有限と微小のパン の商品レビュー
S&Mシリーズも遂に全冊制覇してしまった……というのが今の正直な感想。 毎回毎回このシリーズの謎解きには驚かされてばかりだったのですが、今回の真相は流石に今までで一番凄かったですね……これはちょっと……普通に読んでても思いつかない、というか考えついても却下するやつだ……。 そし...
S&Mシリーズも遂に全冊制覇してしまった……というのが今の正直な感想。 毎回毎回このシリーズの謎解きには驚かされてばかりだったのですが、今回の真相は流石に今までで一番凄かったですね……これはちょっと……普通に読んでても思いつかない、というか考えついても却下するやつだ……。 そして最終巻というだけあってストーリーもボリュームがあったし登場人物も多かったですね。 個人的にまだ犀川先生と四季博士のやり取りを見ていたかったし、犀川先生の日常を見ていたいという気持ちもあったので「えっこれで終わりなの?」感が凄いのだけれど、それは別に大団円とかじゃなくてあくまでも日常の中に起こった非日常を覗いていたという感覚が強いからなのだろうか。 個人的にこのシリーズは何でもない生活の一部が切り取られている感覚があったので、だからこそこの物語に終わりを感じないのかもしれない。 あーいやでも最後まで読んで驚いたのは四季博士の多彩さ! あれをやってたの?四季博士が???と考えた所でその姿を想像して思わずにやけてしまった……いやでもあれはみんな考えると思う。 そしてやっぱり最後まで読んでみて、犀川先生と四季博士はお似合いなのではないかと思ってしまう私なのです。
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S&Mシリーズ最終作品結構なボリュームでした。 だいぶ前に書かれた作品なのですが、現在のIT技術に近いものがあったり、将来こうなるかもと思わせてくれるようなIT技術もあり、想像して読み進めるのも楽しかったです。 S&M シリーズは終わってしまいますが、犀川先生と萌...
S&Mシリーズ最終作品結構なボリュームでした。 だいぶ前に書かれた作品なのですが、現在のIT技術に近いものがあったり、将来こうなるかもと思わせてくれるようなIT技術もあり、想像して読み進めるのも楽しかったです。 S&M シリーズは終わってしまいますが、犀川先生と萌絵ちゃんの今後も気になるので、次のシリーズでも登場してくれる事を期待します。
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「朝起きて、今日は会議もない、講義もない、委員会もない、それに締切の原稿もない、電話もかかってこない。これ以上の幸せがあったら、教えてほしい」 2020/7/27読了(再読) 上記の台詞、「あとは……、昨日の夜、変な事件さえ起きなかったら、完璧だった」とオチる。物語自体のオチは...
「朝起きて、今日は会議もない、講義もない、委員会もない、それに締切の原稿もない、電話もかかってこない。これ以上の幸せがあったら、教えてほしい」 2020/7/27読了(再読) 上記の台詞、「あとは……、昨日の夜、変な事件さえ起きなかったら、完璧だった」とオチる。物語自体のオチは記憶していたものの、事件の内容は不思議と覚えておらず、半分初読のような感覚で読めた。それにしても、全面的に同意出来る犀川先生のお言葉である。
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終盤に博士の正体がわかってなるほどここにいたのかとスッキリすることができた。 学問的な問答が多くミステリを求めている読み進めて少しがっかりしたのは正直なところ。 そういった要素も面白かったが、ミステリ小説という括りで見てこの評価にさせていただく。 登場人物達のこれまでのストーリー...
終盤に博士の正体がわかってなるほどここにいたのかとスッキリすることができた。 学問的な問答が多くミステリを求めている読み進めて少しがっかりしたのは正直なところ。 そういった要素も面白かったが、ミステリ小説という括りで見てこの評価にさせていただく。 登場人物達のこれまでのストーリー物としてみると⭐︎5だなとは思う。
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とても面白かった。 しかし分厚い。文庫本で読んだけれど、これじゃ辞書だ。 すべてが〜を読んだ時にも思ったが、真賀田四季博士は天才とはいえまともな人格では無いみたいなのに、普通の人として潜伏できるものかなぁ?
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姪がお気に入りのシリーズということで、読み終えました。 どのお話も面白かったのですが、やはり難しいところが多かったです。 姪(理系)が気に入っている理由がなんとなくわかりました。 「三体」を読んだ時に感じたのと同じ感覚。 SFとミステリーという違いはあれど、外への探究はいずれ内...
姪がお気に入りのシリーズということで、読み終えました。 どのお話も面白かったのですが、やはり難しいところが多かったです。 姪(理系)が気に入っている理由がなんとなくわかりました。 「三体」を読んだ時に感じたのと同じ感覚。 SFとミステリーという違いはあれど、外への探究はいずれ内側へ戻ってくる、という感じの哲学を感じました。 シリーズを通しての感想だけ、備忘録として残しておきます。
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作中で経過している時間は このシリーズの中で一番短いのかもしれない それなのにこのシリーズの中で一番厚い物語 それなのに直ぐに読み終わってしまうくらい読みやすい 文字が多いページ 詩の様な散文の様な部分 では この物語の本質はどこなのか? この物語の装飾はどこなのか? 行動だけを追いかければ事実だけが見えてくるのに 登場人物の頭の中 作者の頭の中 データという形で記録という形を読んではいるけど そこに漂っている 思考、流れる思いに どこまで感じられるのか 言葉に還元できないところに 思考はある 言葉で考えていると思えるのは忘れないため 言葉にしてくれるから、 物語になってくれて読むことはできるのに 言葉だけでは終わらない物語
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そんなよアリー?!?!と思いつつもやっぱり面白かった。 そしてやはり彼女が出てくるとぐんと面白くなる。 真賀田四季博士を作り出す森博嗣の頭の中が気になる。
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あんまり刺さらなかった。とくに事件の顛末はちょっと好みでなかった。 S&Mがどうなるかシリーズ最終でなにか結末らしきものがあるか期待したがそれもなく。。うーんこれが作者らしさでもあり。二人の関係がなければここまで読めてない可能性もある…… シリーズでは全てがFになるが綺麗にまとまりがあり、封印再度が面白かった。次点で今はもうない かな。続きシリーズと短編も読む予定
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第10弾 真賀田博士が出てくると、気になり過ぎて途中で止められない。 犀川先生も博士に囚われてる。博士の目的も犀川先生。 これはいつか着地するのだろうか。 こんなにも壮大な時間なのに、その解決はさくっとしていて、驚くことはたくさんあったのに。 ふたりのことが気になりすぎる。 どうしてこのふたりはそんなに結び付いているのか・・・
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