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フリーエージェント社会の到来 の商品レビュー

3.9

101件のお客様レビュー

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2013/01/14

もう13年前に書かれた本だが古くなっていない。日本でも、米国に遅ればせながら、フリーエージェントの時代が到来しつつあると思う。これからの生き方を考えるヒントになる本。

Posted byブクログ

2013/01/02

フリーエージェントというと、真っ先に思いつくのはプロ野球選手である。何年かある球団に所属したら、次にプレーしたい球団を自分で選べる制度だ。 ここでいうフリーエージェントは、ビジネスをする人が組織にとらわれずに独立して仕事することを指している。いわゆる組織で働く人が上司部下の階層構...

フリーエージェントというと、真っ先に思いつくのはプロ野球選手である。何年かある球団に所属したら、次にプレーしたい球団を自分で選べる制度だ。 ここでいうフリーエージェントは、ビジネスをする人が組織にとらわれずに独立して仕事することを指している。いわゆる組織で働く人が上司部下の階層構造によるタテの関係で動く代わりに、フリーエージェントはヨコの関係で働くのである。これは、上司に忠誠を誓うのではなく、一緒に働く仲間に忠誠を誓う仕事の進め方と言ったら良いだろうか。組織で働いていると気づきにくいが、他の企業や大学等と一緒に働くと、この意味がよく分かる。相手が目上の人であれば尊敬はするが、仕事上ではお互いに責任をもって対等なつもりでやっていかないとうまくいかない。また、組織の中でも、上司が責任を持っているが、実際に対外的にも関係を作り、全体を仕切っているのは担当であったりすることも少なくないので、実は組織にあってもフリーエージェント的な仕事をしている人は多いのかもしれない。アメリカでは、フリーエージェントとして働いている人は4人に1人の割合で存在するらしい。今、人を抱える大きな企業は、GEでも、GMでもなく、人材派遣のマンパワーだというのだ。 この本ではアメリカにおけるフリーエージェントの調査を踏まえ、フリーエージェントの仕事のしかたが従来と大きく異なることを指摘している。また、世の中もそれに対応してきていること紹介してる。たとえば、朝9時から夕方5時までの8時間労働は臨機応変な労働時間に変わる。また、平日と休日との区別が曖昧になってくる。仕事場所が事務所ではなく自宅になり、スターバックスがオフィスになるのである。スターバックスがもはや飲食産業ではなくオフィス賃貸業なのである。こうした変化が日本においても徐々に始まるのかもしれない。また、こうした働き方は、これから増えてくるシニア世代の生き方にもつながるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2012/11/29

今まさに日本で起こっていることについて書いてあるかと思うほど、的を射てることばかり。 失業問題とか、社会保障のあたりは、アメリカの事例ながらも全く同じことが今日本で起こっているんじゃないかと思ってしまった。 これを2002年の時点で書いたダニエル・ピンク、マジすごい。 今の若い人...

今まさに日本で起こっていることについて書いてあるかと思うほど、的を射てることばかり。 失業問題とか、社会保障のあたりは、アメリカの事例ながらも全く同じことが今日本で起こっているんじゃないかと思ってしまった。 これを2002年の時点で書いたダニエル・ピンク、マジすごい。 今の若い人、働き方に疑問を感じている社会人や就職活動をする学生に読んでほしい。

Posted byブクログ

2012/11/04

ITの発展によって経済と社会に変化が起き始めている。 それが本書で指摘しているフリーエージェントの台頭だ。 フリーエージェントとは「主にインターネットを使って会社の庇護を受けることなく、個人で自分の知恵だけを頼りに生計を立てる人」のことである。 これまでの安定した雇用や収入を捨...

ITの発展によって経済と社会に変化が起き始めている。 それが本書で指摘しているフリーエージェントの台頭だ。 フリーエージェントとは「主にインターネットを使って会社の庇護を受けることなく、個人で自分の知恵だけを頼りに生計を立てる人」のことである。 これまでの安定した雇用や収入を捨てて、「自分らしさ」や「自由」「自分なりの成功」を目指した生き方だ。 今までは会社という組織に属していたら自分という個性は捨てなくてはいけなかった。 みんなが画一的な人間を演じないと組織は上手く機能しないからだ。 昔はそれでも経済が貧しかったので生活の糧としてあまり贅沢は言っていられなかった。 しかし経済が成長してネットという安価な生産手段も登場したことにより、人は仕事にやりがいや意味を求めるようになってきた。 しかも人間の寿命は医療の進歩により増えていくにも関わらず、組織は短命化していった。 こうした背景によりフリーエージェントという働き方が可能になってきた。 安定より自由を、そして仕事を通じて自己実現をと、マズローで言うところのより高次な欲求を目指すようになった。 もちろんフリーで働く上でのマイナスもある。 一般的によく言われているのは臨時社員、契約社員などがそうである。 劣悪な労働環境で働いていて、しかも薄給でとても退屈な仕事だ。 この人たちは周りの人たちからも敬意も払われず、非人間的な扱いを受けている。 この事実を見ないでフリーだ、自由だと夢ばかり見ていると奈落の底にあっという間に落ちてしまう。 しかしこれはフリーだからというわけではない。 この問題はもはや正社員か臨時社員という違いではなく、需要のあるスキルや交渉力を持っているかの違いである。 だから僕たちはまず何かスキルをそれも市場価値のあるスキルを身につけなくてはいけない。 そうした強者がフリーエージェントとして成功するのだ。 こうして力関係が「組織」から「個人」へ、そして「依存」から「自立」へとシフトしていった。 ここでフリーになって成功するには人脈がとても大切になってくる。 なぜなら仕事は人を媒介にして来ることが多いからだ。 しかもこの人脈は質より量のほうが大事だ。 つまり少数の友人より多数の知り合いの方が好ましいというわけだ。 ここで何より大事になってくるのが「信頼」だ。 この人脈関係は互恵主義という関係だから、自分一人が勝手なことをしていると村八分になって仕事が回ってこなくなるからだ。 このフリーエージェント社会は間違いなく来るだろう。 しかし誰もがフリーになって成功できるわけではない。 市場価値の高いスキルや、信頼されている広い人脈を持った有能な一握りの人たちだけだ。 本書は将来のキャリアの在り方、生き方を考える上でとても参考になったと思う。 時代の流れに置いてかれず、こうした社会の変化にしっかりとついていきたい。

