The 2nd Lovers の商品レビュー
桜井亜美の作品はデビューの『イノセントワールド』から読んでいる。どれもこれも自分のバッググラウンド、自分の持つ力量の範囲内で書いている気がする。それが決して悪いとは思わないが、お決まりの恋愛ものではない彼女の作品も読んでみたい。 が、一概にワンパターン作家という訳でもない。独特の...
桜井亜美の作品はデビューの『イノセントワールド』から読んでいる。どれもこれも自分のバッググラウンド、自分の持つ力量の範囲内で書いている気がする。それが決して悪いとは思わないが、お決まりの恋愛ものではない彼女の作品も読んでみたい。 が、一概にワンパターン作家という訳でもない。独特の文章表現、登場人物の名前を奇妙にする、色の設定など「普通ではない小説」という枠組みにも属することにも成功している。これからもっと成長する作家であることは間違いない。
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2番目にしかなれない女の子・男の子の話が 3つ入っています。 個人的には3番目の話が本当に好き。 一途に想い続けて、その度裏切られて、 食べられなくなって・・・そして、白しか身につけられなくなってしまった女の子。 そして、その彼女を見つめるクリーニング屋の店員のお話。
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決して好きな人の1番にはなれないという恋を集めた短編集。 亜美の中で1番最初に読んだ作品で、 リアルな描写と綺麗なコトバの数々に釘付けになった。 3部構成の中で3話目が1番好き。 色で溢れてく主人公のココロにすごく動かされて。 Don’t keep me in y...
決して好きな人の1番にはなれないという恋を集めた短編集。 亜美の中で1番最初に読んだ作品で、 リアルな描写と綺麗なコトバの数々に釘付けになった。 3部構成の中で3話目が1番好き。 色で溢れてく主人公のココロにすごく動かされて。 Don’t keep me in your second. 誰だって2番目何て嫌。 たとえ傷付くと分かっていても。 どうしてそれでも恋焦がれてしまうんだろう。
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2番目でもいいから傍に居たい、そう想う彼女達はやっぱり真っ直ぐすぎるんじゃないだろうか。それが切ない。
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この文庫本には3つの話が入っていて、解説によれば、どれも最愛の人にセカンドとしてしか見てもらうことが出来なく、その寂しさを埋めるための毎日を過ごしている3人のそれぞれの話だとか。 この本は特に思うことなく、さらっと読んでしまった。強いて言うなら最初の話の「Rainbow Fish...
この文庫本には3つの話が入っていて、解説によれば、どれも最愛の人にセカンドとしてしか見てもらうことが出来なく、その寂しさを埋めるための毎日を過ごしている3人のそれぞれの話だとか。 この本は特に思うことなく、さらっと読んでしまった。強いて言うなら最初の話の「Rainbow Fish」の主人公は印象に残っていて、アラスカ好きな亜紗美の住んでいる部屋も不思議な空間のような気がするし、熱帯魚同士を戦わせることによって寂しさを紛らわすというのも不思議で、私は共感できない。でも、自分自身を偽りながら相手に合わせて生きていくことしかできない、流されやすい世代を描いていて、少し寂しくなる。本当に自分だけを大切に思ってくれる人と巡り会う事自体がミラクルなんだね。きっと。
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3作が詰め込まれた短編小説集。桜井亜美さんに魅かれたキッカケとなった作品。桜井亜美さんの描くアンバランスなオンナノコが1番印象的な本です。
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