ディアスポラ(1) の商品レビュー
『魔法使い』精霊の力…
『魔法使い』精霊の力を借りて魔法を使う人々。強力な精霊に憑かれてしまったらしい少年、カ・クワン・エンと『魔法を使えない魔法使い』ユリウスの旅の始まりです。最初の事件から、ここはどこなんだろう?と思うような言葉がたくさんあります。先が気になるお話。
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精霊がいて、災厄の後…
精霊がいて、災厄の後荒れ果てた世界で暮らす人々。学校を次々たらいまわしにされるクワンの秘密とは・・。
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少年・クワンはあまり…
少年・クワンはあまりにも強い精霊に愛された為、故郷の村から旅立たねばならなかった。そして、「魔法の使えない魔法使い」ユリウスと出会う。アルティメット・ファンタジア。
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この本を買った理由は、実はとてもくだらない。 私の大好きなゲーム、「伝説のオウガバトル」にこんな章目があったから。 そして、するすると手が伸びていた。 内容はファンタジー。作者は「SF」にしたいらしいが。 しょっぱな、「てるてるぼうず」の説明がある。 「雨乞いの...
この本を買った理由は、実はとてもくだらない。 私の大好きなゲーム、「伝説のオウガバトル」にこんな章目があったから。 そして、するすると手が伸びていた。 内容はファンタジー。作者は「SF」にしたいらしいが。 しょっぱな、「てるてるぼうず」の説明がある。 「雨乞いの儀式」に使われたもので、ようするに白い布を頭からすっぽりと被って、首に縄をかけられて樹に吊される云々という生け贄儀式が簡略化されたもの、とあった。 もはや、中身は外れていてもいい。これだけで買いだ。(笑・樓主の本の選び方なんてこんなもんだよ) 強大な力を持ちながら、それをうまくコントロールできない子供。それを導く、規格外の師匠。得体の知れない、敵か味方かわかんない同行者。 ありがちだ。主人公か準主人公に無知、もしくは子供を据えないとファンタジーは世界観の説明ができないという、強固な欠点を持つ。その脇に、必ず説明できる者を配置しなきゃならない。 だから、結局「異界から来た勇者」とか「とんでもない田舎から出てきた子供」とか、あるいは「無知な(余計な知識はあっても一般常識の欠けた)深窓の令嬢」とかは必需品である。で、これは読者への親切なわけだ。 この本は「とんでもない田舎から出てきた少年」のおかげで、親切だ。 クワンというこの少年は魔法使い(雨乞い師)になるために魔法を学びにやってくるのだが、彼は火の属性の王様が守護についているため、居るだけで大干ばつを引き起こすという、可哀想な子だった。(そう、彼はどうやっても雨乞いはできない。その場から立ち去ることだけが一番良い方法) このことから考えても王様との喧嘩は必至である。(笑)
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