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女系家族(上) の商品レビュー

3.9

66件のお客様レビュー

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2009/10/04

2006/11   「白い巨塔」の原作者山崎豊子の、大阪のとある女系家族の商家を舞台にした力作。自分は見ていないのですがドラマ化もされていました。むしろ今からでも見たい…。 大阪船場の老舗木綿問屋を舞台に、亡くなった父親の遺産相続を縦軸、遺産への妄執や情念から複雑に入り組んだ人間...

2006/11   「白い巨塔」の原作者山崎豊子の、大阪のとある女系家族の商家を舞台にした力作。自分は見ていないのですがドラマ化もされていました。むしろ今からでも見たい…。 大阪船場の老舗木綿問屋を舞台に、亡くなった父親の遺産相続を縦軸、遺産への妄執や情念から複雑に入り組んだ人間関係を横軸に、登場人物それぞれがドロドロの愛憎劇を繰り広げる。時代設定が戦後まもなくの頃ということで作中の女性はほとんどが和装だったり、慣習や建物の描写に少し時代がかったところがあるのが始めは少し読みづらいかもしれません。でも慣れれば着物の柄の描写なども楽しめる、とても骨太で読みごたえのある一作。

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2009/10/04

遺産相続の話。 かなりどろどろしていておもしろい。 最後の最後に大どんでん返しにはびっくりした。

Posted byブクログ

2009/10/04

大阪生まれでして、そこかしこに「ちぇ、こういう奴もいたな」「そうそう、こんなんやったな」と思い当たるところ多くて正直なところ胸くそ悪くなった。(ほど筆が立つ) いやぁ、半世紀以上立った今日ではあそこまではひどくはないだろ、と思いながらも、あれらすべてと縁を切った人生を選んでほん...

大阪生まれでして、そこかしこに「ちぇ、こういう奴もいたな」「そうそう、こんなんやったな」と思い当たるところ多くて正直なところ胸くそ悪くなった。(ほど筆が立つ) いやぁ、半世紀以上立った今日ではあそこまではひどくはないだろ、と思いながらも、あれらすべてと縁を切った人生を選んでほんとに良かったとつくづくうれしい。ざま見ろ! まだ、あんなんにうおうさおうしてはる人たちいてはるんやら、いつまででもやってなはれ! 料理、着物の描写は素晴らしい。 関西弁も本物や。時勢小説として五つ☆だろうが、個人的に胸くそ悪くなったから☆一つ減。作者のせいではないぞ。

Posted byブクログ

2009/10/04

女って、怖い。でも女は愛すべき存在でもあるのです。大阪は南船場を舞台に繰り広げられる大商家のお嬢様3姉妹が繰り広げる魑魅魍魎の世界。家族って、姉妹って、時にこんなグロくなりえるのかと思うと身の毛がよだちました。

Posted byブクログ

2009/10/04

時代は昭和前半。大阪船場の繊維問屋の婿養子主人が亡くなり、3人の娘の遺産相続争いが始まります。妾・文乃と彼女の妊娠も発覚し、なかなかどろどろな争いが始まります。上巻ラストの文乃の妊娠検査のシーン、男性読者はどう思うでしょうか?

Posted byブクログ

2009/10/04

Amazonレビューの「そこら辺の大学教授が10人ほど束になってもかなわないであろう。」にひかれて「女の勲章」の次は、ぜひこの本を読みたいと思っています。

Posted byブクログ