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うたかた/サンクチュアリ の商品レビュー

3.9

211件のお客様レビュー

  1. 5つ

    52

  2. 4つ

    77

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2023/03/26

言葉が綺麗です うたかた 何度読んでも、不思議にな気持ちになるけどそれが私にぴったりなんだと思う。 サンクチュアリ この題名の響きが好き。ただ大切な人が離れたときに読むと切なくなる。

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2022/10/01

人は再生できる。大切なものを失っても歩けないくらいに酷く傷ついても、また前を向いて歩こうとする力が人間にはあるのだと、信じようと思える、希望を持てる。

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2022/07/05

キッチンに比べると、心の中から湧き上がる深い共鳴感は得られなかった。でも、ひとつの物語としては面白かった。設定も分かりやすい。

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2022/06/27

●人魚と嵐。幼馴染みでありながら、互いに惹かれ合う存在 ●お互い大切な人を亡くした2人の男女の物語。 どちらも劇的な展開があるわけでもないけれど、風景が綺麗で、感情の描写がするする入ってきて、読んでると心が浄化される感覚がある。 吉本ばななさんの文章の性質なのか、登場人物に...

●人魚と嵐。幼馴染みでありながら、互いに惹かれ合う存在 ●お互い大切な人を亡くした2人の男女の物語。 どちらも劇的な展開があるわけでもないけれど、風景が綺麗で、感情の描写がするする入ってきて、読んでると心が浄化される感覚がある。 吉本ばななさんの文章の性質なのか、登場人物に感情移入しているのかわからない。けど、好き。心地よい。

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2022/03/15

彼女の本を読むのは3作目だが、なんだか描きたい話のテーマの変化がないような気がした。読みやすさはかわらず、読みやすい。人、死にがち

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2022/02/02

あったかい、はなし、たち。 主人公の周りの人たちまで、人物像が見える。何気に人魚のお父さんが好きだったりする。 商店街の雨とか、プールの後の教室とか、風景が散りばめられて、こんなやさしい世界もあるなと思う。

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2021/12/09

ばななさんの作品に流れる、愛する人を亡くした喪失感、そしてそこからの回復。というテーマが流れているのは他の作品群と同様だと思うのだけれど、この二篇の物語は、ばななさん自身が後書きで述べているように、ちゃんと、きれいな流れのある、誰が読んでもすてきな作品。 まさにこれだなあ、と気...

ばななさんの作品に流れる、愛する人を亡くした喪失感、そしてそこからの回復。というテーマが流れているのは他の作品群と同様だと思うのだけれど、この二篇の物語は、ばななさん自身が後書きで述べているように、ちゃんと、きれいな流れのある、誰が読んでもすてきな作品。 まさにこれだなあ、と気持ちが暖かくなるような気がした。

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2021/11/04

【吉本ばななさんの作品らしく、立ち上がる元気が出る作品】 「うたかた」は主人公の家族は母、そして別々に暮らす奔放な父、その父と別の女性との間に生まれた兄という複雑な構成。久しぶりに再開した兄との関わりを通じて、怖かった父との関係が少し変わったり、少しずつ変化していきます。 「...

【吉本ばななさんの作品らしく、立ち上がる元気が出る作品】 「うたかた」は主人公の家族は母、そして別々に暮らす奔放な父、その父と別の女性との間に生まれた兄という複雑な構成。久しぶりに再開した兄との関わりを通じて、怖かった父との関係が少し変わったり、少しずつ変化していきます。 「サンクチュアリ」は家族や親しい女性を失ってしまった2人が、偶然の出会いをきっかけに惹かれ合っていきます。 ハラハラ、ドキドキといったドラマチックに大きく変化するお話ではありませんが、重いテーマを描いているものの穏やかで、やっぱり最後には、光が差してくるような、吉本ばななさんらしい本でした。

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2021/07/31

登場人物の名前も変だし、話の内容自体も現実にはほとんど起こり得ない非日常的なものなのに、なぜかすんなりスッーとはいってきた不思議な話。加えて、どっちかというと悲しいテイストの物語のはずなのに、ほっこり優しい気分にさせられるのも不思議。初めての吉本ばなな作品だったが、長い間人気であ...

登場人物の名前も変だし、話の内容自体も現実にはほとんど起こり得ない非日常的なものなのに、なぜかすんなりスッーとはいってきた不思議な話。加えて、どっちかというと悲しいテイストの物語のはずなのに、ほっこり優しい気分にさせられるのも不思議。初めての吉本ばなな作品だったが、長い間人気であり続ける理由がなんとなく分かった。

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2021/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あとがきの「目に映る風景はその人の心象を映す」という一文に全てがある。吉本ばななの小説は風景描写が多くて、それは嵐が、人魚が、智明が、馨が、友子がみた景色であり、それらはとても美しい。繊細で、触れたら壊れてしまいそうな世界の一瞬一秒への精密な感度が、その瞬間を言語化することに成功している。

Posted byブクログ