ディアスポラ(2) の商品レビュー
クワンに憑いていた…
クワンに憑いていたのは炎の精霊王だった。ゼクロスの案内で水の精霊王の魔法使い、フレイアに会いに来たクワンとユリウス。そこで、ユリウスの昔なじみに会って…。魔法使いの狂気、ユリウスの本業とは?ナゾが謎を呼ぶ第二巻です。
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クワンについていたの…
クワンについていたのは、大好きなきれいなお姉さん精霊ではなく、最強で、単純で、彼に愛されたくてしかたがない「炎の精霊王」だった。その事実を拒み、未だ力の制御もままならないクワン。ユリウスは彼の手をとり、街を出た。たどり着いたのは、海運で栄える北の街の娼館。そこで彼らは、水の精霊王...
クワンについていたのは、大好きなきれいなお姉さん精霊ではなく、最強で、単純で、彼に愛されたくてしかたがない「炎の精霊王」だった。その事実を拒み、未だ力の制御もままならないクワン。ユリウスは彼の手をとり、街を出た。たどり着いたのは、海運で栄える北の街の娼館。そこで彼らは、水の精霊王とその魔法使いに出会った―。
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ディアスポラ第二弾!…
ディアスポラ第二弾!!ついにクワンの守護精霊が分かり、ワクワクドキドキする展開が盛りだくさんでした!!本当におすすめです!読んでみてください。
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だんだんハードになってきた。 この話は主人公の成長というテーマを軸に、精霊の正体・陰謀という謎が入っている。 そこに噛むのが、一巻からずっとあざとく出ている「魔法使いの狂気」だ。 魔法の源である精霊は人間につく。そして魔法の原動力となるのだが、彼らは人間のネガティブな...
だんだんハードになってきた。 この話は主人公の成長というテーマを軸に、精霊の正体・陰謀という謎が入っている。 そこに噛むのが、一巻からずっとあざとく出ている「魔法使いの狂気」だ。 魔法の源である精霊は人間につく。そして魔法の原動力となるのだが、彼らは人間のネガティブな感情を嫌い、それが度を越えると去ってしまう。しかしながら、精霊は人間の狂気は理解しない。それはマイナスな感情であるとは思わないのだ。 狂気に陥った魔法使いは精霊を統制しなくなる。狂った魔法使いについた精霊は契約者を持たないフリーの精霊を呼び込んで大災害を起こす。 この世界では魔法使いは狂気に陥りやすい、と言われる。 樓主はこの巻を読んで、その理屈がわかった。 精霊を失いかねないマイナス感情を持った人間には、もう精霊しか残ってないわけだ。他にも大事なものが残っていれば、なんとかしてプラス変換させるように、魔法学校で仕込まれているわけだから。 で、唯一の精霊が去ろうとする。 でも精霊はそんな彼や彼女に言う。 「嫌なことは忘れちゃえば」 もはや唯一のものである、精霊をなくしたくない魔法使いは頷く。 そして、記憶を全部なくした魔法使いは、統制だの倫理だの、一切なくすから。 「狂う」わけだ。 いやはや。 魔法使いが狂いやすいのは、当たり前だ。 精霊がマイナス感情を嫌って去るという、このシステム構造事態が、狂気の大元なわけだよ。一度去ったらどうやら戻ってきてくれないようだし。 三巻の展開が楽しみだ。 (一方的に謎解きして終る。これから読む人ごめんね♪)
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