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「わかる」とはどういうことか の商品レビュー

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61件のお客様レビュー

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2024/04/12

脳機能障害の臨床医による、わかるという認識の仕組みについて 非常にとっつきにくく哲学的であり脳科学的な主題を様々なエピソードを交えてわかりやすく説明しようと試みていて興味深い。

Posted byブクログ

2024/02/23

わかるにも色々ありますが、自分はそのことがイメージできるとわかるようになると思います。だから、絵にしたり、図にしたり、漫画にしたりすることが多いんじゃないですかね?特に最近は漫画で解説しているものが多いような気がします。

Posted byブクログ

2023/10/24

生きることは、自分の足で立ち、自分の足で歩くことです。世界に立ち向かうためには自分が使えるしっかりした海図を自分で作ってゆかなければなりません。そうやってはじめて大きい意味や深い意味を発見することができるようになるのです。 それが快感や、落ち着きをもたらす、世界がもっと楽しくな...

生きることは、自分の足で立ち、自分の足で歩くことです。世界に立ち向かうためには自分が使えるしっかりした海図を自分で作ってゆかなければなりません。そうやってはじめて大きい意味や深い意味を発見することができるようになるのです。 それが快感や、落ち着きをもたらす、世界がもっと楽しくなるってことなんだよねー、わかるわかるわかるーーー!!!!!!

Posted byブクログ

2023/06/21

読んだきっかけは息子がトライしている中学入試で塾が紹介したからだった。著者は神経内科が専門で高次機能障害学を研究しているらしい。私は「高次機能障害」にちょっと興味を持っていた。自分が1年前に適応障害にかかり、3か月くらいで治ったように思える部分と何か脳の一部に問題があるのではない...

読んだきっかけは息子がトライしている中学入試で塾が紹介したからだった。著者は神経内科が専門で高次機能障害学を研究しているらしい。私は「高次機能障害」にちょっと興味を持っていた。自分が1年前に適応障害にかかり、3か月くらいで治ったように思える部分と何か脳の一部に問題があるのではないかと感じたことがあった。なんとなく認知能力や記憶力の低下を年のせいにしていた。半分あってるかもしれないけど。 息子と会話がかみあわず、お互いにイライラしていることが多かった。単なる息子の反抗期にも思えたのだが、それだけとは言えなさそうだ。会社の仕事で重要なことを記憶違いしてしまったり、記憶が欠落したかのようになってしまうことがあって、ショックを受けたこともあったからだ。このとき理由を調べてみると、うつ病や適応障害との関連で脳の認知機能障害や高次機能障害の話が出てきたため、関心を持つようになった。普通は高次機能障害というと脳卒中になったり、脳に事故などで損傷を受けた人がなりやすい病気らしい。でも脳の血流という捉え方をすれば、メンタルの問題でも同様のことが起きてもおかしくないと思う。 ひとえに記憶力がなくなったといっても、短期記憶と長期記憶のどちらも記憶力かでも原因は異なるし、全体的な関係性の記憶と具体的な直近の記憶なのかなどで記憶に結びつけて「分かる」といっても様々だ。それを理解しやすく説明してくれているのは、ありがたい! 心像(メンタルイメージ)は、普段聞きなれない言葉だから慣れるのに時間がかかったが、わかるということにおいて区別できる、特に言葉で違いを明確化できることは一つの重要な要素だと改めて思った。筆者が説明する知覚心像と記憶心像をふまえて読み進めると、人が語感をどうやって身に着けていくのかが理解できる。知覚と記憶のリンクで考えていくと、なるほどなあと思った。 サイエンスの領域で「分かる」ことに対して「分類整理」、明らかにするものに対して分かっていることとわかっていないことの「識別」、「モデル」思考という概念が重視して取り組まれる理由がこの本を読んでいくと納得がいく。 いろんな意味でなるほどねぇ、と「分かる」体験をさせてくれる本だった。

Posted byブクログ

2023/05/21

高次脳機能について「高次脳機能」という用語を使わずに平易な言葉で説明されており、大変わかりやすくイメージ(心像)しやすい。

Posted byブクログ

2023/01/22

会社の読書会の課題図書。 20年前の本なのに、全く時代遅れと感じる部分がなく、長く読みつがれる名著なのだと実感した。 私はシステムエンジニアをしているので、2章の「外来文化が大量に入ってくるときは、異なる概念を表す記号(言葉)が大量に入ってきます。これを自分の国の言葉に消化するの...

会社の読書会の課題図書。 20年前の本なのに、全く時代遅れと感じる部分がなく、長く読みつがれる名著なのだと実感した。 私はシステムエンジニアをしているので、2章の「外来文化が大量に入ってくるときは、異なる概念を表す記号(言葉)が大量に入ってきます。これを自分の国の言葉に消化するのに時間がかかります。その時間が取れないと、消化不良の言葉が社会にあふれることになります」が印象に残った。「DX」と皆よく分からず、消化不良とまま言っている感じがとてもする。

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2022/07/24

わかるということは、記憶のある事とある事の関係性が明らかになること 記憶や経験が無ければ、わかるとはならない また、分かったとは分かった気がするという人の主観的な心の働きで、決して客観的事実では無いこと 間違っていても、説明ができたり関係性が分かったりすれば、分かったと感じてしま...

わかるということは、記憶のある事とある事の関係性が明らかになること 記憶や経験が無ければ、わかるとはならない また、分かったとは分かった気がするという人の主観的な心の働きで、決して客観的事実では無いこと 間違っていても、説明ができたり関係性が分かったりすれば、分かったと感じてしまう 本当に分かったかどうかを調べるには、説明したりして運動を介して外に発信してみること 曖昧にしていたところでは上手く説明が出来ないし、応用も出来ない 分かったは心の動きなので、わかったから全てを深く理解したとういう気にならないようにすること

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2023/07/30

わかるときに脳がどのような働きをしているのかが書いてあり、非常に興味深かったです。 特に、自分の心に心像を作り上げるという概念が新鮮でおもしろかったです。

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2022/05/08

そもそもわかるとはなんぞや?とふと思い、読んでみたら非常に面白かった。難しい事をわかりやすく、なおかつ体系的に書くのは困難だったのではないかと思う。もちろん理解できないこともあるが、それは私の知識がないからであろう。個人的に特に興味深かったのは、生命の本質はエントロピーを減少させ...

そもそもわかるとはなんぞや?とふと思い、読んでみたら非常に面白かった。難しい事をわかりやすく、なおかつ体系的に書くのは困難だったのではないかと思う。もちろん理解できないこともあるが、それは私の知識がないからであろう。個人的に特に興味深かったのは、生命の本質はエントロピーを減少させること。秩序が生まれると落ち着きが生まれるという文章に納得。わからない、難しいな、と思いながら生きていこうと思う。

Posted byブクログ

2022/04/15

「人は知識や経験に照らし合わせて判断している」。 なるほど。では、わからせるためにはどうすれば?のヒントが詰まっている。

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