電話通訳 の商品レビュー

スーザン小山(著者)

2020/08/20

著者はアメリカ先住民研究者だが、ここでは副業？だった電話通訳をしているときのエピソードを題材に日米比較文化論（あるいは右脳左脳問題）を展開している。２０年前の本だけど、今でも中高校生の英語教科の副読本にお勧めできる。イエス・ノオをはっきり言うことから始めましょう。曖昧に逃げたり相手に頼ったりする事なく。
間にインディアンに関わる挿話が紛れ込んでくるのはご愛敬。

2016/02/08

アメリカのことを書いた本なのに、そして平成になってから書かれた本なのに、なんだか昭和の日本の香りのする変な本。読んでいて、微妙なストレスを感じる文体です。
内容については、独善的な意見も多いけれど、鋭い意見もあり、楽しめました。
特に、アメリカの警察ドラマでおなじみのミランダ警告については、その成立の背景を知らなかったので、けっこうびっくりしました。ミランダさんって法律の専門家なんだと思っていたので。