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ぼくらはみんな生きている の商品レビュー

3.9

32件のお客様レビュー

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2013/03/13

ドラマとかで観たイメージしかなかった記憶喪失という認識を変えられた一冊。 記憶喪失って記憶が一部分なくなるんだと思ってた。 しかし彼は全てを忘れてしまった。 みんなのことも自分のことも、食べ方もトイレのいき方も、言葉までも。 周りの悲しみも本人の戸惑いも想像を絶するものだったと...

ドラマとかで観たイメージしかなかった記憶喪失という認識を変えられた一冊。 記憶喪失って記憶が一部分なくなるんだと思ってた。 しかし彼は全てを忘れてしまった。 みんなのことも自分のことも、食べ方もトイレのいき方も、言葉までも。 周りの悲しみも本人の戸惑いも想像を絶するものだったと思う。 普通に生きていること 昨日を知っていること 明日がくること 当たり前がこんなに大切なことなのだと知りました。

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2012/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶をなくすということは、名前や記憶だけのみならず、人格までもなくしてしまうということなのだと知りました。才能などは持って生まれるものではなく培っていくものだとわかりました。人生をやりなおすというのは簡単ではない。それでも生きる術を一から覚えていく。著者の実体験が興味深い一冊です。

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2012/07/21

記憶喪失なんて、物語だけかと思ってたけど…本当にあるんだな、と。そして、そんなに簡単なことじゃないんだなと。

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2012/03/13

事故による記憶喪失から人生を取り戻す過程を記した手記。言葉の意味や文字も失われた状態から、社会性を身につけ、復学し、就職へと進む姿は感動。そして、それを支えた家族。電車でおもわず涙ぐむ。ドラマで安易に使用される設定は、実は深刻な後遺症であることに気づかされる。

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2012/02/10

こういう本は評価をつけられるようなものではないですね。 基本的に自伝的な本は苦手だけど、記憶がなくなってしまった人が、言葉や観念をどう捉えるていくのか気になって購入

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2011/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶喪失になった青年の手記。 記憶喪失というのはお話の中では知っていたが 実際どういうものかという体験記はなかなかお目にかからない。 そういう点で、非常に貴重な本(記録)だと思う。 「何年か前までは、  自分が誰かもわからなくて、  これは何、あれは何と聞きまくり、  嫌なことがあると真夜中に家出して、  みんなを困らせていた」 非常に克明に描かれた記憶喪失後の日常。 それが最後には、 「今のぼくには失くしたくないものがいっぱい増えて、  過去の18年の記憶よりも、  はるかに大切なものになった。」 と言えるまでになる。 「今いちばん怖いのは、事故の前の記憶が戻ること」 人間にとって、過去の記憶が及ぼす影響の大きさを 感じた。 記憶はアイデンティティに直結するのだ。

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2011/10/16

以前彼の特集をやっていて興味を持って読んでみました。 うーん、でもなんかあんまり伝わってこなかったですね。 正直TV(映像)の方が伝わってきた。 物の存在自体の意味すらわからず、食べる・寝るの意味もわからず。とても大変だったろうなぁ~というのはわかるのですが。 本人の手記よりもお...

以前彼の特集をやっていて興味を持って読んでみました。 うーん、でもなんかあんまり伝わってこなかったですね。 正直TV(映像)の方が伝わってきた。 物の存在自体の意味すらわからず、食べる・寝るの意味もわからず。とても大変だったろうなぁ~というのはわかるのですが。 本人の手記よりもお母さんの語りの方が状況を掴みやすかったです。

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2011/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半は読んでいて胸が痛くなることが多かった。哲学的な話かもしれないけど、過去の記憶を全て失ってしまっても、やはり自分は自分なのだろうか。過去の記憶が甦ることはあってもそれはまるで他人の記憶のようだったっていうような文もあった。 何もかもを忘れてしまった状態からひとつひとつ積みあげて、大学を卒業し、職人になった著者の苦労と努力を思うと、本当に尊敬する。支えた家族もすごいな。

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2011/04/05

テレビで出演されているのを見て気になって読みました。 人生は素晴らしいんだよと私たちに伝えるために、神様に生かされた御方だと思いました。 他の著書も読んでみたいです。

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2011/03/21

交通事故に遭った作者は奇跡的に意識を取り戻したものの、全ての記憶を失っていた。 脳の中は、生まれたばかりのまっさらな状態で、全てが未知のものである。人間はこうしてものを捉え、このように自分の中で解釈していくのかと驚きの連続だった。 『かあさん』という言葉と概念が結びつく瞬間の...

交通事故に遭った作者は奇跡的に意識を取り戻したものの、全ての記憶を失っていた。 脳の中は、生まれたばかりのまっさらな状態で、全てが未知のものである。人間はこうしてものを捉え、このように自分の中で解釈していくのかと驚きの連続だった。 『かあさん』という言葉と概念が結びつく瞬間の記述は、胸にぐっときた。

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