フリーエージェント社会の到来 の商品レビュー
僕らの気持ちを代弁してくれる 非常にすばらしい本だ。著者は僕らの気持ちを代弁してくれる。もう、大企業に勤めれば安泰という時代ではないし、その「安泰」という言葉こそが死語になる。自分自身でリスクのコントロールができない生き方は逆に非常に危険だ。 著者は、米国労働者の4分の...
僕らの気持ちを代弁してくれる 非常にすばらしい本だ。著者は僕らの気持ちを代弁してくれる。もう、大企業に勤めれば安泰という時代ではないし、その「安泰」という言葉こそが死語になる。自分自身でリスクのコントロールができない生き方は逆に非常に危険だ。 著者は、米国労働者の4分の1の雇用形態にもなっているフリーエージェント的な働き方やそれを支える考え方などを徹底的に取材し、まとめている。さまざまな、登場人物の紹介とともに、フリーエージェント的な働き方に対する誤解を解きや心理的な壁を低くしてくれる。 オフィスや交渉の場として利用されるスターバックス、事務作業代行のキンコーズなどの店舗の現代的意味の分析など面白い。 「義務教育という均質化装置」がもうすでに役立たずになり、弊害が大きいという点を指摘してくれたところに共感を感じた。
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