有限と微小のパン の商品レビュー
あーーーおもしろかった!めっちゃ時間かかったけど!ようやくS&Mシリーズ再読終わったー! 何にも覚えてなかったけど、このトリック面白いなあ〜。まんまと騙される。最後に浜辺を歩くシーンが好き。 S&Mシリーズの初読は高校生〜大学生で、あの時は真賀田四季がどちらかと...
あーーーおもしろかった!めっちゃ時間かかったけど!ようやくS&Mシリーズ再読終わったー! 何にも覚えてなかったけど、このトリック面白いなあ〜。まんまと騙される。最後に浜辺を歩くシーンが好き。 S&Mシリーズの初読は高校生〜大学生で、あの時は真賀田四季がどちらかというと苦手だと思っていたけど、大人になった今は真賀田四季好きだな〜。面白い。この後の森博嗣の世界の広がりとか、ついつい考えちゃう。直近で読んだ別シリーズが赤目姫の潮解だからかな。真賀田四季は青い目だったね。 初読のときは気にも止めてなかったと思うけど、舞台がほぼほぼハウステンボスなのもなんか嬉しい。研修でしか行ってないけど、2回のうち1回はホテルアムステルダム泊だった(はず)。しかも2回とも真冬のさっむい時期だった(多分オフシーズンだから)。懐かしいな。 AmazonからVシリーズ3冊届いたから、これも順番に再読進めて行く予定!たのしみ!
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再読。全てが装飾、全てが虚構。最後の舞台に相応しい、大掛かりな舞台設定にドキドキさせられます。萌絵ちゃんの精神状態が不安定なので、可哀想でむかむかはしましたが。現実と向き合って生きていない人間の遊びって悪趣味だなぁ。長崎のハウステンボスを想像しながら読んだので、娯楽としても良かったです。ヨーロッパの街並みを走るミニが可愛い。 四季の人間的な部分も最後だからか少し理解出来たような気がします。S&Mシリーズの締めくくりとして非常によく構成された、ドラマでした。 2020.08.04
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S&Mシリーズの最終巻。 シリーズ第1作以来の真賀田四季博士の登場です。 今から約20年前に、VRを駆使した話を書く森さんは、やはり凄い。 犀川と四季。 天才の心がわかるのは、やはり天才のみ? 四季が子守をする姿も見てみたかった…
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有限の生と、微小の死を。 ***** ついに、ついに!最終巻! S&Mシリーズ全10作の10作目(最終巻だから当たり前…)! 最終巻って、いつも読み終わると「あ~終わっちゃった・・・」という気分にさせられるけれど、今回は小説10冊に及ぶものを読んだことがなかったからか、「ついに」と身構えていたからか、「寂しい」よりも達成感の方が大きかった。 そして、私としてはラストがこれしかない、ってくらいに思えた。 先ず、登場人物リストが載る作品と載らない作品がS&Mシリーズにはあるが、今回はきちんと冒頭にあった。 それを見て、「!!」。 今回の『有限微小(略)』にはある大物ゲスト登場。 来る時べき時が来た、のでしょうか。 舞台は長崎。 萌絵の許嫁(親同士が昔、決めた)、登場。 そこで起きたという「死体消失事件」の謎も解けぬままに、新たな事件が起きてしまう。 解けない謎、不確かな自分の「存在」、「生と死」。 読んでいると、ひっぱりこまれてぐるぐるぐるぐる回されてしまうような状態に陥る森作品。 あの一作目があったから、この十作目がある。
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犀川先生と萌絵ちゃんにくっついて欲しい人生でした。 すべてがFになる。をドラマで見てから読みまして、このエピソードにドラマでキュンキュンだったものですから、同じラストを期待して読み始めたけど、ちがいました。 ドラマと小説の違いはとても、勉強になった。 この長さのこの複雑なやつを、あのドラマの枠に収めたな…すごい。 犀川先生が脳内で綾野剛再生されるので、幸せな読書時間です。
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まず…長い!半分読んでもまだ1日経過してなかったり。合わせるブックカバーないし重いし!本の感想じゃないよねf^_^; そして最後のトリックは…なんだそれでした(笑)もう笑うしかない。途中のトリックはもしかしてこうじゃない⁇ってのは当たってたんですが最後のトリックはまさかまさかでし...
