マネジメント エッセンシャル版 の商品レビュー
数年ぶりに読み返してみました。前に読んだ時はピンと来なかったところが、実感を伴って理解できるようになってるって箇所が多々あったので、僕も大人になったのだなあと思いました。 なんというかドラッカーの、まるで自分は全知全能の存在であるかのような迷いの無い断言口調は、クセになるものがあ...
数年ぶりに読み返してみました。前に読んだ時はピンと来なかったところが、実感を伴って理解できるようになってるって箇所が多々あったので、僕も大人になったのだなあと思いました。 なんというかドラッカーの、まるで自分は全知全能の存在であるかのような迷いの無い断言口調は、クセになるものがあるので、宗教にハマる人の気持ちはこういうことなのかもしれません。 ただ、「仕事ではこうやればOK!正解!」という答えを与えてくれるわけではなく、あくまで一方的に思うことが述べられているだけなので、そこから何を見出すかは読み手次第という、ある意味ずるい本です。
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○マネジメトは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない。 ○働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには、①生産的な仕事 ②フィードバック情報 ③継続学習 が不可欠 ○成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測で...
○マネジメトは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない。 ○働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには、①生産的な仕事 ②フィードバック情報 ③継続学習 が不可欠 ○成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。 ○人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは費用であり、脅威である。しかし人はこれらのことゆえに雇われるのではない。人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。 ○人は最大の資産である。 ○自己目標管理の最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。自己管理は強い動機づけをもたらす。適当にこなすのではなく、最善を尽くす願望を起こさせる。 ○働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。 ○組織の目的は、人の強みを生産的なものにすることである。 ○組織とは、個としての人間一人ひとりに対して、何らかの貢献を行わせ、自己実現させるための手段である。 ○あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、間違いや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みが無いことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くの間違いをおかす。優れているものほど新しいことを試みる。 ○トップマネジメントのメンバーはそれぞれの担当分野において最終的な決定権をもたなければならない。 ○トップマネジメントのメンバーは自らの担当以外の分野について意思決定を行ってはならない。 ○トップマネジメントのメンバーは仲良くする必要はない。尊敬し合う必要もない。ただし攻撃し合ってはならない。 ○トップマネジメントはチームである。 ○真摯さを絶対視して、初めてまともな組織と言える。
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難解。ただ、言い回しがそうさせている。翻訳者は理解しているのだろうが、伝え方のプロではないのだろう。読解力のない私にも分かり易い翻訳をしてくれたら、もう少し理解できたと思う。
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企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。
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マネジメントの使命、成果。マネジメントの方法、マネージャ・技能:意思決定・コミュニケーション・管理・組織。マネジメントの戦略。マネジメントのパラダイムシフト。
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「その組織が何か?」ではなく、「その組織は何をなすべきか。機能は何か。」 顧客が価値を認め購入するのは、物やサービスではない。物やサービスが提供するもの、起用である。 「私達は何を売りたいか」ではなく、「お客様は何を買いたいか」 「私達の製品やサービスにできることはこれであ...
