発火点 の商品レビュー
文章量の割に長く感じた。要はあまり面白くなかったと言うことなのだけど。人物像にどうも違和感があって、殺人の動機も理解できなかった。最後もとってつけたようで今ひとつでした。
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読んでいてかなり辛かった。 でもその中にちらっと出てくるいろんなことが、凄く優しく見えて感動する。 ラストは物凄く驚いた。 ちっとも、予想だにしていませんでした。 特にある行まで読み進めたときには、叫んでしまいそうになった。 新聞連載ってことを、ちゃんと考えた上での文章だと思...
読んでいてかなり辛かった。 でもその中にちらっと出てくるいろんなことが、凄く優しく見えて感動する。 ラストは物凄く驚いた。 ちっとも、予想だにしていませんでした。 特にある行まで読み進めたときには、叫んでしまいそうになった。 新聞連載ってことを、ちゃんと考えた上での文章だと思った。
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この人のはまだ「ホワイトアウト」しか読んでいなかったので、同じようなサスペンスものだと思って読み始めたのだけれど、それは期待はずれ。予想よりもかなり地味な話で、だけど(良い意味で)重たい。時間をかけてじっくり読むのに良い作品。「事件の被害者の家族」の人権問題についても、かなり考え...
この人のはまだ「ホワイトアウト」しか読んでいなかったので、同じようなサスペンスものだと思って読み始めたのだけれど、それは期待はずれ。予想よりもかなり地味な話で、だけど(良い意味で)重たい。時間をかけてじっくり読むのに良い作品。「事件の被害者の家族」の人権問題についても、かなり考えさせられた。 ラストに謎を残した余韻がかなり印象的。
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イマイチ。登場人物の誰にも共感できなかった。 主人公を「クズ」呼ばわりする書き手も作為的で鼻につくし、展開もギクシャクしているし、 なにしろ殺人の動機が弱い。動機(衝動)=発火点なのに、その動機がマニアックというかカルト的というか猟奇的というか、不健全なのも気になった。
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少年時代父親を殺され、被害者の息子という同情的な態度や好奇な視線に嫌気がさし屈折した生き方をしてきた杉本敦也。そんな時に刑期を終え出所してきた「あの人」。なぜ父は殺されなければならなかったのか、過去を探すにつれ大人へと成長してゆく物語。少年から大人へと心の変化が面白かった。
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12歳の夏の日、父が殺された。 21歳になった今、あの夏を振り返り、見えてきた真実とは・・。 う〜ん、青春グラフティ? ちょっと、想像してた話とは違ったなぁ・・。
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≪12歳のあの日、父が殺され、少年時代の夏が終わった。 人生を変えた殺人。胸に迫る衝撃の真相。 なぜ友の心に殺意の炎が燃え上がったのか?(帯より)≫ 12歳の夏に父を殺された杉本敦也が、「父を殺された少年」としてではなく「杉本敦也」として歩き出せるようになるまでの物語...
≪12歳のあの日、父が殺され、少年時代の夏が終わった。 人生を変えた殺人。胸に迫る衝撃の真相。 なぜ友の心に殺意の炎が燃え上がったのか?(帯より)≫ 12歳の夏に父を殺された杉本敦也が、「父を殺された少年」としてではなく「杉本敦也」として歩き出せるようになるまでの物語。 傍から見れば敦也は、常に拗ねたような可愛げのない態度で人に馴染もうとせず、自分勝手で堪え性のない奴、に見えたかもしれない。ある時期までは 確かにそんな生き方をしていたのだから仕方がない。 物事は往々にして気づくことから始まるのではないだろうか。 気づけなかったことは、通り過ぎるだけで、始まりもしないうちに無関係になっていくのだ。 気づけなかった頃の敦也は確かに、自分の手の中にあるものよりも他人が持っているものの方が良く思え、不満ばかり抱えている弱い人間だった。 しかし、気づけた時から彼の目に映る景色はおそらく違ってきたのだ。気づけなかったことで失ったものは多いが、失ったことに、そして失ったものの大切さに気づくことができて、彼は初めて自分のために生きることができるようになったのだ。
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正直、乃南アサの「風紋」「晩鐘」の方が上だ! 物足りない気がしてしまうのだ。奥行きがないというか、感情がのっぺらぼうな感じ??
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