マハーバーラタ の商品レビュー
寓話のような吟遊詩人…
寓話のような吟遊詩人たちが伝えたインドの物語。含蓄にとんだ話がたくさんありました。
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「マハーバーラタ」は、古代インドに伝わる20万行を超える世界最大の叙事詩であるそうだ。 「10年ほど前、インドで2年にわたりテレビで「マハーバーラタ」が放映されたが、毎日曜日の昼、この映像が放映されている間には街から人影が失せた」という。 第1話の「猫と鼠の話」に引き込まれて...
「マハーバーラタ」は、古代インドに伝わる20万行を超える世界最大の叙事詩であるそうだ。 「10年ほど前、インドで2年にわたりテレビで「マハーバーラタ」が放映されたが、毎日曜日の昼、この映像が放映されている間には街から人影が失せた」という。 第1話の「猫と鼠の話」に引き込まれて買った。 しかし、第2話以降はより神話っぽい感じでイメージと違った。それはそれで神話として面白いものだったが、いかんせん登場人物の名前が覚えられないのがつらかった。 訳者がちょくちょく意訳してくれてるのか訳文にしてはかなり読みやすい印象。
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今の騒がれているインドとは似ても似つかぬ その物語の深さ。 神々は彼らのことをどう見ているのでしょうかね。 きっと苦々しい顔で見ていることでしょう。 異国の物語なので 違和感ありありかな、と思ったら そうでもなく、結構人が生きるうえでの 心理をついているのです。 それに世の中...
今の騒がれているインドとは似ても似つかぬ その物語の深さ。 神々は彼らのことをどう見ているのでしょうかね。 きっと苦々しい顔で見ていることでしょう。 異国の物語なので 違和感ありありかな、と思ったら そうでもなく、結構人が生きるうえでの 心理をついているのです。 それに世の中の末という代物も 描かれているもので。 そこに関しては恐らく目を覆いたくなると思います。 まさに今の私たちの住んでいる世界でないの、と。 寓話的なものが多いですが 最後のある部分だけ、 何かが違います。 そう、女性はどういうものかを知ることができます。 ただし、刺激超強め。 面白かったです。
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完訳の前哨戦として読了。完訳には見事に敗れたが(笑)こちらは読みやすい文体なのでとっつきやすくて良いかと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原作は非常に長い話であり、この本はそれをすごく短く要約したため、物語としてどきどきするような内容はまったくなく面白みにかける内容になってしまった。 インド古典入門としては良いと思う。 バラモン教なんてまったく知らないけど、当時の身分、男女関係、生きがいといった基本的な文化の原点を知ることができたと思う。 ただ、登場人物は天界の人や神々の世界のため、基本的に行動や事象がぶっ飛んでいる。そして、やけに男女の話が多いのが気になった。 インド宗教の基本は輪廻転生と聞いたことがあり、そういった話を実感できることができたので楽しめた。 昔やったゲーム、サンサーラナーガ2を思い出す。 またやりたいな。
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強大な王の下にいつまでも従属していてはいけない。たとえこちらが弱体でも相手の隙を見て攻略すべきである。 生き物というものはどんな状態であろうと生きることに執着します。 人間の欲望には限りがない。ギーを注がれる火のように際限なく燃え上がる。生きとし生けるものへの慈しみをもって心の中...
強大な王の下にいつまでも従属していてはいけない。たとえこちらが弱体でも相手の隙を見て攻略すべきである。 生き物というものはどんな状態であろうと生きることに執着します。 人間の欲望には限りがない。ギーを注がれる火のように際限なく燃え上がる。生きとし生けるものへの慈しみをもって心の中でも、行動の上でも言葉においても罪を犯さなくなったとき、人は清められ、真の平安が得られるのではないか。
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友人に借りて読了。 何でもありだな!と思った。破天荒。 でも厳しい基準の世界なのだろうなぁ、というのも垣間見えつつ。 いつの世も女性は強いのですね。
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