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花神(上) の商品レビュー

4.2

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

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2013/01/31

素晴らしい。にっぽんは奇蹟の国。その意味でも、いまでも140年前のナショナリズムはあると思う。にっぽん人として誇りに思う。

Posted byブクログ

2012/11/22
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靖国神社に銅像がある、大村益次郎の物語。 戊辰戦争にて官軍の総司令官を務めた長州出身の元村医。 上巻は、大阪は緒方洪庵の適塾にて蘭方医学を学び、長州にて村医として仕事をするところから、伊予宇和島藩で蒸気船・砲台をつくり、江戸にて鳩居堂を開き、のちの東京大学である幕府の洋学研究機関・蕃所調所、講武所で仕事した後、長州に見出されるまで。 シーボルト周辺や蘭学を中心に江戸時代の学問、教育の状況がいきいきとわかる。 ***メモメモ*** ・ペリー来航の後、3年後には日本製蒸気船を完成させた藩が三藩もある。薩摩藩島津斉彬、佐賀藩鍋島直正、伊予宇和島藩伊藤宗城(むねなり)。 ・ヘボンによると、数学は当時のアメリカの大学生も及ばないほどのレベルを日本人はもっていた。 ・宇和島藩で蒸気機関を担当した町人・嘉蔵(かぞう)は見たこともない船舶機関を自分の技術と想像力でつくってしまった。なんの理論も学もなくとも、手触りの学と技術にてつくってしまうほんとうの知が日本にあった。

Posted byブクログ

2012/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり以前に、おちゃらけたレビュー書いてたので上巻にて描き直し。 この本読んで、靖国神社の銅像が大村益次郎ということを知った次第。 かなりの偏屈者だが、町医者から軍事を統括するまでに至る件は なかなか読ませる。死に至る場面は読んでいて苦しかった記憶が、、、 そんな大村益次郎ですが、今日も靖国から今の日本を見下ろしてる わけで。はてさて心境はいかばかりか? 司馬作品の中でもベスト3に入る名著。

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2012/08/25

幕末戊辰戦争において官軍総司令官となった長州出身の大村益次郎の生涯を描いた作品。 「花神」の意味がわかった時は納得しました。 時代の需要に導かれるまま幕末の仕事を成した才能人の物語。

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2012/06/29

 周防国の村医の子、大村益次郎(蔵六)が世に出る過程を描く。家の長男に『城塞』を一押しで薦められたが、花神(上巻)のほうが面白いぞぉ。詳細は下巻にて。

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2012/05/09

NHKの大河ドラマがおもしろかったので、ドラマが終わってすぐ読んだ。内容をすっかり忘れてしまったので、また読んでみることにした。 いろいろと解説が途中に入るのでめんどくさい文面になってるけど、以前読んだときはぜんぜん気にならなかったのに、今回はめんどくさいと思う。なんでかなぁ?年...

NHKの大河ドラマがおもしろかったので、ドラマが終わってすぐ読んだ。内容をすっかり忘れてしまったので、また読んでみることにした。 いろいろと解説が途中に入るのでめんどくさい文面になってるけど、以前読んだときはぜんぜん気にならなかったのに、今回はめんどくさいと思う。なんでかなぁ?年のせい?でも、物語はやっぱりおもしろいので、続きをがんばって読もうと思う。

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2012/04/10

周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島...

周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。

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2012/04/08

大村益次郎こと村田六蔵が主人公の幕末のお話。緒方洪庵に蘭学を習った医者。上巻は医者としての六蔵が主に描かれています。 あまりよく知らない人なので、興味が持てず。。。という感じです。

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2012/04/01

明治維新の仕上げ人、大村益次郎の話。どんな場所でも、どんな立場でも、自分の為すべきことを見失わない。情熱的な人物ではないが、確固たる信念のようなものを感じた。大村益次郎もそうだが、坂本竜馬にしろ高杉晋作にしろ、明治を生きてほしかった人たちはなぜ、ひとつの時代の終わりと共に逝ってし...

明治維新の仕上げ人、大村益次郎の話。どんな場所でも、どんな立場でも、自分の為すべきことを見失わない。情熱的な人物ではないが、確固たる信念のようなものを感じた。大村益次郎もそうだが、坂本竜馬にしろ高杉晋作にしろ、明治を生きてほしかった人たちはなぜ、ひとつの時代の終わりと共に逝ってしまったんだろう…。

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2012/03/02

幕末に活躍した、大村益次郎さんの小説です。何者なんですかねこの人は?医者?洋学者?軍人?ということで楽しめます。 黒船来航から3年、蒸気船を国内技師だけで作り上げたとか面白い話が満載です。この本は若いうちに読むべき本ですね。

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