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スティーヴン・キング 小説作法 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2024/07/16

「作家を志すならば,何を措いても怠ってはならないことが二つある。よく読み,よく書くことである。私の知る限り,この二つを避けて通る近道はない。」 「最初に書くのは自分のためだ」,「書き直すに当たっては,余計な言葉を全て削ることが第一だ」 公式:第二稿=初稿-10% 「ドアを閉め...

「作家を志すならば,何を措いても怠ってはならないことが二つある。よく読み,よく書くことである。私の知る限り,この二つを避けて通る近道はない。」 「最初に書くのは自分のためだ」,「書き直すに当たっては,余計な言葉を全て削ることが第一だ」 公式:第二稿=初稿-10% 「ドアを閉めて書け。ドアを開けて書き直せ。」 文章とはテレパシーである 小説の三要素 ①話をA地点からB地点,そして,大団円のZ地点へ運ぶ叙述。 ②読者に実感を与える描写。 ③登場人物を血の通った存在にする会話。 「作品を書くのは地中に埋もれた化石を発掘するのと同じだ(中略),作品は以前から存在する世界の知られざる遺物である。」 「描写は,感覚に訴えることで読者を物語の世界に誘い込む手段である。」 「巧みな描写はいずれの場合も,選ばれた細部が言葉少なに多くを語っている。」 「文章を磨くには実践のほか近道はなく,正直に徹すること以外に処方はない。」 「疑問や主題の議論から小説を書き起こすのは本末転倒である。優れた小説は必ず,物語にはじまって主題に辿り着く。」 道具箱 1段目:語彙,文法     受け身は避けるべきである     副詞は頼れる味方ではない 2段目:文体の要素,パラグラフ     「小説におけるパラグラフは,旋律よりもリズム,ないしはビートであって,構成は晴香に自由である。」 3段目:大工仕事

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2022/05/06

「11/22/63」を読んでいたら、「イット」の主人公たちが現れ、 このようなクロスオーバーって他の作品も過ごしてしまってるんじゃないかと思い、ずっと積ん読のままだった小説作法を読んでみた。 期待した答えは書かれていなかったが、これがめっぽう面白くて結局最後まで読み切ってしまった...

「11/22/63」を読んでいたら、「イット」の主人公たちが現れ、 このようなクロスオーバーって他の作品も過ごしてしまってるんじゃないかと思い、ずっと積ん読のままだった小説作法を読んでみた。 期待した答えは書かれていなかったが、これがめっぽう面白くて結局最後まで読み切ってしまったある。 冒頭のプロフィールエピソードの羅列はスティーブンキングの「すべらない話」。稀代のストーリーテラーが笑かしにかかっているわけで面白くないわけがない。 本当に声を出して爆笑してしまった。 ここから本店の半ば how to ものを意識した小説作法が始まるのだが、 むしろ「キャリー」、「デッドゾーン」、「the Stand」のメイキングものとして楽しめる。ハウツーとしての価値はほとんどない。 いやいやそれはあなたスティーブンキングだから言えることでしょうといったことばかりだからだ。 天才とはかくいうべきものではあるが。 しかして本作は 最終章へ向かう、それこそ「事実は小説よりも奇なり」もびっくりの展開だ。こんなにドラマチックな文章読本は過去も未来もありえないだろう。 ナチュラルボーン小説家として 驚愕と共に改めて崇めてしまう理由であった。

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2022/02/05

とてもフランクに、赤裸々に、 生い立ちから、書くことについて、 話してくれている。 あの、スティーヴン・キングに こんな歴史あり! なのか。 と、引き込まれて読んだ。 とにかくよく読むこと、よく書くこと。 彼がくれるメッセージは、応援にも読める。 深く温かい愛情に包まれて、書...

とてもフランクに、赤裸々に、 生い立ちから、書くことについて、 話してくれている。 あの、スティーヴン・キングに こんな歴史あり! なのか。 と、引き込まれて読んだ。 とにかくよく読むこと、よく書くこと。 彼がくれるメッセージは、応援にも読める。 深く温かい愛情に包まれて、書かれた作品。 さぁ、君も。 そんな背中を押す手のひらの温もりを感じる 一冊だった。

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2018/11/06

以前読んだときは、あまりおもしろさを感じなくて途中でやめた。今回、またひっぱりだしてきて、トイレに置いて毎日少しずつ読んだ。前回とちがって、かなり面白く感じた。具体的なハウトゥとしては、「たくさん読んで、たくさん書け」、「削れ」、「副詞は最小限」、「能動態つかえ」とか。後半のふた...

以前読んだときは、あまりおもしろさを感じなくて途中でやめた。今回、またひっぱりだしてきて、トイレに置いて毎日少しずつ読んだ。前回とちがって、かなり面白く感じた。具体的なハウトゥとしては、「たくさん読んで、たくさん書け」、「削れ」、「副詞は最小限」、「能動態つかえ」とか。後半のふたつは日本語の場合にどれほどあてはまるのかは、まだよくわからないけど、前半は確かにいえる。キングという人は、書きたいものがマグマのように噴出してくるんだろうなあ。これを読むと、自分が「かきたいもの」というのがあまりない、あるいは、そのための回路が開いてないというのがよくわかる。翻訳が、ところどころ、「なんでこんな言葉遣いにしたんだろう」と首をひねるところがある。原文でどうひょうげんしてるのか、知りたくなった。""

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2016/06/09

図書館で。 ハルチカを読んでいたらこの本が紹介されていたので興味を持って借りてみました。アルコール依存症の時の話はそれほどなかったような…? 中々大変な生い立ちの持ち主だなあということと、緻密に考えて小説を作り上げているんだなあということがよくわからいました。まあどの分野でもそ...

