春雷 の商品レビュー

伊集院静(著者)

父斎次郎との確執、母…

[文庫ＯＦＦ]

父斎次郎との確執、母絹子の愛情、同級生美智子との出会いなど英雄も中学生になって多感な年頃であるが健全に成長していく姿が見える。

2024/08/05

色んな葛藤や別れ、経験をして成長していく姿がリアルでした。

次作はどんな経験をするのか…！次も読みます！

ちょいちょいお手伝いさんの小夜が毒づいてるの笑えるw

2021/11/13

著者自伝的小説の少年編。瀬戸内の町で過ごした小中時代を瑞々しく描き出す。
同じ瀬戸内で生れ育った自らの体験や思い出ともシンクロし、なんともしみじみ懐かしい気持ちに浸りながら楽しめた。

2020/12/17

こんな中学時代ではなかったけど、何かなつかしい思いを感じさせてくれました。
さて、跡継ぎになっていくのかな。

2018/02/08

間抜けなオイラはこの三部作を「岬へ」から読み始めて今回「春雷」に至った。でもそんなことを気にしないほど、一気に読ませてくれる。英雄とそのまわりの人たちの関わりは、激しくて優しい。乱暴だけど繊細だ。荒っぽい海の男たちに男のオイラも惹かれてしまう。男尊女卑甚だしい感じもするが、なんか男も女も幸せそうだ。生きることに精一杯だからか男も女も生き生きしているように見える。場所や時代が違っても、カッコいい人の生き方はこんな風な気がする。

2016/06/27

この本を読みながら、昔読んだ五木寛之の「青春の門」を思い出した。どちらも激動の昭和の時代に波乱の青春を生き、悩み苦しみそして淡い切ない恋を含む物語。
でもこの海峡は在日の差別を含んでいる分だけ辛いものがある。

2014/09/07

海峡　少年篇。英雄は逞しい多感な14歳になった。それまで絶対服従だった斉次郎に対しても新たな感情が生まれ、跡も継がないと言い出す。ラストに隆、ツネオ、太郎、美智子と行った露天風呂のシーンがとてもよかった。青春篇が楽しみ。

2011/11/22

2011/11/22 読了
【海峡】の続編。ただただ懐かしい。みんなこうやって大人になっていくのねーみたいな…( ´ ▽ ` )

2010/09/18

学校の先生、仲間、弟、母、そして父との関係を通し、少年が何を感じてどう生きて行くのか、力強い文章で書かれています。

2009/11/23

この世で死ぬことはやすきこと。
生きることは哀しいが、喜びはそこにしかない。

この言葉を読んだとき、目の前がぱっと明るくなったというか・・・。
自分の中で答えが出せていなかった「生きる意味」が見えた気がしました。

この「海峡」は「幼年編」「少年編」「青春編」の3部から成っていて、「この世で・・・」という言葉は「少年編」で出てきます。