「その組織が何か?」ではなく、「その組織は何をなすべきか。機能は何か。」 顧客が価値を認め購入するのは、物やサービスではない。物やサービスが提供するもの、起用である。 「私達は何を売りたいか」ではなく、「お客様は何を買いたいか」 「私達の製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「お客様が価値ありとし、必要としているのはこれである」 利益は目的ではなく条件であり、結果である。 収益が見込める事業すべてに進出すべきであるとはかぎらない。 しかし、企業は高い利益をあげて、初めて社会貢献を果たすことができる。 「われわれの事業は何か、何になるのか、何であるべきか」は成功している時こそ問いかけるべき。 市場において目指すべきは最大ではなく最適。 マーケティング、イノベーション、経営資源の目標。 特に良質の人材と資金を引き寄せることができなければ、企業は永続できない。産業全体として見ても、その衰退の兆候は、有能でやる気のある人間に訴えるものを失うことである。 ・既存の製品の新しい用途を見つけることもイノベーション。技術的には、既存の製品があるだけで、イヌイットに凍結防止のために冷蔵庫を売ることは、新しい工程の開発や新しい製品の発明に劣らないイノベーションである。 ・キャデラックのこきゃくは、キャデラックを輸送手段ではなくステータスとして買う 利益の計画とは、極大化ではなく、利益の必要額についての計画でなければならない。 戦略計画とは、リスクを伴う意思決定を行い、その実行に必要な活動を組織し、活動の成果を期待したものと比較測定するというプロセス。 戦略計画は、可能性とその範囲を見つけようとする予測ではない。可能性そのものを変えること。 問題は、「明日何をなすべきか」「明日何が起きるか」ではない。「不確実な明日のために今日何をなすべきか」である。 経済活動とは、現在の資源を不確実な期待に賭けること、リスクを冒すことである。得るべき成果と比較して冒すべきリスクというものが必ずある。より大きなリスクを負担できるようにするのが、戦略計画。 生産性とは、経営資源の活用の程度とその成果。 社会性の目標は、単なるよき意図の表明ではなく、企業の戦略に組み込まなければならない。マネジメントが社会に責任を追っているためではなく、マネジメントがまさに企業に責任を持っているため。 効率によって成果を手にすることはできない。 成功は失敗よりも捨てることが難しい。愛着を生み、思考と行動を習慣化し、過信を生む。意味のなくなった成功は、失敗よりも害が大きい。 仕事の生産性をあげるうえで必要とされているものと、人がいきいきと働く上で必要とされるものは違う。したがって、仕事の論理と労働の力学の双方に従ってマネジメントしなければならない。働く者が満足しても、仕事が生産的に行わなければ失敗である。逆に仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働けなければ失敗である。 仕事とは何か。 ①作業を明らかにし、論理的な順序に並べること ②個々の作業を一人ひとりの仕事に一人ひとりの仕事を生産プロセス組み込む ③管理の手段を組み込む プロセスの変更の必要を知る ・技能や知識など仕事へのインプットからスタートしてはならない。それらは道具にすぎない。いかなる道具を、いつのために使うかは、アウトプットによって規定される。 ・アメとムチによるマネジメントはもはや有効ではない。いかなる国でも通用しない。アメさえ、人を動かす誘因とはなりえなくなった。 仕事のうえの人間関係は、尊敬に基礎をおかなければならない。 ・権限による組織化ではなく責任による組織化 ・生産的な仕事、フィードバック、継続学習は、働くものが責任を持つための基盤。したがって、それはマネジメントの責任であり、課題である。 ・自らや作業者集団の職務の設計に責任を持たせることが成功するのは、彼らが唯一の専門家である分野において、彼らの知識と経験が生かされるからである。 ・われわれには誰もが自らをマネジメントの一員と見なす組織をつくりあげるという課題がある。 ・給与を払い続けても、仕事を与えなくては失業と同じ不安を与える。 ・マネジメントは権力を持たない。権限と責任を持つだけ。 ・働く者に主体的に成果をあげさせる。 ・人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。 ・社会的責任について。本来の機能の遂行という最大の責任を果たさないならば、他のいかなる責任も果たせない。社会的活動に着手する上で必要な利益の最低限度を知っておかなければならない。
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『もしドラ』を読んでドラッカーに興味を持った。 端的に感想を言えば「なんか難しくてよく分かんないや」です。 専門用語が多く、難しい書き回しで、僕はほとんど理解できませんでした。 難し過ぎて飽きてきて、ほとんど流し読みになりました。最後は全く読んでないです。 マネジメントの「教科書...
『もしドラ』を読んでドラッカーに興味を持った。 端的に感想を言えば「なんか難しくてよく分かんないや」です。 専門用語が多く、難しい書き回しで、僕はほとんど理解できませんでした。 難し過ぎて飽きてきて、ほとんど流し読みになりました。最後は全く読んでないです。 マネジメントの「教科書」です。難しい。逆に言うとそれだけ奥深いのかもしれません。 もっと知識が付き、読書力が上がったら再読したいですね。
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企業経営のマネジメントというより,組織全般に関する「マネジメント本」です。 学校や家族,その他のコミュニティでも応用可能なマネジメント本。一読の価値あり。
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「もしドラ」の主人公が読んでいたマネジメント書。 書いてある内容に関してはごもっともな内容で組織のあり方など多岐な角度から見ていて、ためになると素直に思えると同時に読みにくさも感じる。 元が英文で書かれているものなので訳し方がネットの翻訳ソフトでやったような感じでぶつ切り。 具...
「もしドラ」の主人公が読んでいたマネジメント書。 書いてある内容に関してはごもっともな内容で組織のあり方など多岐な角度から見ていて、ためになると素直に思えると同時に読みにくさも感じる。 元が英文で書かれているものなので訳し方がネットの翻訳ソフトでやったような感じでぶつ切り。 具体的な方法などもなく概論を永遠に箇条書きされてるようなもの。 元祖がこっちでももしドラの方が噛み砕いている分、作者の意図が伝わってくる。
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