タイムマシン の商品レビュー

H.G.ウェルズ(著者),石川年(訳者)

ストーリー性があって…

[文庫ＯＦＦ]

ストーリー性があってとても面白かったけど、それだけではなく作者の社会への批判がこめられているように感じた。とても奥深い。実際に未来はどうなっているのかとても気になる

三次元の空間と時間軸…

[文庫ＯＦＦ]

三次元の空間と時間軸が本質的に変わらないことを主張する前半の議論は流石Ｈ.Ｇ.ウェルズだと思わせる鋭さだ。しかしこの本の本質は未来の世界を描くことにより人間にとって文明は何か幸福とは何かを示すことにある。未来人は全て満ち足りて闘争の必要もないから体は脆弱になり知恵も退化し言葉も退化している。毎日花を見てくらし、果物を食べて生きている。文明の行き着く先がそれなのだ。「多面的な知性というものは、変化、危険、困難と引き換えに人類が得たものだ。」

タイムマシンってやっ…

[文庫ＯＦＦ]

タイムマシンってやっぱり憧れてしまうものです。

映画等で親しんでいる…

[文庫ＯＦＦ]

映画等で親しんでいる人が読むと結構衝撃を受けると思います。無気力な未来人を通して、ウェルズは科学万能主義に警告をならしてます。

中学の時大好きだった…

[文庫ＯＦＦ]

中学の時大好きだった物語。１世紀も前に書かれたのに作者の描く未来は現実に起こりそうで怖くなるほど現実味を帯びています。愛した女性の死を変えるため過去へ飛び、そしていつしか壮大な８０万年後の世界へ。後半は目が離せないスリルのある展開です。映画化もされていますが私は原作の方が好きです。感動できましたから。想像しにくかったタイムマシンが映像で見れてよかったけど、ラストも違うんですね。映画の地底人？や話が急展開なのもちょっと引っかかりました。本はタイムマシンの他に６つの短編が収録されていますがこちらも時を感じさせ

SFの定番タイムマシ…

[文庫ＯＦＦ]

SFの定番タイムマシンです。100年以上前にかかれたにもかかわらず、その面白さは色あせることがありません。あなたを未知の世界に連れて行ってくれますよ!

2023/09/10

だいぶ前に読んだのですが、やっぱり素晴らしかった。ここからどれだけの人が影響を受けて時間旅行の物語を生み出したでしょうか？
SF小説がお好きならぜひ手に取ってみてください。

2018/06/01

かなり昔に読んだので内容はほぼ覚えていない。昔のSFなのでかなり不条理に終わっていたような気がする。

2015/07/30

何度と無く映画化され、リメイクされたSFの古典中の古典を含む短篇集。トム・クルーズ版の写真が添付されているが、未来人のイメージが、本文と違いすぎるのでなかなか微妙。

短篇のほとんどが、伝聞か自分語りになっているのは、時代から考えてもしかたのないところだろう。そこがまず若干読みにくいと感じるところではある。

表題作だけでなく、他の作品でも「時間を自由に操る」というテーマが出てくるので、その辺をメインとするのかな?通常の1000倍以上の動くことが出来る薬を飲むと、摩擦のためにまともに動けないなど、全編に渡り100年前のSFの割に科学的根拠からのオチにつなげているのは、非常に好感が持てる。

表題作に戻ると、800万年後だっけ?生命はほとんど滅びた後に出てくる謎の生物など、普通の「未来に行くタイムマシン」作品よりも吹っ飛んだ発想には度肝を抜かれる。人類が(少なくとも)2種類に進化するなんてのは、方向性の違いこそあれ、楳図かずおの「漂流教室」と沼正三「家畜人ヤプー」と同じような発想。藤子不二雄のSF短篇などにも影響が大きいのであろう。

その他、ショートショート的なものなど、大胆な発想に親しみやすい展開の作品ばかりだが、いかんせん訳が単語の直訳という部分が多いのは痛い。少なくとも、改行などを入れることで、もう少しわかりやすい文章にできるのではないかと感じる。

2024/02/04

HGウェルズの名作中の名作

僕が今までに読んだ本の中でトップレベルに好き。
時が経っても色褪せることなく輝き続けている素晴らしい傑作。

人間が最期まで持ち続ける人間らしさとは・・・

今、思い起こしても涙がでそうになる。

この本は短篇集だけど、上記の評価は表題の「タイムマシン」についてです。
多くの人に読んでほしいと思う本。