Posted byブクログ

2012/10/14

筆者が、フリーエージェント・ネーションを調査し、まとめた本。フリーエージェントの時代の幕開け、組織に縛られない生き方などが、唱えられている。大企業は、当分なくならないだろう。しかし、ひとつの企業の内部ですべてを行った方がコストが安ければ、企業の規模が大きくなるし、外部で行った場合...

筆者が、フリーエージェント・ネーションを調査し、まとめた本。フリーエージェントの時代の幕開け、組織に縛られない生き方などが、唱えられている。大企業は、当分なくならないだろう。しかし、ひとつの企業の内部ですべてを行った方がコストが安ければ、企業の規模が大きくなるし、外部で行った場合が安ければ、企業は小型化していく傾向にあるだろう。こうした意味では、フリーエージェントもなくならないだろう。

Posted byブクログ

2012/10/04

個人的には到底望めないような未来図だと感じる部分もあったが、だといいなと思えることしきりだ。まあそういったもの込みでの「最初の大まかな説明」なんだろう。これは是非とも今社会人で会社勤めに辟易してるひとに読んでもらいたい一冊。

Posted byブクログ

2012/09/29

購入者:鈴木 この本を読んで思った事は、企業が安定した雇用ができなくなる上に、勤労年数が企業の寿命よりも長くなりつつある事。この先の事を考えると不安になりました。ただ、パソコンやインターネットのツールを工夫する事で個人でも企業と変わらない結果出せるというところを希望として、先の事...

購入者:鈴木 この本を読んで思った事は、企業が安定した雇用ができなくなる上に、勤労年数が企業の寿命よりも長くなりつつある事。この先の事を考えると不安になりました。ただ、パソコンやインターネットのツールを工夫する事で個人でも企業と変わらない結果出せるというところを希望として、先の事も考えていきたいと思います。

Posted byブクログ

2012/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「フリーエージェント」という働き方を学問的に捉えている。 職種がITビジネスに偏っている気がするが逆にITビジネスに成就している人には参考になるかも。 フリーエージェントとして働くためには、「信頼」を最も大事にしないといけない。Eリタイヤを目指して頑張ろう。

Posted byブクログ

2012/08/20

バランスを取るのでなく、ブレンドしたいという発想。遊びや家庭と、仕事の境界があいまいで、むしろその渾然とした状態そのものが「クール・フュージョン」という考え方。それが、フリーエージェントとしての生きることの魅力になっている。 「一番得るものがあるのは、自分の問題について考えてい...

バランスを取るのでなく、ブレンドしたいという発想。遊びや家庭と、仕事の境界があいまいで、むしろその渾然とした状態そのものが「クール・フュージョン」という考え方。それが、フリーエージェントとしての生きることの魅力になっている。 「一番得るものがあるのは、自分の問題について考えている時ではなく、他人の問題を検討しているときだ。」 そこに本当のビジネスチャンスがある。 1つの会社で働く方が、よっぽどリスク。それがクビになったら、アウトぢゃん。 現在、僕は6社と働いている。1つ失っても、5社残る。 組織に属さず働くことのデメリットは、1日24時間仕事ということ。 一番のメリットは、どの24時間に働くか選べること。 『ヨコの忠誠心』 上司や組織に対するタテの忠誠心に代わって登場。タテの忠誠心と違って、ヨコの忠誠心はたいてい双方的なもの。忠誠の対象は、チームや同僚、元の同僚、顧客、業界や職業、家族や友人である。 フリーエージェントは、縦の繋がりでなく、横のつながりに重きをおく。 それは概して、双方的なのものである。 「」ボブ・ディラン eリタイヤ(E-tirement) :人世の新しい段階。65才を過ぎても、これまでのように引退するのではなく、インターネットを駆使してフリーエージェントとして働くこと。 HOHO(His Office/ Her Office) :「SOHO(Small Office/ Home Office)」の変形版。カップルが自宅内にそれぞれの個人オフィスを持つ家庭のこと。 「夢を持て」ではない。 大事なのは夢を持つことではない。行動することなのだ。 プチ岡本太郎が生まれてくるかどうかが、日本のカギ。 玄田有史

Posted byブクログ

2012/08/20

自説、今のホワイトカラーはスキルセットが時代にそぐわないので生産性が落ちる!変わらざるおえないという 認識と一緒だった。 変革せねば!!

Posted byブクログ