本当は知らない の商品レビュー

高里椎奈(著者)

『ミステリ』と『妖怪…

[文庫ＯＦＦ]

『ミステリ』と『妖怪』をミックスしているこのシリーズならではの御噺。

シリーズ第７弾。ある…

[文庫ＯＦＦ]

シリーズ第７弾。ある病院で起きている患者の相次ぐ失踪事件。妙なメールを受け取った複数の人物たちがネット上から不自然に姿を消している謎。そして惨殺事件。絡み合う三つの事件の本当の犯人は誰なのか・・・。さすが秋だなあと思いました。座木を見事に騙した柚之助もすごいです。そして、リベザルの過去のお話は読んでいてつらかったです。リベザルもお祖母ちゃんも悲痛な思いだったでしょうね。人生ってうまくいかないなと切なくなりました。

これは「薬屋探偵妖奇…

[文庫ＯＦＦ]

これは「薬屋探偵妖奇談」ならではの物語ですね。３つの事件がどこへ収斂していくのか？　「本格」「トリック」にこだわる人にはお薦めできません。秋や直哉、リベザルの人情（？）話が大好きな人はどうぞ。

前作でちょっとしたキ…

[文庫ＯＦＦ]

前作でちょっとしたキーパーソン的登場人物だった、直哉が再び登場。どういう理由があれ、悪いことは悪いからちゃんと反省しなければならないけれど、彼の人間性や性格がとても好きです。なんか秋とも結構馬があってるようで、最後に少し二人の間に動きがあるんだけれど、なんか彼なら秋の生涯の友になれるかな、と思いました。

2021/12/30

いつのまにか、登場人物は妖怪ばかり。本編に出てるけど登場人物欄に書かれてない妖怪もいる。たとえばドイツの妖怪ヘラ。彼女は、人間の妖気？を食料にする。なので、病院に住んでる。規則正しい生活を送ってる人々が集まってるので食べやすい。しかし、人に目に見えた危害を加えるわけではないｗ　今回彼女のおかげで解決までスムーズ。
事件は行方不明者多数。でも自分で出て行った感あるので警察動かない。そのうち、内臓のみ残される。どの内臓だろうって思った。書かれてないから。
エヘウーシュカ。誰？　人間を食べて肝臓のみ残す妖怪。秋が薬飲ませる。妖怪はこっそり共存せねばならぬのだよ・・

2017/03/19

薬屋再読週間。

相変わらず記憶力が曖昧なので「あれ、この人こうだったような……」くらいは思いつつ、新鮮な気持ちで読めました。

1章前半のシーンはこの巻だったか……ものすごい好きなエピソード。秋ゼロイチシバカイの関係いいなぁ……

秋と前作で別れた直也との関係がうまく収まり、
それによってリベザルも救われ、
ゼロイチも友情()出演し、
最終的にはザギの秋愛がすごい……こう、重く終わりました（笑）

事件自体もあちこちで一見無関係そうなものがたぐり寄せられ一つの答えが導かれる感じ……面白かったです。

個人的には「キスしてくれたら～」の件が章のタイトル『動揺(フリーズ)』通りフリーズもんでした。あれをいえばザギは黙るよ、って話していたのか？もしかして定番のやり取りなのか？？？おねーさんはドギマギしてました（笑）

ものすごくどうでもいいですが、エヘさんのシーンはなんとなくもののけ姫が甦りました。どうでもいい。

2011/07/26

「退屈凌ぎではない、映画の様な人生を」。このメールを受け取って、ネット上から消えた8人の謎を追う車谷エリカと道長円。病院から失綜した11人を調査する座木とリベザル。4人の惨殺事件を捜査する高遠と葉山。三つの事件が絡み合い錯綜するなか、傍観を決め込む秋だが……。

2011/06/26

だぁぁぁ！もう！
というのが最初の一声でした（苦笑）
秋が病気？！
シャドウの二人と飄々としている刑事高遠、
座木のシャドウとの共同作戦。
リベザルの大健闘。
秋と直也の関係。
柚之助の変化。
ダッシュして転げるように出てきたリベザルに扮した
柚之助にそんな事情があったとは～！！

でもって、リベザルのキュンと切ない過去。
座木の苦しいまでの秋への切ない思いの吐露。

「本当は知らない」

すべてを知り尽くしているような風の秋にも
知りえないこともある。

シリーズを通して胸を締め付けるような
せつなさを抱いた一冊でした。

2010/08/16

知っていること、識っていること、見たこと、見たいこと、信じたくないこと…
本当に、本当ってなんでしょう。

2009/10/07

大量失踪事件。
シャドウと薬屋と刑事がそれぞれ頑張る。コンピューターとかネット、あと宗教（笑）
御兄弟が地味に好きです。