ホーリィの手記(2) の商品レビュー
結構ライトなファンタ…
結構ライトなファンタジーのシリーズ第2弾。淡い感じの表紙も好印象。
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変態神官カオス殿。 ホーリィさんによれば「悪い人には見えない」そうだけど、 決して「いい人」にも見えないような気がする。 ……… 「さて、本来ならこんな危険な装置は付けないのですがな。 我輩のこやつは少しアレンジをしていまして。──ホーリィ殿、お手伝いを願えますかな?」 危...
変態神官カオス殿。 ホーリィさんによれば「悪い人には見えない」そうだけど、 決して「いい人」にも見えないような気がする。 ……… 「さて、本来ならこんな危険な装置は付けないのですがな。 我輩のこやつは少しアレンジをしていまして。──ホーリィ殿、お手伝いを願えますかな?」 危険な装置? アレンジ? なんのことかよくわからないけれど、さっきからカオスはそんなことを連発してくれている。 もう何が起こっても、あたしは驚かない。 「なにすればいいの?」 「ギルス──と大声で叫んでくだされ」 「なんで?」 「まあ、やってみればわかりますぞ」 下品な笑いを見せるカオス。楽しそうにあたしの顔を見つめている。 すごーくイヤな予感がするけど──まあ、いっか。 ピュートーンを締め上げてくれているのはカオスなんだし、 お願いとあれば聞いてあげたっていいかもしれない。 「ギルス!」 あたしがしぶしぶながら一声あげると、なんと── ………
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