に行かなくても 虹の向こう側を 壁の向こう側を 扉を開けなくとも 生きては行ける。 それは 理性だけを爛々と覚醒させ ...

この目で見てる世界とは せいぜい視界の届く狭い範囲内のほんの一部。 でも それだけで生きては行ける。 例え 水平線の向こう側を知らなくても 地平線の向こう側に行かなくても 虹の向こう側を 壁の向こう側を 扉を開けなくとも 生きては行ける。 それは 理性だけを爛々と覚醒させ 魂を眠らせておけばいいだけのお話だから。 でも 泣きながら沈んだ顔して眠る魂を 揺り起こすときが来るとすれば それは死の間際… なんてのが嫌な人は本を開くのかな、 と、思った。 放浪の長い旅に 心から満足しているかの様な本についての詩集。 大好きな宮沢賢治や中勘介、 草野心平や石垣りん、石原哲郎、谷川俊太郎… (他にもたくさん!) 彼らが本棚から抜き取った本が 古い地図をバンッ、と広げる。 そして、真剣な眼差しが目的地を探る… 私はその光景を想像してついつい、うっとりしてしまう。

Posted byブクログ

2010/06/13

[ 内容 ] その本の世界から誘いだされた詩と、その本の世界へ誘いだす詩。 「二十世紀以後の詩」から、固有名の秘めもつ力を伝える92人92篇を選んだ初のアンソロジー。 [ 目次 ] 長田弘―世界は一冊の本(序詩として) 中島敦―遍歴(アウグスティヌス、アナクレオン、アミエル、…...

[ 内容 ] その本の世界から誘いだされた詩と、その本の世界へ誘いだす詩。 「二十世紀以後の詩」から、固有名の秘めもつ力を伝える92人92篇を選んだ初のアンソロジー。 [ 目次 ] 長田弘―世界は一冊の本(序詩として) 中島敦―遍歴(アウグスティヌス、アナクレオン、アミエル、…) 金子光晴―召集(アリストファネス) オーデン―(中桐雅夫訳)W・B・イェイツをしのんで3(イェーツ) 安西冬衛―打楽器(ヴァレリー「最後のマラルメ訪問」) 大岡信―「文明」と「文化」の論(ヴィーコ「新しい学」) リンゲルナッツ(板倉鞆音訳)―ウェーデキント追憶(ヴェデキント) 日夏耿之介―書斎に於ける詩人(エラスムス、ほか) 多田智満子―エクピローシス以後(エリアーデ「永遠回帰の神話」) 天沢退二郎―墓守として(円卓の騎士)〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

作家、作品に対する思いの詩を集めるってすばらしい。私もできるなら感想などを詩で書きたい、無理かなぁ....

Posted byブクログ