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V字回復の経営 の商品レビュー

4.3

55件のお客様レビュー

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2011/02/06

会社への不満は誰でも言えるが、実際に会社を変革させるのってもの凄く難しい。ロジックも大事だけど、その会社の内部まで入り込んで、根本的に課題を把握する事はもっと大事。 戦略を実行するのは人であり、その人の気持ち、集団の連帯がいかに大事か痛感させられる。 「商品別損益がボトムライ...

会社への不満は誰でも言えるが、実際に会社を変革させるのってもの凄く難しい。ロジックも大事だけど、その会社の内部まで入り込んで、根本的に課題を把握する事はもっと大事。 戦略を実行するのは人であり、その人の気持ち、集団の連帯がいかに大事か痛感させられる。 「商品別損益がボトムラインで語られていない。担当者レベルの『赤字に鈍感』の集合体が組織全体の危機感不足を構成している。」 「開発者がマーケティングや市場での勝ち負けに鈍感になっている。何が『良い商品』なのかの定義が社内でずれている事に気づいていない。どの答えが正しいかは顧客が知っている。」 「顧客メリットの構造、顧客の購買ロジック」 「分類手法が大事なのではなく、皆が参照すべきコンセプト、認識の共通基盤が必要。そうしなければ集団として現実を整理する事はできない。」 「社員のものの見方がバラバラだから混沌とする。」 「経営者はコンセプトを提示しろと言われたって、簡単ではない。モグラたたきをする以外にどうして良いか分からない。この混沌を整理し、ストーリかしないと見えてこない。」 「開発、生産、販売のサイクルを早める。」 「カンバン方式は単なる在庫減らしの手法ではない。時間の価値と言う新しい戦略要素を追求する手法である。企業は時間の戦略を追い求める事によって、新たな競争優位を構築する事ができる。」 「『経営の面白さ』『経営の創意工夫』に生き甲斐を見いだすべき日本のエリートの多くが、分業の機能別組織に閉じこもり、椅子の足だけ作っているパーツ職人になっているのではないか。」 「小さなビジネスユニットなら、今よりも、みんなが顧客を近くに感じるようになる。それで皆の切迫感が高まる。自分で商売の基本サイクルを早くまわそうとするだろう。」 「戦略のストーリーが組織末端まで伝わっていない。戦略連鎖が崩れている。ビジネスユニットの中で戦略連鎖がつながれば、全体戦略、開発戦略、営業戦略、営業活動などが矛盾や切れ目無く繋がり始める。」 「経営風土を変える為に『風土改革をしよう』とか、意識を変える為に『意識改革をしよう』などとそれ自体を目的化したところで、業績向上に巡りつく事は難しい。」 「社員のマインド・行動を束にするには、1.明確な戦略が示される事、2.社員が迷い無く走れるようにシンプルなビジネスプロセスがくまれていること、この2つがカギだ。」 「問題を生み出しているメカニズムが見えてきたら、それをなるべく単純化して、『原因ロジック』を描く。よけいな要素をそぎ落とし、悪さを生み出している根本原因を絞り込むのである。原因ロジックが単純であれば改革のシナリオも単純になる。」 「ユーザーの経済メリットは、さまざまな要素が複雑に作用している。正確に論じる為には、ユーザーの仕事内容を裏側まで良く知っていなければならない。」 「戦略ストーリーを具体的な実行管理ツールに落とし込み、現場末端の活動にまでフォロー体制が連動するように工夫する。」

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2011/02/03

非常にリアリティに富んだ改革ストーリーでした。先の展開がどうなるか気になり、一気に読んでしまいましたが、随所に入る著者の他書の引用が宣伝っぽく、それで★ -1 としました。

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2010/09/17

日本の古い体質の企業を、強いリーダーシップと、 発掘した優秀なミドルとで変えていく物語。 著者の経験に基づいていると言う。 読み物形式なので一気に読ませる。 サラリーマンなら自分や自分の会社に当てはまる、 と感じるところが多いだろう。 それなのに、このような改革が行われる会...

日本の古い体質の企業を、強いリーダーシップと、 発掘した優秀なミドルとで変えていく物語。 著者の経験に基づいていると言う。 読み物形式なので一気に読ませる。 サラリーマンなら自分や自分の会社に当てはまる、 と感じるところが多いだろう。 それなのに、このような改革が行われる会社はいまだ少ない。 いかに会社内でのリーダーシップ発揮が難しいか。 ミドルが、自分が経営者であると言う自覚を持って 会社を変えていくというのは大変難しい。 そういう環境を与え、試練を与えないと無理。 風通しがよく、会社戦略や自分がやるべきことが明確な 会社の業績が伸びるというのは当然だが、 誰もしようとしない。

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2010/08/08

書評はありません。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 改革コンセプト1=「商売の基本サイクル」創る→作る→売る 改革コンセプト2=「勝ち戦の循環」伸びるセグメントへ参入→競合より先に参入→勝つまで集中勝負→セグメントでNo1...