まず…長い!半分読んでもまだ1日経過してなかったり。合わせるブックカバーないし重いし!本の感想じゃないよねf^_^; そして最後のトリックは…なんだそれでした(笑)もう笑うしかない。途中のトリックはもしかしてこうじゃない⁇ってのは当たってたんですが最後のトリックはまさかまさかでした。相変わらず犀川先生と萌絵ちゃんは進展しませんね〜いや少しは進展したのかな⁇
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『全てがFになる』から続くS&Mシリーズの最終巻。第一作目と同じ「虚構と現実」の差異が骨子にありながら、上質のミステリに仕上がっている。ミステリとしてのトリックは一作目の衝撃はないが、仕掛けの大掛かりさはシリーズ随一であろう。パズルのような細かなネタも楽しみを加速させる。犀川と萌...
『全てがFになる』から続くS&Mシリーズの最終巻。第一作目と同じ「虚構と現実」の差異が骨子にありながら、上質のミステリに仕上がっている。ミステリとしてのトリックは一作目の衝撃はないが、仕掛けの大掛かりさはシリーズ随一であろう。パズルのような細かなネタも楽しみを加速させる。犀川と萌絵の二人の関係が進展しそうで進展しないあたりはファンとしては残念ではあるが、人間関係は緩やかであり、またそれが人間であることの証明みたいなものなので、些細な部分ではあると思う。
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萌絵が目にした事件の真相が明らかになった時には本人以上にあんぐりしたが、憎悪を動機としない事件が起こることがこのシリーズの魅力と思い出した。英題の 'The Perfect Outsider' も最高です。俯瞰はこの事件を解くのに必要だったな。 真相を起点と...
萌絵が目にした事件の真相が明らかになった時には本人以上にあんぐりしたが、憎悪を動機としない事件が起こることがこのシリーズの魅力と思い出した。英題の 'The Perfect Outsider' も最高です。俯瞰はこの事件を解くのに必要だったな。 真相を起点とした大きな命題は今回も存在する。それは現実と虚構の微小な違いから始まり、やがて「人間」の定義に至る。読んでいる途中で彼らの存在が危うくなる。この感覚は、不穏であるのに心地が良い。 「ここ」が現実だと自信が持てる根拠は何か。考えることだけで存在を保っていられるとすると、思考の存在だけが生と同義だろうか。特に他者がいる場合、認識も重要にはならないか。この一連の問いは全くわからないのだが、わからないこと自体が面白い。今後のシリーズでも語られる「人間」については、すでに始まっていたのだと知る。 キレイな描写に思われた哲学や情景は、次の瞬間には科学の世界へ引き戻っている。感情に帰結しないのに感情が動く。もっと四季と犀川の会話を聞いていたかった。それが可能なのもおそらくは虚構の中だけなのだ。
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S&Mシリーズ最後の作品 真賀田四季の再登場! 西之園さんの婚約者?から萌絵とその友人牧野陽子と反町愛は長崎のテーマパークに招待される。 テーマパークでは過去に死体消失事件?が起きたという。勿論、西之園御一行様が滞在中に事件が起きて、その事件の裏に真賀田四季がチラ...
S&Mシリーズ最後の作品 真賀田四季の再登場! 西之園さんの婚約者?から萌絵とその友人牧野陽子と反町愛は長崎のテーマパークに招待される。 テーマパークでは過去に死体消失事件?が起きたという。勿論、西之園御一行様が滞在中に事件が起きて、その事件の裏に真賀田四季がチラホラと見え隠れする・・・ 今回も西之園さんと犀川先生が謎を解明してくれるのか?そして真賀田四季は・・・ S&Mシリーズを読むのに10年かかりました。 次はVシリーズを読みます!
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