銀河英雄伝説外伝(7) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
(上巻の感想からの続き) また本編では設定上語ることの出来なかったラインハルトとキルヒアイスとの関係が如何に深く、強いものであるかを説くのもこの外伝の本当の意義の1つであろう。 今回惜しまれるのはリューネブルクが何故斜に構えて人に接するかという理由付けが成されなかったこと。作者の狙いはリューネブルクと他の登場人物とを絡ませることで仄めかそうとしたのだろうが、成功しているようには思えない。寧ろ最終章の初めにエリザベートが兄を殺害するに至った経緯をケスラーがラインハルトに説明する節においてリューネブルクについても触れておれば性格付けの効果も大きかっただろう。非常に勿体無い(このエピソードで第6章のリューネブルクが妻に向ける台詞の意味が全く変わってしまうのが見事であるだけに本当に惜しい)。
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ラインハルトとキルヒアイスの物語のようでいて、リューネブルク夫妻の物語であったような。貴族であるが故の悲しみというか。 ケスラーは活躍するし、グリンメルハウゼンおじいちゃん提督はあなどれないし、ローゼンリッターはおいしすぎる。
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