月曜日の水玉模様 の商品レビュー
5度目の読了。心のお洗濯も完了。でももっと読みたい。なんでだろう?控え目な小説なんだけれど、いつまでもこの世界観に浸っていたいなぁなんてちょっと危ない気持ちを抱きつつ、爽やかな幸福感がぷくぷくと湧いてくるのを心ゆくまで味わえました^^
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OLの主人公と企業調査員の男が、ひょんなことで出会い、さまざまなミステリーを解決していく短編集。 別に殺人事件が起きたりするわけじゃない。まさに普段過ごしていて、ふつーにあり得ることたち。「普通」じゃ無いかもしらんけど、少なくとも、「あーあるある」と思えるような設定・着眼点、...
OLの主人公と企業調査員の男が、ひょんなことで出会い、さまざまなミステリーを解決していく短編集。 別に殺人事件が起きたりするわけじゃない。まさに普段過ごしていて、ふつーにあり得ることたち。「普通」じゃ無いかもしらんけど、少なくとも、「あーあるある」と思えるような設定・着眼点、伝え方は見事なのかなと思う。 主人公と相方の萩クンがもっと深く絡むかと思ったんだけど、意外にあっさりだったのが残念。でもあっさりで終わったからこそ、読後がいいのかもしれない。 とりあえずカバーが恥ずかしい。
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席の取り合い・代々木上原での乗替ダッシュ…小田急線を使っている人はニヤニヤしてしまうのではないでしょうか。 日常ミステリももちろんですが、OL数年目となり、時に理不尽な場面にぶつかりながらもかわしていく主人公のしなやかな強さに、「みんなそうなんだ」と励まされました。
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短編月~日まで分の詰め合わせ。 結構長い時間読み続けてた。最近時間がなくて……。 加納朋子さんの御本は、これまでに二冊? 読んでいるけれども、その二冊とちょい毛色が違って、最初は戸惑った。 が、途中から「ああ、やっぱりそうだ」と思える程に特徴がある。 そうだな……前の二冊よりは...
短編月~日まで分の詰め合わせ。 結構長い時間読み続けてた。最近時間がなくて……。 加納朋子さんの御本は、これまでに二冊? 読んでいるけれども、その二冊とちょい毛色が違って、最初は戸惑った。 が、途中から「ああ、やっぱりそうだ」と思える程に特徴がある。 そうだな……前の二冊よりは、こちらの方がしっくりくる。スピード感があって面白かった。ってか、好きなんだろうな、こういうのが。 まぁ、何かちょっと物足りないな、と思うところがあるのも事実。 謎が提起されてから、それが解決するまで、その中間が、殆ど存在しないから、なのかもしれない。 謎解きの時点でその中間部が語られることもあるけれども、それじゃ遅いんだ、と思う部分がなきにしも。 でも好きだな。この本。 もう一度読もうと思う。
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日常的で かわいらしくって 「ふふふ」と笑ってしまうプチ・ミステリーたちを 平凡だけれど勘は冴えているOLの陶子と リサーチ会社に勤めるのんきで気の好い萩くんが解決していく物語です。 普通に生活をしているあたしたちでも なにかの拍子に巡り会えそうな謎の彩りの豊かさが なんとも加...
日常的で かわいらしくって 「ふふふ」と笑ってしまうプチ・ミステリーたちを 平凡だけれど勘は冴えているOLの陶子と リサーチ会社に勤めるのんきで気の好い萩くんが解決していく物語です。 普通に生活をしているあたしたちでも なにかの拍子に巡り会えそうな謎の彩りの豊かさが なんとも加納朋子さんらしいなあって。 安心しながら読めました。 ビル荒らしの謎。 同僚の名を騙って診察を受ける会社員の謎。 出来心から尾行してしまった男の謎。 迷子が掴んで離さないOLの謎。 などなど。 ミステリーとして読むには刺激が少ないわりに 謎解きのきっかけがやや強引ですが 通勤電車で開くにはピッタリの内容なので 読書好きのOLの皆さんには気軽にオススメできそうです。
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日常ミステリー。短編なのでちょっと時間があいた時に読める。どんでん返し系のミステリーが好きな私には、最初物足りなさを感じていたけど、読むごとにホッコリ。物語に引き込まれた。結構好きかも。
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加納さんならではのほのぼの系のお話。 萩くんは好きなのだけど、陶子がいまいち魅力的に思えず残念。 五十嵐社長も好き(笑) 各章タイトルの遊び心がいい。
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陶子さん、かっこいい! 美人で聡明だなんて憧れる( ´ ▽ ` ) そして、おかれてる状況が似ていて、勝手に親近感がわいた 笑 続きとか、関連作品てないのかな。 お母さんや萩くんとのその後が気になる。
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最初に読んだ十代の頃は、ひたすら地味なミステリとしか感じられなかったのですが、今改めて読み返すと、ブラウン神父のような「さりげなくえぐる」感じがあります。面白かった。
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OLが主人公にしては、文章が硬い。 初出1995年の作品なので、当時の女性は陶子みたいに頭の切れる人も仕事といえば事務職になるものだったのかもしれないなぁ…と思いながら読んだ。 今の時代なら、OLにしておくにはもったいないし、OLにしては頭が良すぎる。「若い」割に生意気!(笑) ...
OLが主人公にしては、文章が硬い。 初出1995年の作品なので、当時の女性は陶子みたいに頭の切れる人も仕事といえば事務職になるものだったのかもしれないなぁ…と思いながら読んだ。 今の時代なら、OLにしておくにはもったいないし、OLにしては頭が良すぎる。「若い」割に生意気!(笑) (おじさん達は大人しく笑顔で小自慢を聞いてくれるような子を求めているのだ。後輩の真理ちゃんが、仕事のミスが少なかったら完璧!) 文体が苦手だな、と思ったけれど読み進めるうちに慣れてきたし、OLとして共感できる部分もあった。
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