有限と微小のパン の商品レビュー
ついにS&Mシリーズの最終作を読んでしまった。 犀川&萌絵コンビが好きすぎて、中々ラスト作に手を出すことができなかった。 ページ数も大分あり、読むのに時間がかかるかと思いきやさすが森博嗣先生。あっという間に読了。 読み終わってしまったことに寂しさを感じてしまう気持...
ついにS&Mシリーズの最終作を読んでしまった。 犀川&萌絵コンビが好きすぎて、中々ラスト作に手を出すことができなかった。 ページ数も大分あり、読むのに時間がかかるかと思いきやさすが森博嗣先生。あっという間に読了。 読み終わってしまったことに寂しさを感じてしまう気持ちもある。しかし今はそれ以上にこのシリーズに出会い、全てを読み終えることができたことを幸せに思う。読書の多幸感を味わえる時間だった。
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ようやくシリーズ最終巻。 サブタイトルが一巻と対になってるんですね。 外に外に行くと中心に戻る。 頁の多さはまったく苦にならなかったけど、所々の内容がすごく難しい。 空間把握能力が低い私は途中は諦めました。 自分が一人じゃないという感覚。 勿論今自分にそんな自覚はないけ...
ようやくシリーズ最終巻。 サブタイトルが一巻と対になってるんですね。 外に外に行くと中心に戻る。 頁の多さはまったく苦にならなかったけど、所々の内容がすごく難しい。 空間把握能力が低い私は途中は諦めました。 自分が一人じゃないという感覚。 勿論今自分にそんな自覚はないけど、もしかすると私も一人じゃないのかもしれません…
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日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴン事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は…。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あっという間に読み終わってしまってとても悲しい 面白かった〜 ミステリーの部分は最後はあっさりしていた感じがしたけれどメインは犀川先生と真賀田四季… 読んでいるこちらも萌絵や犀川先生のように不安定になりそうだった シリーズ通して言葉にしない曖昧な部分がたくさんあったけどそれにとても惹かれた… ミステリーの内容もほんとに面白かったけど哲学的な部分がとてもとても好きだ Vシリーズが楽しみ
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(2020/7/12読了) 脳化小説。 同著者のいわゆるM&Sシリーズだけど、デビュー作でもある第一話「すべてがFになる」を読み、途中全部すっ飛ばして最終話(?)を読んだわけだ。 「すべてが・・・」の副題が「The Perfect Insider」というのに対し、本...
(2020/7/12読了) 脳化小説。 同著者のいわゆるM&Sシリーズだけど、デビュー作でもある第一話「すべてがFになる」を読み、途中全部すっ飛ばして最終話(?)を読んだわけだ。 「すべてが・・・」の副題が「The Perfect Insider」というのに対し、本作は「The Perfect Outsider」という。なるほどうまくできている。 お話はVR(バーチャルリアリティー)を軸にした殺人事件で、VRを巡る哲学は読み応えあり。Perfect Outsiderの含みは、つまりVRによって人間はその場にいなくてもよくなるということだけど、結果「それはいいことである」とする立場には頷けない。(それが間違いなく来たるべき未来であるとしても) 「天才」が次々ごろごろ出て来るのを始め、できすぎたお膳立て、気持ち悪いキャラクターとかがあまり好きになれない。ミステリーだから一応最後まで読んだけど。
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各章の初めに現れる懐かしい数行がなんとも心憎い。この物語の発表された当時のVR技術を思うと著者の凄さに舌を巻く。トリックそのものはちょっとずるい気がしないでもないが、とにかくいろいろな技術は読んでいてとても楽しかった。一冊目の真賀田四季と今作の彼女とは少し違って見える。犀川と萌絵...
