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黒祠の島 の商品レビュー

3.5

77件のお客様レビュー

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作葛木志保は友人の式…

作葛木志保は友人の式部剛に家の鍵を預けたまま消息を絶った。式部は漸く彼女の故郷「夜叉島」に手掛りを見つけるが、その島は外界との関りを拒絶した邪教の息づく島だった。発見された志保の特徴を持つ惨殺死体は本当彼女なのか?次々浮上する過去の殺人事件との関係が読む手を止めさせません。知らな...

作葛木志保は友人の式部剛に家の鍵を預けたまま消息を絶った。式部は漸く彼女の故郷「夜叉島」に手掛りを見つけるが、その島は外界との関りを拒絶した邪教の息づく島だった。発見された志保の特徴を持つ惨殺死体は本当彼女なのか?次々浮上する過去の殺人事件との関係が読む手を止めさせません。知らないとかなり難解ですが推理に陰陽道を取り入れているのが新鮮でした。恐怖を煽る嵐・風鈴・風車の音の描写や、住民の生々しい心理描写はさすが小野氏です。幕引きは確かに、このままあれを放置していいのか?と思いましたがそれを差し引いても十分面

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舞台は離島。結束され…

舞台は離島。結束された島人達から無事に同僚を見つけ出せるのか・・・。ホラータッチのミステリです。ホラー好き、ミステリ好きどちらの方にもお勧めです。

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明治以来の国家神道か…

明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」。女性作家の失踪をうけ、パートナーの式部はそこを訪れた。排他的な村、深まる謎、全裸の遺体・・・少しくらめのトーン。面白いけれど難しい。

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おどろおどろした感じ…

おどろおどろした感じの内容が現代の横溝っぽくて私が好きな作家の1人です。この本も因習や掟から逃れられない土着民たちの雰囲気が映画のシーンのようで大好きです。

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行方不明になった知り…

行方不明になった知り合いの女性作家・葛城志保を追って式部は彼女の履歴を辿り黒祠島へとたどり着くが、そこで次々と猟奇殺人が起こり・・・。因習に満ちている島での出来事に式部は無事志保を見つけることが出来るのか!?孤島で起こる奇妙なそれでいて恐ろしい出来事に引き込まれていきます。

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十二国記や悪霊シリー…

十二国記や悪霊シリーズ、屍鬼などいままでと少し毛色の変わった作品。島の閉鎖的な描写は屍鬼と通じるものがあるけれど、やっぱり違う。一番人間くさい話かも?

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中盤までは、面白いミ…

中盤までは、面白いミステリです。 独自の宗教と因習とを持つ、孤島を舞台にして起こる殺人事件。住民達の閉鎖的な暮らしぶりと、それに由来する独特なものの考え方は、「なるほど」と思わせるリアリティがあります。 どんでん返しも何度か仕掛けられているし、ちょっと膝を打つような捻りも効いてい...

中盤までは、面白いミステリです。 独自の宗教と因習とを持つ、孤島を舞台にして起こる殺人事件。住民達の閉鎖的な暮らしぶりと、それに由来する独特なものの考え方は、「なるほど」と思わせるリアリティがあります。 どんでん返しも何度か仕掛けられているし、ちょっと膝を打つような捻りも効いていて、喜びました。 特に中盤の後半、犯人捜しが佳境に入る頃からは、ぐんぐんと 引き込んでくれます。 探偵さんがどちらかといえば地味で、あまり「切れ」が良くないのも、この作品の場合には、合ってい

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2021/09/15

小野不由美を読みました。 実力派が満を持して放つ初の本格推理! この一行を考慮。 島、鬼、蔵の窓から簪、これは孤島の鬼です。 推理小説のセオリーでいうところチェック 犯人が冒頭から全然でてきてなかった様な。 出てきたときは、鬼探偵に吊るされリンチにあっています。不完全探偵物語。 ...

小野不由美を読みました。 実力派が満を持して放つ初の本格推理! この一行を考慮。 島、鬼、蔵の窓から簪、これは孤島の鬼です。 推理小説のセオリーでいうところチェック 犯人が冒頭から全然でてきてなかった様な。 出てきたときは、鬼探偵に吊るされリンチにあっています。不完全探偵物語。 なんか違うと思いませんか? 本格推理小説にあらずどーん。 次いってみよう。

Posted byブクログ

2019/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

被害者がどあの2人のうちどちらだったのか、よくわからなくて何度も前に戻って読み直した。こんがらがった。

Posted byブクログ

2018/10/20

いつも調査を依頼する作家の葛木志保が失踪した。残された手がかりからようやく夜叉島と言われる島を探しだした。しかしその島はかたくなに島外者を拒むところだった。そして独自の信仰、独自の神社を持っていた。それが黒祠の島。そこで何が起きたのか、式部は島の秘密を捜し求める。

Posted byブクログ