書評はありません。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 改革コンセプト1=「商売の基本サイクル」創る→作る→売る 改革コンセプト2=「勝ち戦の循環」伸びるセグメントへ参入→競合より先に参入→勝つまで集中勝負→セグメントでNo1→成熟期になる 改革コンセプト3=ビジネスプロセス、戦略、マインド行動 5つの連鎖=「価値連鎖」「時間連鎖」「情報連鎖」「戦略連鎖」「マインド連鎖」 単一商品で利益性を管理する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1章 見せかけの再建 第2章 組織の中で何が起きているか 第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す 第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか 第5章 熱き心で皆を巻き込む 第6章 愚直かつ執拗に実行する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/f650a48393334d94.png

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2010/07/14

やたらと出席者の多い大会議。ダメ会社症候群の典型! 事業の原点は、商品やサービスを顧客に買っていただくことである。そこで会社は、開発→生産→販売→顧客のサイクルを回して顧客に商品やサービスを届けている。 競争企業のそれぞれの「創って、作って、売る」は顧客のところでぶつかり...

やたらと出席者の多い大会議。ダメ会社症候群の典型! 事業の原点は、商品やサービスを顧客に買っていただくことである。そこで会社は、開発→生産→販売→顧客のサイクルを回して顧客に商品やサービスを届けている。 競争企業のそれぞれの「創って、作って、売る」は顧客のところでぶつかり合い、そのせめぎ合いの中で、顧客はいずれかの企業を取引相手として選択し、商品やサービスを購入する。 顧客の様々な要求を再び社内の「創って、作って、売る」の組織に乗せ、いかに迅速に顧客に返すことができるか。この回し(サイクル)を、社内が緊密に連携し、競合企業に打ち勝つスピードで行うことができれば、その企業は次第に競争相手を凌駕していくことになる。

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2010/07/11

ずいぶん前に読んだ、レバレッジ・リーディングで本田直之氏が推薦していた本で、なかなか読む気になれなかった一冊でしたが、今回、仕事がらみで、読んでおく必要があるなと感じ、読むことにしました。 実際読んでみて、のめりこんでしまいスラスラ一気に読んでしまいました。 うちは小さい会社です...

ずいぶん前に読んだ、レバレッジ・リーディングで本田直之氏が推薦していた本で、なかなか読む気になれなかった一冊でしたが、今回、仕事がらみで、読んでおく必要があるなと感じ、読むことにしました。 実際読んでみて、のめりこんでしまいスラスラ一気に読んでしまいました。 うちは小さい会社ですが、経営者の苦労は意気込みがヒシヒシと伝わり、学ぶ点が大いにある本でした。

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2010/06/23

2010.6.23 経営危機に陥った大企業の事業部。2年間で事業を黒字化、さもなければ事業部は消滅という条件下での改革ストーリー。 7年間の累積赤字が150億円の状態から、2年目で経常利益5億円達成。 基本ストーリーに沿って、各登場人物の目線や、危機の症状と再生のためのポイン...

2010.6.23 経営危機に陥った大企業の事業部。2年間で事業を黒字化、さもなければ事業部は消滅という条件下での改革ストーリー。 7年間の累積赤字が150億円の状態から、2年目で経常利益5億円達成。 基本ストーリーに沿って、各登場人物の目線や、危機の症状と再生のためのポイントが織り交ぜられており、読みやすい。 個人的に響いたポイントは3つ。 ・商売のサイクル「創って、作って、売る」の流れの全体最適化。 ・各人が組織の問題を自分事として捉え、現状把握し、目標を理解すること。 ・トップの情熱と胆力の重要性。 あ、一番大事なことを忘れていた。 「人も組織も変われる」ということ。 何よりここが一番大事なところだと思う。俺も変わってやる!

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2010/06/17

友人との読書会でテーマ図書に選んだ一冊。まず一つのストーリーというかドラマとして読んでいて引き込まれる。実際にコンサルタントとして企業トップと共に経営に取り組んできた著者だからこそなせる、臨場感のある記述が満載だと思う。 大きな組織を「改革」することの難しさを、何も知らない学生が...

友人との読書会でテーマ図書に選んだ一冊。まず一つのストーリーというかドラマとして読んでいて引き込まれる。実際にコンサルタントとして企業トップと共に経営に取り組んできた著者だからこそなせる、臨場感のある記述が満載だと思う。 大きな組織を「改革」することの難しさを、何も知らない学生が読んでも痛感させてもらえる一冊である。正直、社会に出て主人公たちの様に結果を残せるのか自信が無くなる。

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2010/06/17

あらたに経営者の立場になった方にはお薦め。著書の持論は企業再生をやってはじめて、経営者は育つ。というのも。実際に再生というのは、一回死んで行き帰るために途方もないエネルギーと経営資源が必要になるし、かつ生き残るためにあらゆる角度から、あらゆる機能、組織を見直す必要があるので、経営...

あらたに経営者の立場になった方にはお薦め。著書の持論は企業再生をやってはじめて、経営者は育つ。というのも。実際に再生というのは、一回死んで行き帰るために途方もないエネルギーと経営資源が必要になるし、かつ生き残るためにあらゆる角度から、あらゆる機能、組織を見直す必要があるので、経営者としてはこれ以上勉強になることはないということだと思う。この本は、ケーススタディ的にそのプロセスを実感しつつ、鍵となるフレームワークやチェックリストが学べる実践的な本である。

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2010/05/16

1003後半読了。 NRIの梶川さん?に聞いて読む。 志望理由にかんしてかなりえいきょうをうけた。 人のポテンシャル、というのは、この就活でばっちりフィットはしないかもしれないが、俺の根底に思う気持ちを発掘できたという点で非常にインパクトのある一冊だった。

Posted byブクログ