青年ルター(1) の商品レビュー
アイデンティティやモラトリアムといった、発達心理学の重要概念を提唱したエリクソンによる、ルター論。 彼の生育歴や当時の社会情勢、思想の潮流などを丹念に読み込み、また既存のルター論に対する批判も行いながら、ルターの人物像に迫る一冊。 丁寧に書かれているが故に、それなりの前提知識がな...
アイデンティティやモラトリアムといった、発達心理学の重要概念を提唱したエリクソンによる、ルター論。 彼の生育歴や当時の社会情勢、思想の潮流などを丹念に読み込み、また既存のルター論に対する批判も行いながら、ルターの人物像に迫る一冊。 丁寧に書かれているが故に、それなりの前提知識がないと読みにくく感じる。自分には世界史や西洋思想の教養はそれほどないため、前提知識については「そういうものか」と流して読まないと厳しい。 しかし、幼年期から青年期のルターについて、病的な葛藤を抱えてきたという理解についてはとても興味深く、やはり「心理学の本」だなあと感じる。
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「頑張る」と「ゆだねる」、信仰と意志、超自我と自我、律法と福音、罪と義、光と闇、善と悪、清と濁 ルターも壮絶に二律背反を闘った!!「本気になる受動性」が変容を可能にする。心理学者の目線に福音の目線を重ねて読むと,理解が深まるのではないか。(森真弓氏) 『牧会相談の実際』あめんどう...
「頑張る」と「ゆだねる」、信仰と意志、超自我と自我、律法と福音、罪と義、光と闇、善と悪、清と濁 ルターも壮絶に二律背反を闘った!!「本気になる受動性」が変容を可能にする。心理学者の目線に福音の目線を重ねて読むと,理解が深まるのではないか。(森真弓氏) 『牧会相談の実際』あめんどう、2014、第四章心悩む人の理解と支援のためのブックガイドP196-197から抜粋引用。
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