図書館で。 ハルチカを読んでいたらこの本が紹介されていたので興味を持って借りてみました。アルコール依存症の時の話はそれほどなかったような…? 中々大変な生い立ちの持ち主だなあということと、緻密に考えて小説を作り上げているんだなあということがよくわからいました。まあどの分野でもそうなのでしょうけれどもその道で食べて行くということは大変な努力と勉強とそして根気が必要だということなんでしょうね。別に小説家になりたくて読んだわけではないですが文章は簡潔に、とか無駄を省いてわかりやすくとか中々勉強になりました。 読んでいて悪文の例には結構クスリと笑わせていただきました。面白い…訳ではないですがこんな風に建造物のように文章というかお話というものは作られていくんだなあということが理解できて面白かったです。

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2015/03/31

著者自身の半生と小説作法が書かれている。 一番言いたかったのは「作家を志すならば、何を措いても怠ってはならないことが二つある。よく読み、よく書くことである。」だろう。「よく書き、よく読む」のでは決してない。日本の作家でも耳が痛くなるひともいるだろう。小説について文学について教われ...

著者自身の半生と小説作法が書かれている。 一番言いたかったのは「作家を志すならば、何を措いても怠ってはならないことが二つある。よく読み、よく書くことである。」だろう。「よく書き、よく読む」のでは決してない。日本の作家でも耳が痛くなるひともいるだろう。小説について文学について教われるところ多数であった。文章では副詞はできるだけ使わない、ことなどである。線を引きながら読んだ。

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2014/02/15

小説を書かない人も読んで面白いかと。キング氏の半生を読むだけでも感慨深いところがいくつもあるし(文字数の制限上、割愛)。キング氏に言わせれば文章とは『テレパシー』であるそうだ。そのために、如何に読者に伝わりやすい文章・小説を書くかなど、小説創作に役立つことがシラシラっと書いてある...

小説を書かない人も読んで面白いかと。キング氏の半生を読むだけでも感慨深いところがいくつもあるし(文字数の制限上、割愛)。キング氏に言わせれば文章とは『テレパシー』であるそうだ。そのために、如何に読者に伝わりやすい文章・小説を書くかなど、小説創作に役立つことがシラシラっと書いてある。『文章の極意は、不安と気取りを捨てること(p.145)』であるそうだが、人生もそうかもしれないなあ、と、『いやなに、ふと思ったまでのことである(p.34)』。アル中だけにはなりたくないや。

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2013/04/22

キングのエッセイ!それは買うわ!読むわ!という勢いで買った本。良かった。キング好きだ! 小説を書くこと。 妻との出会い。 子供のこと。 事故にあって。 大作家としてのキングだけではない、人柄や生き方や考え方や、色々な発見があって、良かった。 小説だけじゃなくて、あとがきのような...

キングのエッセイ!それは買うわ!読むわ!という勢いで買った本。良かった。キング好きだ! 小説を書くこと。 妻との出会い。 子供のこと。 事故にあって。 大作家としてのキングだけではない、人柄や生き方や考え方や、色々な発見があって、良かった。 小説だけじゃなくて、あとがきのような短い文も好き。やっぱりエッセイも好きだった。キングが好きだからだ。

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2013/03/03

すごく小説愛にあふれた本だと思います。すごく応援的だし、この人の人柄が伝わってくるような温かい本です。 この本の中で小説を書く行為を化石を発掘する行為にたとえていましたが、そこに非常に共感しました。じゃあ、その化石っていうのは何なのかというと、過去にその人が感動した本だったり映...

すごく小説愛にあふれた本だと思います。すごく応援的だし、この人の人柄が伝わってくるような温かい本です。 この本の中で小説を書く行為を化石を発掘する行為にたとえていましたが、そこに非常に共感しました。じゃあ、その化石っていうのは何なのかというと、過去にその人が感動した本だったり映画だったり、自分自身の人生経験だったりするんではないかと思います。 ありがとう、キング。あなたのテレパシーは私に届きました。

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2013/02/05

キングファンおなじみのエピソード満載。キング自身の筆でさらに詳しく書かれています。短編集にちょろっと付いているだけの、キングのあとがきや解説が好きな私には、とってもうれしい構成でした。「ミザリー」や「スタンド」の制作秘話、あの事故の詳しい経過、タビサ夫人とのなれ初め(ノロケあり)...

キングファンおなじみのエピソード満載。キング自身の筆でさらに詳しく書かれています。短編集にちょろっと付いているだけの、キングのあとがきや解説が好きな私には、とってもうれしい構成でした。「ミザリー」や「スタンド」の制作秘話、あの事故の詳しい経過、タビサ夫人とのなれ初め(ノロケあり)など…。 「キャリー」以前の苦労話に、勇気づけられる作家志望の方も多いのではないでしょうか。

Posted byブクログ