現場の変革、最強の経営 ムダとり の商品レビュー
会社にはびこるムダをどうとらえて改善していくか、常に考えることが進化すること。(HPの日記より) ※2002.9.30購入@読書のすすめ 2004.5.9読書開始、6.3読了 2007.8.19売却
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ムダとりのコンサルタント山田日登志氏の本。 ベルトコンベヤーを外して、多能工化を進めることで驚異的な生産性向上の実績が出ている。仕掛品のムダと、リードタイム長期化について理解が深まった。
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常に「なぜ」を問い続けることによって、ムダが見えてくる。たとえ、1分や1秒のムダであっても、毎日続けていれば、莫大なロスが発生している。それに気づき、即行動を起こすことが大事。 徹底的にムダを省く「トヨタ生産方式」を、200社以上に展開し、実績を上げている著者の言葉は説得力があっ...
常に「なぜ」を問い続けることによって、ムダが見えてくる。たとえ、1分や1秒のムダであっても、毎日続けていれば、莫大なロスが発生している。それに気づき、即行動を起こすことが大事。 徹底的にムダを省く「トヨタ生産方式」を、200社以上に展開し、実績を上げている著者の言葉は説得力があった。また、現場に立って進めてきた改善事例は、とても興味深いものがあった。 例えば、ベルトコンベヤーを外すと少ない人数でできるようになる。また、単能工から多能工に作業拡張することでさらに効率化し、責任を持たせることで品質も向上する。過去の単品種大量消費の時代から、今や消費者の嗜好が多様化しており、多品種少量生産ができる体制が必要とされている。ベルトコンベヤーを外すというカイゼンは、時代の変化にもあっていたのだ。 著者はムダを省くことによって、人を減らし、スペースを減らし、仕掛品という在庫予備軍を減らして経営貢献を果たしている。しかし、ベースは人の力を引き出すことに焦点を当てている。「働」という漢字は日本固有のものらしい。動きまわるだけなら、ムダも多いが、動きに人の知恵を加えることで、働くことや仕事へのやりがい、生きがいが生まれてくる。なぜを問い、ムダを省いていくことが、人々の仕事観を変える第一歩だと感じた。
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一時期流行って、TVなどでも取り上げられた『ムダとり』。セル生産方式などを産み出しました。でも、今日ではかなり浸透している手法ですし、やはり無料で教えられることには限度があるのか、最後の方はもう精神論というか経営に関する持論の展開に流れていってるのが残念です。
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製造業の生産現場に対する話が中心になっているが、生産現場以外の仕事、プライベートにも応用できる。 ◇今日のなるほど ・トヨタ生産方式の7つのムダを「3つの現場のムダ」へ (∵例 つくりすぎと言っても現場にあたってはどこまでがつくりすぎかがわからない) ①つくりすぎのムダ②手持ちのムダ③運搬のムダ④加工そのもののムダ⑤在庫のムダ⑥運搬のムダ⑦不良をつくるムダ ⇒①停滞のムダ②運搬のムダ③動作のムダ ・「真の現場マン」とは、自分の動作をすべて、「付加価値のつく」動作に変えようとする人 【 目次 】 第1章 「ムダとり」とはなにか(顧客に一番近いところから見る;三メートル離れて読めない情報は意味がない ほか); 第2章 脱「大量生産=分業」宣言(「モノづくり」への目覚め;大量生産のための組織化 ほか); 第3章 「ムダとり」を成功させる経営とは(口は一つで、耳は二つ;顧客との接点を見れば企業がわかる ほか); 第4章 なぜあなたにはムダが見えないのか(ムダとは駄賃がもらえないこと;人間の動作そのものがムダを生む ほか); 第5章 常識を打ち破らなければ組織は変わらない(指示待ちの姿勢はもうやめよ;失敗を反省する「ムダとり」 ほか)
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生産工程のムダとりコンサルタントな著者の語録を軸に、本人がムダとりへの思いを熱く語った。「仕事は自己表現」と位置づけ、「ムダとり技術は労働の楽しさ、人生の目標へ近づく道」と説く。具体的な方法論は少なめ、むしろ考え方の表明に軸足を置いた。コンベアのムダだけでなく、作業の距離間を狭め...
生産工程のムダとりコンサルタントな著者の語録を軸に、本人がムダとりへの思いを熱く語った。「仕事は自己表現」と位置づけ、「ムダとり技術は労働の楽しさ、人生の目標へ近づく道」と説く。具体的な方法論は少なめ、むしろ考え方の表明に軸足を置いた。コンベアのムダだけでなく、作業の距離間を狭めるムダとりは知らなかった。これも幻冬舎の刊行。
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