各章の初めに現れる懐かしい数行がなんとも心憎い。この物語の発表された当時のVR技術を思うと著者の凄さに舌を巻く。トリックそのものはちょっとずるい気がしないでもないが、とにかくいろいろな技術は読んでいてとても楽しかった。一冊目の真賀田四季と今作の彼女とは少し違って見える。犀川と萌絵、犀川と四季…ラストにこんな感情が待っているなんて思いもよらなかった。題名に戻り改めて対となる一作目を思い起こす…。10冊通して楽しい時間だった。この先のシリーズを読みたい気持ちと一作目に戻って再読したい気持ちがせめぎ合っている。
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ついに森博嗣先生の傑作理系ミステリー『すべてがFになる』のS&Mシリーズ10冊を読破した。 いまさら過ぎる読了であるが、真賀田四季をキーパーソンとした物語、堪能させていただいた。 最終巻である本書であるが、そのボリュームもさることながら真賀田四季の人知を超えた考え方や...
ついに森博嗣先生の傑作理系ミステリー『すべてがFになる』のS&Mシリーズ10冊を読破した。 いまさら過ぎる読了であるが、真賀田四季をキーパーソンとした物語、堪能させていただいた。 最終巻である本書であるが、そのボリュームもさることながら真賀田四季の人知を超えた考え方やそのセリフには脳天をゆさぶられる。 個人的にはもっと犀川先生や西之園嬢との対決をみたかったのだが・・・。 いろいろと未解決で終わってしまうのだが、犀川先生や西之園萌絵のその後などは別シリーズで語られていくのだろうか? それでは、S&Mシリーズの短編集『地球儀のスライス』を読んでからVシリーズに進んでみますか。
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再読。S&Mシリーズ最終巻。内容は殆ど覚えていたので事件の結末はわかっていたものの細部までは覚えていなかったのでそれらを確認しながら読み進められた。改めて読んでみて萌絵は第二の真賀田四季になりえたかもしれないという思いは強くなった。でもそれはあくまで可能性で終わってしまったんだろ...
再読。S&Mシリーズ最終巻。内容は殆ど覚えていたので事件の結末はわかっていたものの細部までは覚えていなかったのでそれらを確認しながら読み進められた。改めて読んでみて萌絵は第二の真賀田四季になりえたかもしれないという思いは強くなった。でもそれはあくまで可能性で終わってしまったんだろうな、なんせ萌絵ちゃんには犀川先生という人もいたからね。全体を通しての概念としてはWシリーズにも通じるものがあってまたそちらも読み返したくなった。
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S&Mシリーズラストの作品。 分厚い本でしたが左手にあるページが減るにつれてなんだか寂しくもなります。 内容は実に壮大なトリックでした。 まさかこんなトリックだったとは… 実際には不可能だと思ってしまうけどそれを考えたのが真賀田博士であれば、ありえるな、と思ってしまいま...
S&Mシリーズラストの作品。 分厚い本でしたが左手にあるページが減るにつれてなんだか寂しくもなります。 内容は実に壮大なトリックでした。 まさかこんなトリックだったとは… 実際には不可能だと思ってしまうけどそれを考えたのが真賀田博士であれば、ありえるな、と思ってしまいます。 でも今回はそんなトリックよりも犀川先生と真賀田博士の、天才2人のやりとりが面白いです。 ずっと見て聴いていたいくらいです。
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S&Mシリーズ第10作シリーズ最終作は860頁に及ぶ大作。大好きなシリーズだから、読み終わりたくなくて、読み終わるのがもったいなくてなかなか手が出せなかったけれど、読みだすと長さを感じさせないほどあっという間に読み終わった。そして、今、大きな喪失感に包まれている。 事件...
S&Mシリーズ第10作シリーズ最終作は860頁に及ぶ大作。大好きなシリーズだから、読み終わりたくなくて、読み終わるのがもったいなくてなかなか手が出せなかったけれど、読みだすと長さを感じさせないほどあっという間に読み終わった。そして、今、大きな喪失感に包まれている。 事件とその大掛かりな仕掛けそのものは、ちょっと反則技に近くて「・・・・」だったけれど、犀川助教授と真賀田四季、犀川と萌絵、それぞれの関係が一つの転機を迎える最終章。ずっと萌絵の思いを追っかけてきただけに、なんだか寂しいラストだった。 次は短編を挟んで、Vシリーズに進むけれど、このシリーズはまた、折に触れて何度も読み返したいそんな大切な作品たちでした。
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